2025年12月21日日曜日

SOTA 仏具山近傍 JA/FS-240 JCC#0715

2025/12/20(土)



無線サマリ

SOTA(JCC[G]):JA/FS-240(0715)
WX(TEMP):Cloudy(10C)
Rig(PWR):QMX(5W)
ANT(No):EFHW(73)
QSO
40mB:CW(S-E):30(8:39-9:02)
20mB:CW(S-E):2(9:03-9:05)







駐車ポイント 仏具山登山者駐車場

登り約80分


当初は五社神社方面から登るつもりではありませんでした。

最短ルートで楽だと思われる四時川渓谷から仏具山長沢登山口よりさきの大丸山上り口付近からのルートを考えていましたが、289号線から入ったところで通行止めになっていて断念しました。
あとからわかったのですが、もう一つ山側から四時川へ入れば行けたようでした。


ということで・・・・メインの登山口へと向かいました。
仏具山登山者駐車場に車を停めて登山開始です。ちょうど夜明けの時間となりました。

登山道は落ち葉が積もっていてふかふかです。五社神社をすぎると急に坂がきつくなってきました。これが急登か。。。などと思いながら登ります。
すぐに暑くなってきてダウンを脱ぎ帽子も脱ぎます。

ふぅふぅ言いながら登り、標識が・・・。なんと五合目と書いてあります。気分的にはもう七合目は超えているんだけどなぁ(^_^;)


みなさんが言うように、あなどれない登りが続きます。

若干登りが緩やかになったところで林道との合流箇所があります。


今日はSOTA目的で目的地は「仏具山近傍」そう、仏具山ではなく隣の名無しのピークですのでそちらに向かいます。

(どうやら1m程度標高が高いためSOTAアマチュア無線の指定ポイントとなったようです)

林道の分岐から左側がSOTAポイントの山、登山道はなくYAMAP「みんなの軌跡」もありません。普段は誰も登らないピークのようです。

適当に登れそうなところからGPSを頼りにポイントに向かいます。


一部トゲありの木がありましたが、概ね歩きやすかったです。

程なくSOTA指定ポイントに到着。
アマチュア無線開始です。

周囲は立ち木が多く林の中です。展望もあまりありません。




周りは林で比較的広いので20m長のEFHWアンテナを展開しました。
無線機はKit制作したQMXでお初のSOTA使用となりました。



7MHzから始めました。EFHWアンテナの威力かQMXが良いのかCallが途切れません。

SWRは7MHz帯はやや低めに最良点、14MHzはやや高めに最良点。
送信予定周波数で両バンドとも1.5程度だったのでそのまま運用とした

30交信したところで一段落したので、カップ麺にお湯を入れ食事としました。

その後、14MHzに出てみました。
沖縄と台湾の局から呼ばれました。

そのあと、21MHzに出ようとしましたが、SWRが高くQMXが保護モードで送信できません。

ということで、無線はここで終了。仏具山経由で下山します。





下りは下りで足に来ました。ちょっと右足をかばっているので左足がピクピク痙攣してつるかと思いました(^_^;)

車まで戻り、田人のおふくろの宿で日帰り湯しました。
500円で小綺麗。よかったです。

無事に気持ちよく山歩と無線ができました。
お相手くださった局長さん。そして仏具山(近傍)ありがとう!!

2025年12月18日木曜日

QRP Labs QMX 14 保証申請

QMX Jardに保証申請をする

QMXは海外製のRigキットですので、日本では技適がありません。
なのでJARDに保証を申請した上で総通に届け出をしなくてはいけません。
必要なデータは送信系統図とスプリアスデータ,帯域外の測定データです。

送信系統図を作成しようとしてQRPLabsを探してみましたが、ブロックダイアグラムでの図は見つけられませんでした。

送信系統図

仕方がないので回路図をみながら色々考えて・・・・

第6送信機の(tr)uSDXの系統図を参考にしてQMXの構成にあわせました。


スプリアスと帯域外測定データ

は実はここで掲載していたものは使用していません。
実運用にあわせてSSBモードではなくデジタルモードで測定したものを提示してみました。
通常、運用するのはCWで時にFT8で運用というスタイルからです。

変調データはUSB入力にてPCからwsjt-xにて入力しました。
この方法なかなか便利でした。周波数はバンドを選べば自動で変更され、TUNEボタンで送信、出力はスライダーで調節できると行った具合で・・・・いちいちQMXに触れる必要がありません。

しかしですね。。。。あとで考え直したのですが、やはりちゃんとSSBを使って飽和出力の80%で測定するのが正しいと思います。
なぜなら、FT8は基本シングルトーンなのでIMDを加味した計測には向きません。

そんなわけで、、補正が必要になるだろうと思って、SSBでのTwoToneでの測定データも用意しておいたのですが・・・・・
補正依頼はありませんでした。どうやらFT8でのデータでも保証認定されたようです。


2025年12月11日木曜日

QRP Labs QMX 13 トラブル

QMX トラブル

QMXを組み立てて、特性を測って来ましたが、トラブルもありました。

電源が入らない時がある。

正確には、電源は入るのですが受信音が聴こえない状態てす。
何度か電源を入切りすると、復帰するようです。これは困りました。焦ります。このまま動作しなくなったらどうしようと、、、
ただし受信音が聴こえないときでも、送信は出来るようなので受信部が起動に失敗しているような感触です。

可能性としては、QMXは電源にかなりシビアなんだそうです。電源にノイズがあると、起動に失敗することがあるらしいです。
ただ、PDバッテリーで使っていても、頻度は少ないですがたまに起動に失敗します。
なのではっきりした原因わからずです。様子見します。。。。

2025年12月19日追記
QRPLabsの掲示板にこの症状と思われるかきこみがあります。
D/AのIC401が起動に失敗している??

出力がでなくなる

これも焦りました(・・;)オートチューナに接続すると、チューニング中に周波数表示の後にSマークが出て出力がでなくなる。これは、QMXの動作としては正常らしいです。チューニング中は一時的にSWRが高くなるので、反応して保護機能として出力を止めているようです。

 

知っておかなければならないこと

あちこち検索していたら、SOTAのJP3DGTさんのページに興味深い記事がありました。彼はQMXをかなりコアにいじり倒しているようです。
気をつけなければならないのは動作中の電源電圧のことです。自分のQMXは12V仕様としました。運用中に電圧を下げれば出力も下がることで、QRP出力を調整できるかなと目論んでいたのですが。。。

どうやら、運用途中で電源を入れたまま電圧を上げると大変なことになるようです。
この記事にたどり着いていて良かった。

このリンクにも電源電圧の急な変化でQMXが損傷する可能性があることが書かれています。

にしても、繊細でデリケートなQMX。
玄人向けの匂いがプンプンするキット。

だけど
この大きさで7〜21MHzまででれて、その気になればSSBも使えるとなると。
とても魅力的!!

2025年12月9日火曜日

QRP Labs QMX 13 帯域外測定

帯域外測定

SSBの場合、帯域BNを3kHzとするとfcから±7.5kHzの間が帯域外となります。
そこで、基本周波数から±10kHzの範囲をRBW0.2kHzでスキャンすることとしました。
帯域外は無変調で測定することになっています。しかし、SSBでは変調をかけないと出力がない状態となります。なので、CWにて搬送波を出力しみてみることにしました。

40mBand


30mBand


20mBand


17mBand


15mBand


目立ったピークもなく基準の基本周波数から40dBc以上低い値を満たしています。

QRP Labs QMX 12 スプリアス特性を計測

QMXのスプリアス特性を計測

スプリアスの測定は、送信機にとって厳しいを言われているSSBでの測定が基本だそうです。 (by Copilot)
信号入力には700Hzと1900HzのTwoTone信号を使って飽和出力の80%の変調で測定します。TwoTone信号をどうやって入力するか、悩んでいました。QMXではUSBオーディオが使えるのでそれを利用してPCから入力しようと思い、QMXの入力セレクトをみたところ、なんとTwoToneの項目がありました。うれしいことにQMX内蔵のジェネレーターが使えるようです。

機材

  • QMX
  • TinySA
  • 通過型ATT -20dB
  • ダミーロード
  • ATT -40dB
  • WindowsPC (tinySA-App.exe)



QMXの設定

Select長押しで設定に入り、SSBのサブ項目で入力を選ぶところがあります。そこでTwoToneにすると内蔵のツートーンジェネレータが700と1900Hzのトーンを発生してくれます。PTT(パドルの長点、チップ側)を押し規定では飽和出力の80%で測定することになっています。出力調整はDrive levelのデフォルトを900から変更することでできますが、デフォのままで良いようです。


スプリアス測定

0.1MHz~1GHz 100kHz RBW
大まかに特性をみるために100kRBWで0.1~1GHzまでスキャンします。
規定では9kHz~1GHz程度とあるのですが、TinySAでは9kHzだと無意味な表示しかされません。1MHzからとしたいところですが、0.1MHz(100kHz)からとしました。
2倍3倍高調波等をみるために各バンドとも1MHz~基本波の4倍程度までの周波数範囲を10kRBWにてスキャンしました。
ただし17mBandではそれよりも高い周波数でも高調波がみられたので、80MHz~200MHzの範囲も分割して測定しました。

40mBand


30mBand


20mBand


17mBand

2倍3倍高調波よりも上の領域200MHzまでにスプリアスがみられました
10kRBWにて80M~150MHz,130M~200MHz


15mBand


すべてのバンドで、規定内(基本波より50dBc以上低い)に収まっています。

2025年12月5日金曜日

QRP Labs QMX 11 特性確認 LPFの状態

LPFの状態:2倍、3倍高調波

LowPassフィルターの特性が気になっていたので、とりあえず3倍高調波まで見れる範囲でみてみた。
まずは軽く、CWモードでの計測。つまり無変調。

40m

30m

20m

17m

15m


ざっとみてみた分には大丈夫そう。 17mバンドで高調波ではなく基本波より低いところが、-50dBcギリギリな感じはあった。

高調波は全バンドにおいて、思ったよりうまく除去できている。


各バンドの出力実測

TinySAでの上記出力をまとめた。


概ね5W程度と、問題過なく出力されている。まずは一安心。

2025年12月4日木曜日

QRP Labs QMX 10 特性確認 ターミナルより

日本向け設定

日本での使用には60mバンドでの送信を禁止する設定にしなくてはなりません。

5.18 System configの項目に設定があります。

マニュアルに記載がありました。ここをJapanにすると、日本では許されていない60mバンドが受信は出来るが送信できない設定となります。

とりあえずJapanに設定した。


シリアル接続をする

シリアルコンソールにつなげられると内蔵アプリケーションにて特性が詳細に確認出来るようになります。

まだ分からない項目もあるのですが、繋いでみることにします。

接続後PCでエンターキィを押すとメニューが表示されます。

抜けるのにはctrl+Qを使います。

Audio Filter

30m

RF Filter

60m

40m

30m

20m

17m


イメージ抑圧比

image

マニュアルに載っているグラフとほぼ変わりりなかったです。安心しました。

気になったところ

マイクテストの所・・・・。内蔵マイクでテストを行ったのですが、これが本当にバーグラフの振れが悪い。デフォの50dBではマイクそのものを叩かないと振れてくれないレベル。そういえば、マイクは浮かせてハンダしたのですが、どうにもハンダの吸い込みが悪く、もしかして接続不良なのかと思うほど、ランドとピンヘッダで抵抗値を計ってみると1.3kΩほどある。一応つながってはいるようだ。

最近よく使うCopilotに聞いてみたら


とのこと。一応納得して次にすすむこととしました。