2020年8月29日土曜日

es9038q2m青基板のコンデンサを音質に効く!?ものに張り替える

張り替え後の写真


こうやってみると、本当にほとんどのコンデンサを交換してる
特にもとからついていた電解コンデンサはESRが0.8Ω近くあってダメダメなコンデンサだったので、仕方ないか。。。

コンデンサリスト

電源部の電解コンデンサは、ESRが小さくて容量の大きなものに交換
  • レギュレータ部入力のところ:470μF25V
  • レギュレータ部8V出力のところ:470μF25V
  • レギュレータ部3.3Vのところ:1000μF6.3V
  • 9038q2m AVCC×2:1000μF6.3V

チップ部品の外し方のコツ

最初、チップ部品の交換なんてとてもじゃないと無理って思っていたのですが。。。
ちょっとしたコツがあるようです。
普通に外そうとしても、溶かさなくちゃいけないハンダが部品の両側にあるので結構難儀していました。でも、こうすれば簡単に外せる。。。
コツは
多めのハンダをあらかじめ載せておく、、、たったそれだけで、するりと外せます。
ハンダの量が増えると、固まるまでに少しだけ時間を稼ぐことができるんです。
溶けている間にピンセットでつまんで取り除くイメージです。
簡単!!
外したら、ハンダ吸い取り線で余分なハンダを掃除しておきましょう。

交換前

オペアンプ周りのチップコンデンサを外した


9038q2m周りのコンデンサを交換

オペアンプ周り交換

さてさて、どんな出音になるかな
エージング後が楽しみです




2020年8月25日火曜日

覚書:手持ちコンデンサのESRを測ってみた

 中華ES9038q2mの基板をいじっていて、使われているコンデンサのESRの高さに驚き手持ちのこれまた中華コンデンサのESRを確認してみました。

  • 多用されていた100μF電解コンデンサ

なんと0.75Ωもあります。このコンデンサがアナログ段、差動opアンプの電源部やDACのAVCCの電源部に使われていました。

このコンデンサは手持ちの470㎌と交換することになったのですが。

ちょうどいい機会なので
手持ちのコンデンサのESRを調べてみます。

  1. ニチコン金色パッケージ470μF25V
    0.17Ω
  2. 中華470μF25V(緑色のやつ・マザボ用?)
    0.27Ω
  3. 中華680μF25V(緑色のやつ・マザボ用?)
    0.21Ω
  4. 中華1000μF6.3V(緑色のやつ・マザボ用?)
    0.29Ω
  5. 中華1000μF10V

  6. ルビコン1000μF25V
    0.19Ω
  7. 中華1000μF35V
    0.21Ω
  8. 中華3300μF10V(緑色)
    0.20Ω
  9. 中華3300μF25V
    0.16Ω
  10. 中華4700μF25V
    0.16Ω






国産品やメーカー品はやっぱり性能がよい。
ただし中華品でも、コンデンサ筐体のサイズがある程度大きなものはそれほど悪い値ではないようです。
安いからパラにして使えばESR的にはOKな感じではあります。

ちな。カップリングに使うやつも・・・・
  • PMLCAP 4.7μ35V、10μ16V

  • チップセラミック B特性 22μ35V、47μ16V

こんな感じでした。

コンデンサは、ニチコンのものや、ルビコンなどを使えばよいのでしょうがなにぶんお高くついてしまうので、妥協して安く済ませられるところは中華品を使えればよいなと思っています。
並列に複数個パラればESRはそれなりに改善しそうでし。。。。あとは高周波特性か?
こっちは、フィルムをパラれば大丈夫ということで。。。。

節約、というか貧乏!?(笑)

2020年8月22日土曜日

PMLCAPは熱に弱い??

 先の投稿でDACのカップリングコンデンサにB特性のチップセラミックコンデンサ

をつかったらこれまた意外と音があれないどころか、繊細で高音域も良いんじゃない??って思えるほどでびっくりした話を書きましたが・・・・

しばらく使っていると、欲が出る??のかもっと良くなるんじゃないかと思い始めた。

それで、お高いPMLCAPのコンデンサをおごってみることにしてみたのですが。。。


前回は直付けにしていたのですが、、両電源にしていてオフセットが数mVしか出ていないこともあり、コンデンサをバイパスすることもできるので、ピン・ソケットで気軽に交換できるようにしてみようと思いました。

PLMCAPは4.7μF35Vのもの。ピンに固定するのにちょっとてこずってしまいました。

はんだをした後、一応念のためと思って ※左のやつを測定

測定してみたところ、むむっ!?

こっちは47μFのB特性チップセラコン

もうひとつのPMLCAPを測ったら ※上写真の右の奴

4.7μ=4700nF なので、まぁこっちは正常

すると、さきの奴はたぶん熱のせいで壊してしまった???

意外ともろいもんですね。。。音が出ないって焦るところでした。

今度から気を付けることにします。。。。。

それにしても、1個150円。。。もったいない(-_-;)

2020年8月19日水曜日

NFJのスピーカーセレクタ Kitを使ってみる

メインで使っているスピーカはふたつあります。



左:SunsuiのS33

右下:KenwoodのLS-K707

音と外観ははSunsuiのS33のほうに軍配があがります。特にボーカル領域に花があるというか、ぞくっとする感触が味わえます。Kenwoodのほうは、低域がこの大きさのスピーカーにしてはちゃんと表現できているような感触があります。

なので、インストのジャズとかはこっちのほうがよかったりします。

ということで、スピーカージャックを差し替えて使っていましたが、ボタン一つで切り替えられるセレクタがあれば便利です。

ネットを探していると、NFJでお安くキットを出しているようです。そして、評判もわるくないようなので、二つほど買ってみました。

自作組立式 1:2アンプ/スピーカーセレクターキット 『Bonneville Eaters』NFJ&FX-AUDIO-|nfj

https://store.shopping.yahoo.co.jp/nfj/h53-f.html


むき出しの基盤のみなので、普段使いするのにはなにかしらのケースに収めないと勝手が悪いです。


最初は、タカチのいつものケースに入れようと思っていたのですが。。。。ケースの加工も面倒だし、それにいつものケースだとスピーカーコネクタが収まりそうにもない。。。

というわけで、最終的にこんな形になりました。百均のPPシートを適当な大きさに切って挟んだだけのものですが…

と、いきなり完成形をみせてしまったのですが、実はスピーカーケーブルの心線が14ゲージのものなので太い。。。太くてターミナルブロックにはいらない・・・・

かと思ったのですが、はんだである程度固めて、ペンチでやや平たく成型したら、ぎちぎちですがきちんと留まりました。

簡単に切り替えられるのは快適です。音質の劣化もないようです。たぶん(o^―^o)ニコ

2020年8月9日日曜日

省電力CPUのmini ITXなPCをRoon Coreに仕立ててみる

Roonの中核である頭脳部分のCoreはWindows,MacOS,Linuxにインストール出来る。
ただし、必要とするスペックはCorei3以上のCPUが必要らしくて、結構重い処理をさせているようだ。
最近、安く買っておいたマザーボードがあってそれを使ってPCを組み立てるということをしていて、結果的にWindows10を起動しっぱなしにしていた省電力PCを退役?させた。
使い道を考えていたら、RoonCoreをインストールしてサーバにしようと思い立った。
『現在はiMac(Corei5)にRoonCoreを入れてiTunesでリッピングした音楽ファイルをライブラリとして利用している。』
それの代わりに使えないかということで、とりあえずやってみることにした。

ただしマシンのスペックが
とCPUがかなり貧弱なので、音楽再生しているときにCPU利用率が上がりまくるのではないかという懸念があった。

CPUパワーだけで言えば、Atomの一番早いやつとセレロンの一番遅いやつとの中間ぐらいの感じ。。。
ただし、消費電力は本当に少なくて12V2.5Aの電源アダプタで問題なく動いている。通常利用では15Wいかないくらいかなぁ。。。これなら起動しっぱなしでもそんなに抵抗ありません。
※今買おうとすると値段はアマゾンの製品ページをみてびっくり(笑)購入時はマザーとCPUで5千円だった。

まずは、OSをどうするか、MacOSは裏技を使わないと入れられないので、Windows10(現在インストールされている)を使うかLinuxを新たにインストールするかということになるが。
どうやら、音楽用として使うのであればLinuxの方が良いらしい。

理由は、Windowsだと(RoonCoreとして動作させるのには)いらないプロセスがたくさん動いていて低いスペックのPCで動かす場合は厳しいということ。

なので、Linuxをインストールすることになるが、Roonで動作確認されているのはUbuntu16であとはarcLinuxらしい。
使い慣れているDebianは記載になかったので、本当はDebianで最小インストールしたCUIのみで動かしたかったのだが、Ubuntuを使ってみることにした。
ubuntuの最新LTS版は20。。だいぶバージョンが上がっているが、基本は変わらないと思うので、最新のバージョンを使うことにする。



ubuntuのインストールに関しては、最小構成でインストールするくらいで他に特記することもない。そして、RoonCoreのインストールだが、こちらも、先人がうまいことやっているのでそちらを参照してその通りにすれば難しいことはない。

ただ、問題は。。。。。

20分ほどたつと、コントロールアプリからRoonCoreが見えなくなる。


どうやら、sleep状態に陥っているようだ。。。。。

Ubuntuをインストールしたデフォルト状態だと、GUIの設定に関わらず20分程度でsleep状態になるのが原因の様でした。
Ubuntuに慣れていないせいもあるのですが、GUIでsleepの設定を無効にする方法がわかりませんでした。
なので、このページを参考にして、CUIでsleepを無効にしました。
自分のPCだと、
/etc/gdm3/greeter.dconf-defaults
の最後尾に
sleep-inactive-ac-timeout = 0
sleep-inactive-battery-timeout = 0
を追加しただけで、
/usr/share/gdm/dconf/90-debian-settings
に上記の2行が追加されていました。

これで、時間が経ってもRoonCoreが見えなくなることはなくなりました。


肝心のCPU利用率の方は
 
20%〜60%くらい。。。RoonCoreをインストールしたばかりでライブラリの構築途中でこのくらいなので、なんとかなると確信した。

これで、Linuxを使い余分なプロセスが走っていない分。音が良くなれば言うことなし!!
ですね(^_^)


2020年8月2日日曜日

PCM2704DACにUSBアイソレータICを使う

使用前

使用後

ほんとうに、”わーきれい”だ!(笑)
この”わーきれい”って言葉は、ADuM3160で情報を集めていくと見つかる。。。

この違いを耳で聴き分けできるか?というと。。
めちゃめちゃ自信ない。。というかわからない。。。ような気がする。
ほとんど自己満足にすぎないのだが、、、、

PCからのノイズの影響を受けないようにするとこういう感じになる。

使ったUSBアイソレータは
秋月から手に入れた。

回路図は極めて簡単。。。

なので、

変換基板の上にすべてのせて、PCM2704DACボードにアタッチメントするようにしてみました。


これを、DACボードに載せられるように工夫します。
(抵抗は本来24Ω±1%だそうです。今回は22Ωしかなかったのでそれを使っていますが。)
※追記:4番のホールがはんだ付け忘れです。これでも動いていたので気が付かないところでした。写真にとっておいてよかった(笑)


(5VはDAC基板のレギュレータあとの電解コンデンサ+側からとりました)
元々のUSBジャックのところにピンヘッダを立てて


アタッチメントさせます。

左側ボードは”ぺるけ”さんちのLPFボード。
それに電源部分。DC24VのDCアダプタを使って12V、17V、-6Vを作っています。

もともとは、NFJのお安いPCM2704キットなのですが、
かなり満足な音で鳴ってくれています。

キットも作っておしまいじゃなくて、いじり倒す(笑)
これぞ、自作の醍醐味だ。。。

ちなみに、このUSBアイソレータはFullSpeed対応です。
USBのFullSpeedとは。。。。。
12MBPSなので、つまりUSB1.1のスピードです。
残念ながらUSB2.0のHighSpeedでつながるハイレゾDACには使えないようです。