2020年11月1日日曜日

小出力デジタルアンプ(PAM8403)の音が意外に良かったので③

ミュートピン制御で電源のON,OFFポップノイズを対処する

PAM8403にはミュートピン(5pin)とシャットダウンピン(12pin)があります。これらのピンは基板内で通常はVDDに直結されているようです。

ボリューム付きの基板



パターンカットでいければよいのですが、この基板の場合足上げしないとミュートピンをフリーにできませんでした。ここからリード線をはんだしてピンヘッダへとつなごうとしましたが、、、ちょっとくいって動かしただけで、足がポキッと折れてしまいました。失敗です。。。
せっかく足上げしたのに・・・・・・

ミュートの実験は別の基板を使ってすることになりました。。。。


なんと10枚も手に入れてしまいました。ほんとうは2枚ぐらいでいいのに・・・・
この基板の回路図をさがしてみました。
実際に外してコンデンサの容量を測りました。
  • 入力カップリング:1μF
  • VREF:1μF

※VREFと、カップリングは4.7μFに交換しました。
そのせいでポップノイズが出るまでのタイミングが遅くなりました。←なおさらポップノイズ対策が必要になりました(-_-;)
・・・が、カットオフが3Hz程度になり、VREFも安定するため、PAM8403の本領が発揮され高音質化されます。

パスコンもデジタル部とアナログ部でそれぞれに10μFと1μFがパラで入っています。小さくて安い割にはちゃんとした設計になっているようです。期待持てるなこれ(^▽^)/
それに、なによりも、ミュート5ピンとシャットダウン12ピンが簡単なパターカットでフリーにできる。←ここ大事!!
これでミュート5ピンをフリーにできます。足上げしていないのでポリウレタン銅線をはんだしても足が折れません!!
ブレッドボードに組んでミュート回路の実験をしてみます。


電源オン時のポップノイズ除去にはミュートピンを電源オン時には(L)にしておかなければなりません。そしてICの起動が終わった時点で(H)にしてミュート解除、電源オフ時にはポップノイズが出る前に(L)に戻さなければなりません。

ミュート回路

回路図の説明です。PAM8403のミュートピンを通常は2.2kΩでプルダウンしておいて(L)、電源を入れた後4秒後に約3.3Vにプルアップ(H)するというものです。やっとうまくいきました。電源オフ時には+6Vの端子にある程度電荷が残っていても発光ダイオードで電圧が早めにカットオフされます。これで電源オフ時のポップノイズも消せました。

最初はNE555を使って制御しようとしました。でも電源オフ時のポップノイズをなかなかうまく消せなくて頭を悩ませていました。

さて、ポップノイズも消せたことだし。次はさらなる高音質化に挑戦っ!!(笑)

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