2019年8月24日土曜日

TDA1308 その1:Amazonで300円位のボードを使ったPortable HPA

amazonを徘徊しているとこんなものが。。。。

これを使って性懲りもなくポータブルアンプを作ろうと思う。
前に作ったPAM8403はちっさくてよかった。惜しむべきはホワイトノイズ。
TDA1308はもともと低電圧で動作するヘッドフォンアンプ用のICらしいので期待してます。

注文してから、届くまで、2週間ぐらいはかかっている印象。中国から、そっけない袋に包まれて届きます。

まず、そのまま電池2本と入力、出力を継いでイヤホンで聴いてみた。

どうも、低音がすっかすか、全く出ていない。

オリジナルのデータシートを調べてみる。
このボードもデータシートとほぼ同じ回路のようだ


と思ったが、よくよくみてみると、抵抗値がかなり違う。
入力の抵抗値が4.7k、帰還抵抗が47kなので利得は20db(10倍)もある。
もしかしたら、このボード、ヘッドフォンアンプとしては設計されていないのかもしれないと思ってしまう。

その根拠に、カップリングコンデンサ容量は実際にはかってみたら、、、なんと、

  • 入力C 実測980nF 多分これは0.1uFのチップコンデンサがついている。
  • 出力C 実測17.45uF こっちは、18uFのチップコンデンサ??

これでは、16Ω程度のイヤホンだとカットオフが500Hz付近じゃ・・・・
どうりで。。

ということで、
コンデンサを外付けにすべく、入力チップコンデンサと出力チップコンデンサを外して半田ブリッジさせた。。

外付けの部品は

  • 入力Cは2.2uFのフィルムコンデンサ。
  • 出力Cは1000uFの電解コンデンサ。
  • 電源部には1200uFnOSコンを奢ってみよう。
こんな感じになる予定。空いたところにさっきのTDA1308基板が載る
今回もケースはタカチの
で、レイアウトは。
余裕で組み込めそうである。
ただ、残念なのは、トグルスイッチを組み込むスペースがとれないこと。
今回は単電源なので、スイッチ付きボリュームで対応できるが、1.5Vの両電源で使うときは2回路のスイッチが必要なので工夫しなければならない。
パネルにはLEDを追加、

  • 高輝度赤色でドロップアウト抵抗は2kΩ
  • 電源が3V、LED順電圧が1.8Vだとすると残りが1.2Vで2kΩの抵抗
  • LEDに流す電流は 1.2V/2k=0.6mA 

定格が2mAくらいだと思うので0.6mAで暗くない?っておもうけど、これでも結構明るく光ってくれる。

このタカチのケース、気に入っているんだけど、ひとつ問題が・・・・

パネルの厚さが、厚い。。厚いゆえに3.5ジャックのナットが最後まで廻しこめないので、プラグがきちんと最後まで押し込めないものがある。つまり接触不良で片方から音がしないみたいなことが起きる。

パネルの後側を少し削る必要があるかもしれない。。。。








今期は使用しないが、一応、電池ケース部に両電源退翳のための配線も確保

と、ここでひとつ思いついた。
基板入力のカップリングコンデンサの処を半田ブリッジとしたので、シリーズに入っている4.7kが直接入力につながっている状態。
ということは、外部周辺回路に10kΩを追加すれば全部で14.7kとなる。

  • 入力抵抗:14.7kΩ
  • ゲイン:47/14.7=約3.2倍

ヘッドフォンアンプとしてちょうどよい利得に落ち着く。
周辺回路はこんな感じに。。。。
あとで、別のアンプ基板作った時に同じケースで、”着せ替え”ん?!”載せ換え”を目論んでいるので、XHコネクタを使います。

普通にユニバーサル基板で作ってもそんなに手間は変わらないような。。。
ここまでして、わざわざこの基板使わなくてもいいような気がしてきた。

気を取り直して、次に進みます。
赤い基盤と、ユニバーサル基板との接続にはピンヘッダを使いました。
ピッチは何とか合わせることができました。

抵抗やコンデンサの配線のために部品の足を曲げてのはんだ付けはしない主義です。
なので、あらかじめ細めのすずメッキ線で配線を作っておきます。
こうしておくと、後で部品を交換するときにすごく楽です。。。

  • 青いのは2.2uFのメタライズドフィルムコンデンサ。
  • 黒いのが1000uFの電解コンデンサ。
  • 白いのが1200uFのOSコン
  • 抵抗は入力にシリーズに入れる10k

ここまで出来たらあとは部品を差し込んではんだ付けするだけです。

はんだするときに気がついた。
電解コンデンサ、立てたらケースにぶつかる。
OSコン1200uFだと、微妙にあたりそう。
ということで、

  • 電解コンデンサは寝せる。
  • OSコンは470uFにして小型化

で、ささっとはんだ付けをして。入力ジャックと、出力ジャックを仮組してみる。


運よく、一発で音が出た。ただし、ハムノイズあり。。。
そっか、まだ、入力にボリュームつないでないから、解放だとノイズを拾いやすいのか。
iPhoneをつないで試してみる。うん、ノイズはないようだ。大丈夫だ。
CL750をつないで聴いてみる。ぎりぎり音量は取れているみたい。


仮組から、はんだ付けをしてくみ上げた


閉めるときに、何かがぶつかって固い
たぶんXHコネクタがギリギリの高さなんだろうと思います。
おかげで基板をねじ止めするとかはかんがえなくてもよさそう。

CL750をぎりぎり鳴らせてはいるのだけども、単4電池2本の駆動だと、電圧がたらない感はぬぐえないなぁ。
昇圧して12V駆動とかにすれば余裕なのかなぁ

しばらくこれで、エィジングしてみます。

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