2019年12月31日火曜日

中華ES9038q2mボード両電源のための負電源の作製・その3

チャージポンプといえば、前にラズパイを使ったネットワークプレーヤーを作った時にNE555を使って負電源をでっち上げた記憶があります。
その時の回路は、
こんな感じのものでした。最終的にコンデンサを0.001μFにして発信周波数を50kHzぐらいにして組み込んだものです。
電流が取れなくて、電圧降下がありましたが、そこそこ問題なく使えています。
今でも現役で動いてますから。

これをもとにして、今回は発信周波数を300kHz位にして使いたいと思っています。それに、もう少し電流が取れるようにバッファもつけてみようと思います。
あちこちググって、調べて、こんな回路になりました。本当はインダクタを使ってMOSFETでスイッチングしたほうがたくさん電流もとれていいのかもしれませんが・・・
簡単に作りたかったので・・・・・
まず、ブレッドボードで組んでみました。330Ω負荷(約30mA)で9.8V程度でした。このくらいならプラス側に1N4007を2本で1.4V程度電圧を下げれば大体マイナス電源側とのバランスが取れそうな感じです。
発振周波数は、一番効率がよさそうな!?250kHzとしました。
555を使ったチャージポンプの出来上がりです。
これは、いいです。デリケートなところがありません。
なにをしても壊れない。。。自作派には壊れにくいのが何といっても安心できます。
負荷が15mAなので、電圧もこのくらいです。
プラス側は
なので、
バランスも崩れていません。

これで、最強のDAC。。。ES9038q2mの完成です。
この音が気に入ってしまった。
電子ボリュームが使えるのもいい。
Aliexpressでもう一つ買ってしまいました。

2020/08/23 追記

壊れにくい電源のはずでしたが・・・・。なにか電源ランプがついたり消えたり。
そのあと焦げ臭い・・・・やばっ(-_-;)

ケースを開けてみると、555が焦げていました。。。
原因は、はっきりしないのですが。もともとこのICは100kHzが周波数の上限になっているみたいです。取れる電流は最大200mAですが。。。250kHz動作が負荷になっているのかもしれません。

ということで、効率は若干犠牲にして、周波数を下げてみることにします。
コンデンサを680pF から 2200pFにすると大体100kHz で発振してくれるようです。
555の出力電流制限抵抗も念のため100Ωから220Ωにしておきます。これで555の負荷が最大でも50mA程度になります。



周波数が下がったので出力電圧も若干下がり気味です。負荷をつないだ状態で、250k発振の時は-9.8Vだったのが-9.6Vと0.2Vさがりました。
これで、少し様子をみてみることにします。

いずれにしても、電源インピーダンスが高くあまり性能が稼げないので、この後になにかしらの安定化装置をつけたほうがよさそうなことが最近わかってきました。
電源は、きちんと作ろうとすると”沼”にはまってしまいそうですね。
いやもうはまってますよ。うすうす気づいてましたが(笑)

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