2025年12月9日火曜日

QRP Labs QMX 13 帯域外測定

帯域外測定

SSBの場合、帯域BNを3kHzとするとfcから±7.5kHzの間が帯域外となります。
そこで、基本周波数から±10kHzの範囲をRBW0.2kHzでスキャンすることとしました。
帯域外は無変調で測定することになっています。しかし、SSBでは変調をかけないと出力がない状態となります。なので、CWにて搬送波を出力しみてみることにしました。

40mBand


30mBand


20mBand


17mBand


15mBand


目立ったピークもなく基準の基本周波数から40dBc以上低い値を満たしています。

QRP Labs QMX 12 スプリアス特性を計測

QMXのスプリアス特性を計測

スプリアスの測定は、送信機にとって厳しいを言われているSSBでの測定が基本だそうです。 (by Copilot)
信号入力には700Hzと1900HzのTwoTone信号を使って飽和出力の80%の変調で測定します。TwoTone信号をどうやって入力するか、悩んでいました。QMXではUSBオーディオが使えるのでそれを利用してPCから入力しようと思い、QMXの入力セレクトをみたところ、なんとTwoToneの項目がありました。うれしいことにQMX内蔵のジェネレーターが使えるようです。

機材

  • QMX
  • TinySA
  • 通過型ATT -20dB
  • ダミーロード
  • ATT -40dB
  • WindowsPC (tinySA-App.exe)



QMXの設定

Select長押しで設定に入り、SSBのサブ項目で入力を選ぶところがあります。そこでTwoToneにすると内蔵のツートーンジェネレータが700と1900Hzのトーンを発生してくれます。PTT(パドルの短点、チップ側)を押し規定では飽和出力の80%で測定することになっています。出力調整はDrive levelのデフォルトを900から変更することでできますが、デフォのままで良いようです。


スプリアス測定

0.1MHz~1GHz 100kHz RBW
大まかに特性をみるために100kRBWで0.1~1GHzまでスキャンします。
規定では9kHz~1GHz程度とあるのですが、TinySAでは9kHzだと無意味な表示しかされません。1MHzからとしたいところですが、0.1MHz(100kHz)からとしました。
2倍3倍高調波等をみるために各バンドとも1MHz~基本波の4倍程度までの周波数範囲を10kRBWにてスキャンしました。
ただし17mBandではそれよりも高い周波数でも高調波がみられたので、80MHz~200MHzの範囲も分割して測定しました。

40mBand


30mBand


20mBand


17mBand

2倍3倍高調波よりも上の領域200MHzまでにスプリアスがみられました
10kRBWにて1M~71MHz
80M~150MHz
130M~200MHz

15mBand


すべてのバンドで、規定内(基本波より50dBc以上低い)に収まっています。

2025年12月5日金曜日

QRP Labs QMX 11 特性確認 LPFの状態

LPFの状態:2倍、3倍高調波

LowPassフィルターの特性が気になっていたので、とりあえず3倍高調波まで見れる範囲でみてみた。
まずは軽く、CWモードでの計測。つまり無変調。

40m

30m

20m

17m

15m


ざっとみてみた分には大丈夫そう。 17mバンドで高調波ではなく基本波より低いところが、-50dBcギリギリな感じはあった。

高調波は全バンドにおいて、思ったよりうまく除去できている。


各バンドの出力実測

TinySAでの上記出力をまとめた。


概ね5W程度と、問題過なく出力されている。まずは一安心。

2025年12月4日木曜日

QRP Labs QMX 10 特性確認 ターミナルより

日本向け設定

日本での使用には60mバンドでの送信を禁止する設定にしなくてはなりません。

5.18 System configの項目に設定があります。

マニュアルに記載がありました。ここをJapanにすると、日本では許されていない60mバンドが受信は出来るが送信できない設定となります。

とりあえずJapanに設定した。


シリアル接続をする

シリアルコンソールにつなげられると内蔵アプリケーションにて特性が詳細に確認出来るようになります。

まだ分からない項目もあるのですが、繋いでみることにします。

接続後PCでエンターキィを押すとメニューが表示されます。

抜けるのにはctrl+Qを使います。

Audio Filter

30m

RF Filter

60m

40m

30m

20m

17m


イメージ抑圧比

image

マニュアルに載っているグラフとほぼ変わりりなかったです。安心しました。

気になったところ

マイクテストの所・・・・。内蔵マイクでテストを行ったのですが、これが本当にバーグラフの振れが悪い。デフォの50dBではマイクそのものを叩かないと振れてくれないレベル。そういえば、マイクは浮かせてハンダしたのですが、どうにもハンダの吸い込みが悪く、もしかして接続不良なのかと思うほど、ランドとピンヘッダで抵抗値を計ってみると1.3kΩほどある。一応つながってはいるようだ。

最近よく使うCopilotに聞いてみたら


とのこと。一応納得して次にすすむこととしました。

2025年12月3日水曜日

QRP Labs QMX 9 製作 電源投入

電源を入れる,ファームウェア書き込み

完成しました。ドキドキの電源投入の前にもう一度チェックします。特にハンダブリッジや切りカスなどが挟まっていないか入念にチェックします。

そこで気になったのが、USBコネクタ接続部分です。そうです。あの余計なことしてしまったところです。

ブリッジしていなかどうかテスタを当てて再確認です。すると、GNDと1pin?(端っこのランド)に導通があります。マニュアルのパターンをみてみると

となっています。どこにもつながっていないようにみえますが、、、
どうやら、これらフリーに見えるランドの多くはGNDに落ちているようです。

余計なことをする前のランドの写真があったのでみてみると

どうやらGNDに落ちていて大丈夫なようです。


電源投入

ハンダチェックも済ませました。あとは電源投入するのみです。
電源はもしもの時に備えて7Vで電流制限を200mAにセットしました。
PCとUSBで接続します。電圧を供給します。この状態ではまだ電流は流れていません。
スイッチを入れます。スイッチはQMXの左エンコーダー長押しです。
緊張の時間・・・・・・オン
PCにQMXというドライブが表示されました。煙等も出ていません。
とりあえずこれで一安心。

ここで、マニュアルにはEEPROMとファームウェアのふたつのファイルが表示されていましたが、全く最初は何も入っていない状態で間違いないようです。

ここにダウンロードしておいたファームウエァをコピーします。すると自動でプログラムがインストールされるようあな記載がありました。見た目は何も起こらないのですが、そのままにしておいたほうが良いようです。
しばらくするとPCとの接続が切れフォルダ表示がなくなりました。そのあともしばらく待ったのですが再起動する気配がありません。
自分んはここで一度QMXの電源を入れなおしてしまいました。

すると、スプラッシュの後 EEPROM SetUP画面になりどのバンドの製品を選んだかの初期画面となりました。自分は60m~15mだったのでそこを選びました。
このバンドセレクトはQCXの時には経験してたのでなんとなくわかりましたが、QMXのマニュアルを探しても記載がなかったので、初めてだったら戸惑っていたかもしれません。

電源が入り、エンコーダー操作ができることが確認されました。Band切替のダブルクリックは確かに慣れるまで大変かもしれないくらいの短い間隔でダブルクリックしなければなりませんでした。
焦ったのはそこぐらいだったでしょうか。。。。

次はシリアルコンソールを利用しての特性チェックをしてみたいと思います。マニュアルを熟読しなくてはいけませんね(^▽^)/

2025年12月2日火曜日

QRP Labs QMX 8 製作 メインボードへの装着

コントロールボード、続き

残りはもう一つのエンコーダとタクトスイッチ、マイクロフォンなのですが・・・・・ エンコーダの足をまげたら、、取れてしまいました。(;^_^A
曲げは一回しかしていないのになんで!? 気を取り直して修復して装着。

そのあと、タクトスイッチとマイクロフォンの取り付けです。 マイクロフォンは穴の位置が部品のそれより離れていて、わざと基板に密着されないようになっています。 そして、このマイクロフォンのはんだ付けが、、、なかなかできません。スルーホールにハンダが吸い込まれていきません。

コントロールボードをメイン基板に仮付け

試しにメインボードに装着してみました。。。するとどうにもDCプラグとエンコーダの金属部分が接触しないか微妙です。
まぁ大丈夫だとは思ったのですが、一応カプトンテープで絶縁しておきました。
マニュアルにはLCDボードの爪の部分がインダクタ(割れやすいやつ)に干渉するから45度に曲げろ。とありました。そのおかげでLCDの爪は干渉しなかったのですが、なんとリード線の端切れを落とし込んではんだ付けした部分の頭が干渉しています。本当にギリギリなんです、いろいろなところが・・・・
ニッパで切断した後念のためカプトンテープを貼って絶縁としました。
これで、一応全ての組み付けが終わりました。すぐにでも電源を入れたいところですか。。。。
もう一度、入念にハンダのチェックをしてからにしたいとおもいます。