2020年10月18日日曜日

小出力デジタルアンプ(PAM8403)の音が意外に良かったので①

ちょっといろいろいじってみました。

以前ヘッドフォンアンプにつかいましたが、その時はホワイトノイズが多くどうやらIC自体によるノイズのようで、高能率イヤホンに使うと、なかなかきびしいものがありました。

今回は正規の使い方で、ちゃんとした(笑)スピーカーに繋いでみることにしました。使ったのは、以前Amazonで120円のものを2つ買ったうちの残りの1つです。


スピーカーにつなぐ前に、ちょっとした小細工をします。

  1. 音量はDAC側で制御するので、この基盤のスイッチ付きボリュームは撤去
  2. お手軽にブレッドボードを使って実験するつもりなので細ピンヘッダを取り付け
  3. 入力カップリングコンデンサを4.7μFのチップセラミックコンデンサにしました。
    使ったのはB特性の50V品です。シリーズに入っている入力抵抗10kΩと合わせてカットオフは約3.4Hzになります。
    まぁこのくらいにしておけばf特はだいじょうぶかな
    先日の件以来セラミックコンデンサに対する偏見が少なくなりました。まぁだめな品種はダメなのですが、うまく選んで使えば、大丈夫なようです。

    カップリングコンデンサはもとからあったところは1608サイズ?なのでランドが小さく2012のものをとりつけするにはちょっと。。なので、そこははんだブリッジして別の所、ボリュームのあった跡地に取り付けました。スイッチの所はジャンパしました。

    なお、入力カップリングコンデンサの容量は、電源入れたあとの安定までの時間にかかわるようです。容量が増えるとその副作用で、安定までに時間がかかります。
    (4.7μFだと3秒ほどかかるので、あとで対策を考えなければ。。。。。)
    つまりポップ音に関係するということらしいです。なので、f特を欲張らなくて済む小さいスピーカーに繋ぐときは逆に減らしたほうがポップ音対策に有利になるということです。
  4. VRefのコンデンサに4.7μFを抱かせて増量(多分1+4.7μF)
    アナログ出力用のレファレンス・バイパスコンデンサです。ランドがちいさいのではがしてつけるのではなく抱かせる形にしました。


まず、この状態で、動作確認しました。
D級アンプで出力Lowpassフィルタをつけていないので搬送波がそのままスピーカー端子に出ます。電源電圧が5VでBTLなのでP-Pは約10Vです。搬送周波数は457kHzになっています。あれ、搬送周波数はデータシート上は260kHzだよね。
あ、そっか上下併せた時間での周波数表示だと倍になる。上側だけでみると半分の225kHzくらいか。。

いずれにしろ、こんなのを直接スピーカーには入れたくないよねぇ(-_-;)

まあとりあえずスピーカーにつないで音を聴いてみたのです。

そしたら、、意外と良い音がするのです。

クリアで、定位も良く。とても一個120円のものとは思えません。まぁ3Wあればニアフィールドで使う分には音量も全然余裕ですし。。。。
前にケース入れしたYDA138のデジタルアンプボードよりも良い感じです。特に定位。YDA138ではなにか音像が横にふやける感じがありましたが、このPAM8403ではしゅっとスリムなままです。

手元に余っていたので、とりあえず繋いではみただけで、実は期待はしていなかったのですが、結構良いんではないですか。遊べる材料が増えました。おもちゃを手に入れた子供みたいです(笑)

このICはフィルタレスで良いみたいなのですが、やっぱり気になるので次に出力フィルターを検討してみます。手持ちのフェライトコアを使ってはじめてのインダクタ作成をしてみることに・・・



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