2024年11月21日木曜日

rcloneでgoogle driveにファイルをアップロード

 rcloneでGoogleDrive

gdriveというgithubからのプログラムを使ってラジコのファイルをグーグルドライブにアップロードして外出先で聞くという方式でラジオ番組を聞いている。

あるとき、グーグルドライブにファイルがアップロードされなくなった。こういうのはいつも突然である。再インストールしてもどうやらエラーになって使えない模様。

なので・・・

アップロード元になっているボード

orangepipc Orange Pi PC - Armbian
armbian Linux orangepipc 5.15.93-sunxi  armv7l GNU/Linux

ネットで代わりのプログラムをいろいろ探っていたら、rcloneというプログラムがあった。

rcloneについて調べてみる。

参考

RaspberryPiからGoogleDriveにファイルをアップロード等操作する #Linuxコマンド - Qiita

Rcloneの使い方まとめてみた #GoogleDrive - Qiita

どうやらこいつが使えそうだ。

基本はここのページを参考にさせてもらったが、いつものようにはまった(笑)

まず、インストールだが・・・

$ curl https://rclone.org/install.sh | sudo bash

これは、ラズパイでは有効なのかな。自分の環境では

$ sudo -v ;curl https://rclone.org/install.sh | sudo bash

こうしないとだめだった。

インストールが終わったら、

$ rclone config

する。対話形式で設定が進み、途中でトークンを取得し登録する作業になる。 

問題はここから、使っているボードはOrangePipcというものでディスクトップ環境は入れてなかった気がする。よってブラウザはインストされていない。しかもヘッドレス運用だから、SSHでの接続でしか使っていない。

rcloneでグーグルドライブのトークンをとるのにはブラウザを使う必要がある。

積んだなこれ・・・・。と思いながらググってみる。

すると・・・

別のPCでも、つまりWindowsからでもWin用のバイナリを使えばできるみたい。
その手があったか!!

Rclone downloads

ここから、Windows版をダウンロードして実行ファイルをとりだし。認証用に動かせば、ブラウザが立ち上がりトークンが手に入るという寸法。


ここで、アドレスにcmdといれてリターンするとプログラムがある場所をカレントにしてコマンドプロンプトが立ち上がる。


型どおりにすすめるとグーグルの認証画面になり、許可するとブラウザのURLにトークンが返される。。。と思っていた。事実そういう挙動をするプログラムが多いので思い込み。

実際は、コマンドプロンプトの画面にトークンが表示されていたという・・・

気が付くのに時間かかっちゃったわ(-_-;)

これで、めでたくOrangepipcのコマンドラインから

$ rclone copy okuritai.file gdrive:target-dir

ができるようになった。 

ああ、何度こころが折れそうになったことか(笑)
でも、がんばればできるのでそこがLinuxの面白いところ。。。

2024年11月18日月曜日

QCX-mini 30mBandバージョン3

 ケースをアルミ板で挟む形式にしてみる

オリジナルの配置を生かしてアルミ板で挟む形式にしてみることにする。
穴あけのためにいつものパワーポイントで位置決め用の紙を印刷して貼り付け後ドリルで穴を開ける。


アルミ板は工作が簡単なように1mm厚のものを使用。我ながら軟弱だ。でもこれだとカッターで傷をつけて曲げていくと簡単に折れる。スパッと(笑)


あとは、穴あけをして部品を取り付けるわけだが・・・・


かなり配置がタイトなので、ここは一度厚紙を使ってきちんと隙間に収まるか確かめてみることにする。ボリュームは5kΩのものなのだが、12.7mmのやつがギリギリ入った。ので使うことにする。タクトスイッチは取り付けが基本基板になるので、パネルに直接つけられる小型のものをチョイス。

パネル用押しボタンスイッチ モーメンタリー 丸型 黒 MS-402-K: 制御部品・駆動部品 秋月電子通商-電子部品・ネット通販

穴の位置も確認したので、あとは穴あけ!!


実はここからが大変・・・・立体配線の連続(-_-;)つまりあれです。空中配線ってやつ。

一応無理やり収めたのだが、微妙にはみ出してるかも、しかも振るとなにやらカラカラと音がする。まいったなどっかに配線の欠片が落ちてるのか。。。。


ということで、芸術的な!?立体配線のケースができあがった。


9Vで32.5dbm(-17.5dbmの50db ATT)1778mWなので、
ちゃんと出力は出ているみたい。12Vだと35dbm(-15dbmATT50db)3162mW


受信側は、聴こえる限界を探ってみたとこと一応 -126dbm入力でも信号は確認できるがやっとというところで、ちゃんと認識できるのは -120dbmぐらいかな


一応これで出来上がりということにする。


QCX-mini 30mBandバージョン2

 

ブレッドボードで表示部とエンコーダー部分を仮配線してみた


QRPLabsの図面


FETは、バックライト制御用のもの。
今回は、動作確認なのでバックライトを消すことはない。よって未実装。
回路図が公開されているキットは良い。
好きなようにいじれるから飽きない。素晴らしい。

さて、どんな風にまとめようか・・・・
バッテリ、スピーカ、アンプ、をすべてケースに入れてオールインワンにするか、

はたまた、miniの称号を受け継いでなるべくコンパクトにまとめるか。でもそうすると上と下にアルミシャシーを挟むような形になるかなぁ。

想像しているだけで楽しくなってくる。自作の醍醐味(^▽^)/


QCX-mini 30mBandバージョン1

 QCX-mini 30m版の出力整合部およびLPF

L4は

13turn 0.8uH


受信時の感度

Crystalの周波数

CWトーンが聞こえる限界のdbm

出力

9Vで562mW
1kV560pFを測定してみた
なんと437pFだめだこりゃ
もう一つは550pF程度だった。

一時的にチップコン470+100で570pFにして出力を計ると

9Vで891mW

560pFのコンデンサを手に入れて再調整の必要がありそう。。


後日コンデンサを560pFC0Gのものにした

C25,26 561(560pF) 今回使ったのは耐圧50V品なのでちょっと心もとない。

50Ω負荷なら両端電圧15.8V

きちんと整合がとれていれば50Vの耐圧でも大丈夫だが・・・・・

まぁ、これでやってみることに



9V入力で、32.5dbmなので1778mWの出力。

こうしてみると、やっぱりここにはまともなコンデンサを使わないとロスが大きいことがわかる。けちっちゃいけないとこだわ。。。

同じように12Vでは。。。

12V入力で、34.5dbm 2818mW
まぁ、大体良いんじゃなかろうか。


2024年11月5日火曜日

AVRマイコン ATMEGA328P-PU バックアップ作成覚書

 AVRマイコン ATMEGA328Pバックアップ

QCX-miniのマイコンをバックアップ

先日、AVRを壊してしまいQRPLabsからマイコンを購入しました。そこで念のためにバックアップを取っておくことに。。。

ATMEGA328Pはarduinoとしてよく知られている。しかしながらマイコンには変わりないので通常のPICと同様にプログラムの吸出し書き込みができるはず。そう思い調べてみた。

AVRマイコンとしてのユーティリティにAVRTUDEというものがある。それのGUI版があるので使わせてもらった。

AVRDUDESS

これを使うにはATmega328pへの書き込み装置が必要

From Arduino to a Microcontroller on a Breadboard | Arduino Documentation

QCX-miniではクリスタルが20MHzなのでそれを接続、負荷の22pFは接続していない

通常のArduinoをISP書き込み装置にするスケッチがあるのでそれを使う


FUSE bit


QCX-miniで使っているATmega328pをバックアップ時の設定


この設定で一応きちんとバックアップがとれているようだ。


2024年10月23日水曜日

QCX-mini その後 保障認定やその後の運用でのトラブルなど

 QCX-mini のその後

QCX-miniは保障認定後、総通に変更申請をして使っていました。

電子申請は来年から”また”変わるらしいので・・・やっとなんとなく電子申請Liteの使い方がわかってきたところでした。

新しいシステムではもっとわかりやすく、自分の無線機の登録状況などもわかるようにしていただきたいものです。

保障認定

JARDに保障認定してもらいました。最初はスプリアスデータを添付しないまま申請をしたところ、やはり・・・データの提示を求められました。

提出したデータは、これこれです。

キットの素の状態では第2高調波がダメでしたので、記事の通りにトラップコンデンサを追加しての申請となりました。

その後、総通に変更申請したわけですが・・・・・

やはり、時間かかりますねぇ。保障認定に2週間,総通で4週間・・・

でひと月半ぐらいですかねぇ・・・ 


長点がでなくなる。

さっそく移動運用に利用開始したのですが・・・・。しょっぱなからトラブル続き。

まぁそれが楽しいといえばそうなんでしょうが・・・・まいったのは、どうやらATmega328pを壊してしまったようなのです。

具体的な症状は、長点が打てなくなった。これは致命的。原因として思い当たることは、瞬間的に電池のプラス側をKeyerのケーブルに接触させてしまったようです。Keyerを外した時にプラグのRing側に触ってしまった。らしい。19Pinに12Vがかかり、結果ショートモードで破壊。


やっちまいました。

なんとか手持ちのATmega328pで代替えできないか考えていましたが、単純にプログラムのhexファイルを焼いただけでは、だめでした。”オリジナルのを使え”とメッセージが出て起動せず。

とりあえず、18pinは生きているので、Keyer設定でストレートモードにして外部にK3ngキーヤーを繋いで使うことにします。

QRPLabから取り寄せないと・・・・それまではこれでしのごう。


2024年10月16日水曜日

VCHトラブル覚書

 移動運用でのVCHトラブル

自作・実験・Audio・Linux覚書: 移動運用アンテナ・VCHとDP覚書

これを使って、POTA,SOTAを始めた。

トラブル列記

  • 同調点が上にずれた
    • 原因 コイルにアルミ線を使っていたが、収納時にその上にエレメントを巻いていたので、ずれて途中でショート。
    • 対策 ホットボンドで固定し動きづらくした。
  • BNCが外れた
    • 原因 山登りの振動ではんだ部分が劣化して外れた。
    • その際応急で線を捩って導通させたがGNDと芯線を反対に・・・・。
    • SWRが1.5程度までしか下がらなく・・・・。
    • 対策 はんだ面を大きく、動かないようにタイラップ。
BNCの逆接は、自分で作っていたにも関わらず、トロイダルで強制バランにしていたことを忘れていた。ソーターだと思い。アンテナ側のエレメントに近いほうを芯線としたがそれが間違い。
それでも、数局とは交信できアクティベートできたのは奇跡(-_-;)


7060khzにて1.668(-_-;)

持ち運び時の収納パターンを変えた。折りたたんだエレメントとBNCを中へ入れるようにした。これでコンパクト及び振動にも耐えうるように。。。

ちなみに、通常のSWRは7000kHzで1.2程度



2024年9月7日土曜日

OrangePiLiteでSqueezelite,RoonBrige

 OrangePiLiteでSqueezelite

まずはArmbianをいれる

Orange Pi Lite - Armbian

ヘッドレスでつなぐので最初はSSH ん?ルートのパスワードは???

TinkerBoard  Armbian インストール+初期設定メモ #TinkerBoard - Qiita

どうやら 1234 らしい。


ちなみに、アドレスの探索は

nmap 192.168.0.1-200

にてポート22が開いているアドレスから探す


インストールは普通に

sudo apt install squeezelite

これで起動スクリプトも含めてインストールされる。

ただし・・・このままでは、どうやらデフォのサウンドカードがUSBになっていないみたいなので


 /etc/init.d/squeezelite を編集

PATH=/sbin:/usr/sbin:/bin:/usr/bin
DESC="Squeezebox client"
NAME=squeezelite
DAEMON=/usr/bin/$NAME
PIDFILE=/run/$NAME.pid
SCRIPTNAME=/etc/init.d/$NAME
SL_SOUNDCARD=hw:CARD\=ZDC205ASG <<追加

どうも=を入れるとエラーになるので¥にてエスケープした


 ついでにRoonBrigeもいれる

RaspberryPi3Aをroonbridgeにしてネットワークプレーヤーにする

Roon Bridge armv7hf

curl -O https://download.roonlabs.net/builds/roonbridge-installer-linuxarmv7hf.sh
chmod +x roonbridge-installer-linuxarmv7hf.sh
sudo ./roonbridge-installer-linuxarmv7hf.sh

bz2が解凍できないとき

sudo apt install bzip2


2024年8月31日土曜日

QCX-mini製作記録10

 帯域外領域

CW の必要帯域幅(BN) = 0.5KHz
搬送波 = ±2.5Bn = ± 1.25KHz(Bn=0.5KHz)

ということになるが・・・・BNが40kHzよりも小さければfc±10kHzとなる。その範囲内で40dBcであればOK


SDR Consoleにて計測

QCX mini 14V 7100kHz

外部ATTは方向結合器20dB+抵抗ATT20dB -> 40dB
SDRはHackRF ONEを使用



画像キャプチャよりざっくりみたたけでも

平均電力    -40dbm 以上
±10kHz     -90dBm 以下

であることはわかる。
差は50dBcはあることになり40dB低い減衰量は満たしている。


tinySA ULTRAにて計測

QCX mini 12V 7100kHz

7108kHz - 7112kHz RBW 0.2kHz
方向結合器20dB+抵抗ATT30dB -> 50dB


平均電力    -12.97dBm(50-12.97=5047mW)
±10kHz     -65dbm以下

なので-12.97 -(-65)≒52.03dBc以上となり基準を満たしている。


2024年8月30日金曜日

QCX-mini製作記録9

 スプリアス測定

tinySA

QCXmini 14V 7010kHz
1-100MHz
外部ATT 40db

で軽く測定してみた。


結果をみると

基本波 -4.5dBm(+40dBm)
第2高調波    -50.41dBm+4.5 -> 45.91dBc
第3高調波    -56.81dBm+4.5 -> 52.31dBc

ん!?これって条件を満たしていたっけ??と思い調べてみると・・・・

なになに、日本国の電波法によると。。。


となっていて、HF帯での基準をみてみると

となっているようだ。

ということは、

基本波 -4.5dBm(+40dBm)
第2高調波    -50.41dBm+4.5 -> 45.91dBc NG
第3高調波    -56.81dBm+4.5 -> 52.31dBc OK

このままではダメである。ということは何とかしなくてはいけないわけで・・・・

でも、このようなことは前にLPFの検討をしたときに経験済みであるので、同じように対処してみることにした。

また、QCX LPF で検索してみると同じような経験をして対策したOMがいらっしゃった。

QCXのLPFについて - 非職業的技師の覚え書き (hatenablog.com)

とても詳しく説明があるページで参考にさせてもらった。ありがとうございます。

結果的に自分はL2に抱かせるコンデンサの容量を68pFとしました。


ここに2012(0805)サイズのチップコンデンサ 耐圧はたぶん50Vの68pFを追加した。

この状態でスプリアス測定をしてみる。


tinySA ULTLA

QCXmini 12V 7100kHz CW 0 WPM
外部ATT    50dB


0.15-500MHz RBW 100k


1-31MHz RBW 10k


基本波    -14.06dBm(+50dBm)
2倍高調波    -76.81dBm+14.06 -> 62.75dBc OK
3倍高調波    -93.50dBm+14.06 -> 
79.44dBc OK

-50dBの規格はクリアできた


疑問点

測定でTinySA-app で内部アッテネッターを-5dB追加してみたら。。。

QCX mini 11V(電池駆動で測定しているので前回よりやや下がっている)
方向結合器20db+抵抗ATT30db+内部ATT5db

0.15~500Mhz 100k RBW


1~30Mhz 10k RBW


こんな結果になった。

3倍高調波がみえていないのだが・・・・これで良いのか?

ATTの使い方でデータが変わってしまう。ということはもしかしたら頑張れば素のQCX mini でもギリギリクリアできた可能性はある。

その測定条件はATTの使い方にありそうだ

  • tinySAへの入力は-10dbm~-20dbm程度
  • 内蔵ATTは5db程度
この条件だと、いい感じに結果がでてくれる。なぜなのかはもしかするとノイズレベルとの兼ね合いなのか?わからないが・・・・


QCX-mini製作記録8

 調整

ここから先は、マニュアル通りに調整していく。QCXminiはSi5351をシグナルジェネレーターとして各調整ができるように作られている。IQバランスから逆サイド抑圧の調整までできる。ファームウェアがよく考えられている。さすがだわ。。。と唸らせるに値する。

ここから調整メニューに入る

CWなので、7010あたりで使うことが多い。

同調させる。09が最高だが07でも大丈夫らしい。←あとで08まであがる。そのわけは!!

T1でのI-Qバランスをとる

ここで電源9Vでの出力をみてみると

-9dbmということは外部ATTが40dbなので31dbm。9V電源で1.26Wというところか。
まぁ妥当かな。

ちょっとおかしい。。。

なにかを受信できてはいるがどうも周波数がへんだと思い、TinySAで確認すると。

7010kHzの信号が、7572kHzで受信される。。。

これには、思い当たるふしが・・・・

オプションのTCXOの周波数が25MHz。デフォの水晶は27MHz。

ここを、25MHzに変更。

無事に周波数が合った。マニュアルには25MHzのTCXOの時はここを変更しなさいよ。的な記載が簡単には見つからず。あれだけ丁寧に書いてあるのになんでこのTCXOオプションボードの記載がすぐに見つからないのかは、謎。

感度はすこぶる良い

シグナルジェネレータからー126dbmの入力でも、700Hz信号音は聞こえる。

感度に問題はない。AGCを組み込んでいないので、追加するかは少し使ってからきめる。