2020年11月7日土曜日

小出力デジタルアンプ(PAM8403)の音が意外に良かったので④

前回でうまいことポップノイズの対策ができました。出力フィルターも付けました。
このアンプを常用メインアンプにする準備が整ってきたというものです。

へっ!?
こんな1枚100円もしないボードでちゃんとメインにできるのかよ?
そう、自分も最初は馬鹿にしていたんですけどねぇ。

実際に使ってみるとなかなか侮れないんです。前に作ったYDA138のデジタルアンプよりも、あきらかに定位がよく、なんというか高音域の雑味が少ない感じがします。

他に自作で比較するものとして、ぺるけさんの設計したミニワッターがありますが、それに迫る音質。。。定位という部分では超えているかも!

この基板、素質がありそうです。もう少し高音質化できそうなところは、、、と考えると。
電源部ですかね。

どうしましょうか。仮にもパワーアンプなので電流はそれなりに流れます。
あっているかどうかわかりませんが、もし出力3Wだとして5VのBTL接続ということは、

3/10=0.3A 効率が90%として0.3×1.1=0.33A 2chで0.66Aの容量が必要

これだけ流れるとなると、DACの電源に使った定電圧回路は使えないなぁ

ちょっと安直ですが、3端子レギュレータを使うことにするか。
レギュレータでも、なるべく性能(音質)の良いものを選びます。



これは、結構優れモノだと思います。800mAも流せて低雑音、出力コンデンサも2.2μFの小容量ですみます。それで、電源インピーダンスを低くとれる。
入力を6V程度にすれば放熱板もなしでいけそうです。
NJM2845 最近のお気に入りです。

実際に組むときは電源アダプタは、一般的な12Vのものを使いたいので、上流にもう一つ3端子レギュレータをいれて6Vまで落とす予定です。こちらの損失は0.66×6=3.96Wになるのでヒートシンクが必要でしょう。

自分の覚書として回路図をはっておきます。


が、、、まぁ普通の電源回路です。ほぼ、NJM2845の高性能に頼り切っています。

さて、いままで実験のために安易にブレッドボードに部品を載せて仮住まい状態だったのですが、どうにも毎回聞くたびにハッとするぐらい音が良いのです。
なので、ちゃんとユニバーサル基板に載せてケースに入れるというモチベーションが俄然上がってきました。

さてケーシングはどうしましょうか?
3Wしかないけど、、、パワーアンプ。。音量はDAC側で調節するのでボリュームレスでもいいかな。。。




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