2021年5月4日火曜日

LM317簡易安定化電源 Part1

電子工作をしているといろいろな電圧のちょっとした電圧が欲しくなることがあります。

なので、なるべく簡単でひょいっと使える安定化電源を考えてみることにしました。

要件

  • なるべく簡単な回路
  • 電圧は3~20V程度までの範囲
  • 電流は1A程度
  • 電圧計と電流計がついている
  • スイッチング電源を使ってコンパクトにする
簡単な回路ということで可変レギュレータLM317を使うことにします。電圧計・電流計はAmazonで手に入るデジタル電圧計を使います。実験で使うので、電流制限が欲しいところです。1A程度以上の電流は流れないように保護します。

以上の要件を満たす回路を考えてみました。まずはMC12でシミュレーションしてみます。

シミュレーション上は一応ちゃんと動くようなので・・・・次にブレッドボードで動作確認してみます。

赤のデジタル電圧計が電圧を、青のデジタル電圧計はR4とR5の両端の電圧を測っているので、1Ω両端の電圧=そのままの読みで電流値 となります。1.08Vの表示なので1.08Aとなりますね。設定電圧は16.3Vです。

電流負荷を1.18Aにしてボリュームを電圧を上げる方向に回すと・・・・


青表示の電流は1.34Aになりましたが・・・電圧は逆に下がっています。2SC1815のベースに入っている抵抗が0.5ΩなのでVBEが1.34x0.5=0.67Vとなり、2SC1815がONになり電圧を下げる方向に制御されています。この時の電子負荷の表示は8Vですが、すぐに1V台まで下がりました。

しばらくブレッドボードで試していたら、LM317のヒートシンクが触れない位に熱くなっていました。常用するならば、もっとでかいヒートシンクが必要そうです。

覚書として回路図を残しておきます。ICのピン配置の関係で右側入力左側出力になっています。あとIC保護のダイオードやら電圧電流表示が追加になってます。


※手持ちのVRで10kならば220Ωは390Ωにしてちょうどいい塩梅

PasSの実装図はこんな感じになりそうです。ヒートシンクをどんな形にするかで大きさや使い勝手が変わってきますね。

あとは、これをどういう風にケース等に組み込むかです。
安直にアクリル板で挟み込む形式でもいいかな・・・・

考えてみることにします。


SI4732-A10ボードの覚書

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