2021年2月6日土曜日

YDA138デジタルアンプ基板を高音質化!!

先日、YDA138にコンデンサアレイを付け加えて音を聴いてみようとしていたところで、原因不明・・・のトラブルでICに穴が開きました。

このままでは、悔しいのでもう一枚AmazonからYDA138基板を入手しました。


https://www.amazon.co.jp/gp/product/B013QI0R2S/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o01_s00?ie=UTF8&psc=1

翌日には届くので今日は基板の改造をしていました。

前回ICが破裂したので今回は電源部のコンデンサはそのままにしておくことにします。

高音質化のポイント

  1. 入力カップリングコンデンサを交換
  2. 出力フィルタの部品交換と定数変更
  3. ボリュームの交換
  4. コンデンサアレイの追加←今回これをやってみたかったんです
入力カップリングコンデンサは標準だと高音質といわれているELNAの2.7μF電解がついていますが、この値段の基板で中国品だとあまり信用しちゃいけない気がします。なのでここは秋月で手に入れたPMLCAPの4.7μF16V品に交換します。チップコンデンサなのですがかなり大きいので、鈴メッキ線をつけてリード部品と同じように扱いました。
出力フィルタは、前の記事で検討したものを使います。

コンデンサは大きさの関係からセラミックを使いましたが、できるならばフィルムのほうが良いと思います。(セラミックでもZ特性以外ならばそれなりに良いのですが・・・)

写真はすでに交換した後のものです。ランドが2012サイズなので3216の0.47μFはちょっとしんどいですが少し手前にずらしてつければきちんと半田されます。

そうそう、この基板、おそらく鉛フリーの半田が使われているのだと思います。スルーホールの部品、ボリュームとか、イヤフォンジャックは、はんだ吸い取り器をもっていたので、なんとかうまく外せましたが、そうでないと熱を加えすぎてランドがはがれてしまったりしてなかなかしんどいかも・・・・・。
こつは、一度手持ちの半田(なるべく融点の低いやつ)をこんもり盛ってそれからはんだ吸いとり器で一気に除去するやり方が基板にやさしいと思います。

ボリュームは、マルツのリンクマン 2連50kΩAを使いました。このボリューム、よくギャングエラーに悩まされますが音質についてはなかなかで、評判も良いようです。安いですしね。多めに買ってきて選別しても良いくらいです。


そして、コンデンサアレイ・・・・・ちょっと迫力ある音がでるように見えません?!(笑)前回作ったものです。総容量:30,800μF+0.1μFx4、です。
案の定、手持ちの12Vアダプタのうち一つで、保護機構が効いて使えないものがありました。電源入れても音が出ないで、なにかやらかしたかと不安になり、すごく焦った・・・・

そして・・・・・
お楽しみの・・・・・・
試聴です。前回ICが破裂してお預けになっていたので、期待感大きく、プラシーボ入りとしてみてください。(笑)

まず、コンデンサアレイはつながずに(バイパス)入力カップリングコンデンサと出力フィルタの変更のみの状態で聴いてみました。
  • このYDA138アンプでいままで感じていた高音域のカスレ感がなくなりました。
    いままでは、このカスレ感がどうしても気になってちょっと聴いて別なアンプに変えるを繰り返してました
  • 音の広がりが自然になりました。
    もっともこれは、この基板、普通に繋ぐと左右逆に出力されるのです。前のはおそらくLとRを逆の状態で聴いていたため不自然に感じたのかもしれません
入出力を変更したので当然音は変わるものだと思ってはいましたが、以前入力カップリングだけの交換の時に感じた高音のセラミック感?が減ったと思います。これなら常用アンプとして昇格できそうです。

次に、本命のコンデンサアレイを繋いでみます。
のまえに、しばらく今のままで使ってみます。

さて、コンデンサアレイの試聴結果は如何に(笑)


2020/02/07 追記

コンデンサアレイの試聴

とうとう我慢できずにコンデンサアレイをつないでしまいました。
結果は
んー。。。。おぉっ なんだこれは
てか(笑)

一聴して感じたのは、ボーカルの生々しさでしょうか。
ダイアナクラールのSo Nice,すぐ近くで歌ってくれているように聴こえます。

あとは、確かに低音域の量感が増したと感じました。
ただ、低音域に関しては、量感とともに若干膨らんでしまっているような気がします。
こうしてみると、電解コンデンサの音も、さほど悪くない。おおむね良好なきがします。

特に自分はボーカル領域での変化が好ましく。
これはやってみて良かったと思いました。

自作は、いろいろ試せるところが面白いですね。
どんどん、沼に・・・・

・・・・・追記終わり・・・・・

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