2021年1月26日火曜日

PAM8403の電源オンオフ時ポップノイズをなくす(再)

PAM8403の電源入り切り時のポップノイズがかなり大きく、そのまま使うにはためらうほどでした。

なので、常用するためにはなんとかしなくてはいけなく、試行錯誤の結果有効な方法をみつけ、以前の投稿の回路を使っていました。

満足していたのですが、このところaliexpressで買い物をすることが多くなり、MOSFETである2N7000も非常に安く手に入れていました。

使い道を考えたら、スイッチング用途に最適なわけで、、PAM8403アンプのmute制御に使ってみようと。。。。考え始めました。

実験してみたところ、思いのほかスマート(理解しやすい)な回路になりました。

PAM8403のミュート端子は2.5V以上の電圧、あるいは開放(PVDDに内部プルアップされている)でミュートが解除されます。ミュートはGNDレベル(0.3V以下)でオンになります。

当初、LEDは青を使っていましたが、それだと2.2kΩ両端が2.4Vまでしか上がりません。ゆえにミュートが効いたままで、電源を入れても音が出ない状態でした。

青色LEDは順方向電圧が2.5V程度ありますので、5-2.5V≒2.45Vでミュート解除するための電圧が微妙に足りなかったようです。
なので、GreenLED(順方向電圧1.7V程度)ものに変更しました。これで3.3V程度になり、うまくミュートが外れるようになりました。

動作としては電源オン時直後は5ピンはGNDレベル、それから22μFが100kΩを介して徐々に充電されて約2秒後にMOSFETがオンになりto5pinへ3.3Vが供給されます。結果PAM8403の起動完了後にミュート解除となりポップ音が抑制されます。
電源オフ時は22μFの電荷がダイオードを通してLED側にながれ放電。すぐさま5ピンがGNDレベルに戻りミュートがかかるという具合です。

なかなかうまくいきました。

0 件のコメント: