2020年1月5日日曜日

電流はとれないが、プラスマイナス電源をUSBから作る

バッファアンプとしてオペアンプを一個だけ動かそうとしたとき、プラスマイナス電源が必要な時があります。
必要な電流は数ミリアンペア程度なので、そんな時に手軽に電源を作るのにこんな方法で解決できそうです。
発信周波数が10kHzとオーディオ領域にまるかぶりですので、この後適切なLPF等を追加してノイズ対策が必要です。
出力電圧は、途中に入ったダイオードのVfの分は下がります。正負のバランスは、運任せ(笑)なので、正確ではありません。

ブレッドボードで組んでみました。
電圧を表示させているLED電圧計の消費電流が11mA程度で、すでに正電圧+負電圧で15.5Vですのでかなりの電圧降下があります。

試しに、抵抗を負荷にして実測してみました。
左から負荷に与えた抵抗 その時の正電流,負電流 正電圧,負電圧です。
10kΩ 0.9mA,1.0mA    9.39V,9.27V
  1kΩ 8.8mA,8.0mA    8.67V,7.76V
330Ω 19.1mA,14.4mA 6.32V,4.47V
 この感じだとおよそ5mA程度までで使うのがよさそうに思います。


2020年1月2日木曜日

PCM2704 NFJ kit のセラコンをフィルムに変更

7月に買って使っていたNFJのPCM2704を使った、DAC。
音楽データが流れると思われるところは、初めからフィルムにしていました。

お休みで、せっかく時間があるので、この際だから全部フィルムに交換してしまおうと思い立ち、交換しました。

こんな時、はんだ吸取り器は本当に役に立ちます。

買っておいてよかったと、今まで何回思ったでしょうか。
とにかく楽に部品が外せます。
特に、スルーホールの基板だと、これがないと、なかなか外すのは大変ですね

これでセラミックコンデンサを使っているところはなくなりました。
交換したところは、デジタル部と電源部だったりするので、耳で聴いてわかるほどの効果があるとは思えませんが、気になっていたので、すっきりしました。

そう、覚書として、このDACのオリジナルからの変更点を
最初は

  1. C9,17:出力カップリングを470μF
  2. C19:470μF10V OSCON
  3. C18:1000μF
  4. C8:1000μF
  5. C10:1000μF
  6. C22:C19とパラになっている0.1μFをフイルムへ
  7. C13-16:1μFをメタライズドフィルムへ
といった感じにしてました。
今回残りのC2,3,21,23,25をフィルムに変更しました。

他には、出力カップリングコンデンサの後にLPFをつけています。
定数は、インダクタが4.7mHでコンデンサが3300pF,Q調整用の抵抗が1.5kΩです。
そう、あのぺるけさんのページでの定数をそのまま使いました。
本当は、バッファアンプをいれるのが良いのでしょうが、なかなか敷居が高くて(面倒でが正解?!)まだやっていません。なので、この後に続くアンプの入力抵抗は50kΩ以上必要です。

実のところ、今、まさにこのDACを使ってヘッドフォンアンプをつないでいるのですが、初段がバイポーラなので入力抵抗(ボリューム)が10kΩとインピーダンス低めです。

ま、いっか(笑)

最初に作った時の音出しの風景。この時の音に関係する1μFコンデンサはすべてセラコンだったので、本当にキンキンしてびっくりしました。
みんなの言っていることは本当だったんだなと。。。。

フィルムに変えたら、それこそ、落ち着いた音になりました。

おわり。