あるとき、急に音が出なくなって、いったいどうしたものかということでケースから基板を取り出しました。いろいろなところにテスタをあてて電圧を測ってみましたが、+電源が15Vあって、-電圧が0.4Vなどというとんでもないことになっていました。
さすがに、これは変です。トランジスタを外してみると、コレクタ・ベースがショートモードで壊れています。
いったい、どうして壊れたのか、、、多分、マイナス電源側がなんらかの理由でショートして、エミッタ抵抗の220Ωがショート。コレクタ電流が流れすぎて破損。。
マイナス電源のショート故障の原因がわからないままですが。気分的にとりあえずちょっとICを流せる大きめのトランジスタに交換しておきました。本来は220Ωの両端が7.5Vですから、電流は34mAそこそこのハズです。するとコレクタ損失は255mW程度なので、使っていた2SD882でヒートシンクをつけていない状態でも問題ないのですが。。。。
ICが2Aクラスのパワートランジスタに交換が終わって、±電圧をチェックします。ちょっと負電圧が低いようですが、hFEが120程度しかないのでしかたないのかなと思っていました。
そしてなにげなく基板を裏返したら。。。。なんだか、電解コンデンサの背が伸びています。ん!?背が伸びる??そんなはずは(^_^;)すると。。。
なんと、コンデンサが最初の画像のようになっていたのでした。
よくよく考えてみると、耐圧が10Vなのにそこに15V架かっていたのだから無理もないと思いました。頭が膨らんだやつも含めて+側の電源コンデンサすべて交換しました。ほんとうは16V品を入れたいところですが、なにぶんスペースが足りません。なので、同じものに交換するにとどめました。
このコンデンサ、中華からのもので、10個で250円ぐらいのものでした。耐圧を超えていたのだからモンクはいえません。
ただ、こんな状態になったコンデンサをはじめて見たものですから。
ビックリしましたよ。
それにしても、マイナス電源側の不調はいったいどうしておきたのでしょう?
わからないままです。
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