2022年2月26日土曜日

中波受信用アンテナの実験 :NCPL(ノイズキャンセルパッシブループアンテナ)

中波用のアンテナには

  • バーアンテナ
  • ループアンテナ
  • MLP
  • NCPL:Noise-Cancelling Passive Loopantenna
などがあります。
最初に試したのがMLPでした。

MLP:マグネチックループアンテナと呼ぶらしい


個々のページを真似して作ってみました。


室内で使う分には小型だし、簡単に作れて内蔵バーアンテナにリンクコイルを被せ、外部アンテナとして使う分には確かに効果がありました。

そして、その次に試したのが

上のMLPにコイルとコンデンサで直列共振を加えたマッチング回路付きのものです。
これも試したのですが、特に感度が上がるわけでも、ノイズが減るわけでもありませんでした。
まぁ、これは、アンテナ入力が

内蔵のバーアンテナの上に0.9mm銅線のリンクコイルを12回ほど巻いたものに繋いでいるため、うまくマッチングできていないのかもしれません。

ループアンテナでは、既製品で


こういうものもありますね。
いちおう、効果はあるんですけど、、、なかなか限定的でした。というのも、低い周波数ではこれを繋ぐと逆に放送の受信状態が悪くなったり・・・・していました。

NCPL

そうこうしているうちに、NCPLなるアンテナがあることをしりました。
ゲインを稼ぐというよりはノイズを打ち消すようなイメージでしょうか・・・
英文ですが・・・・


これを試してみることにしました。
ふとここで、ちょっと思いついたことがあります。
いままで、同軸ケーブルを使ってきましたが、簡単に試すのにRCAケーブルをつかってみようかと・・・一応シールドされているので外被内に芯線が入っているのでインピーダンスはともかく、構造は同じようなものだろうと・・・・
用意したもの
  • RCAケーブル1.5m2本
  • RCAジャック5ケ
  • アミドンFT-50-75


まず上部で芯線と外被を交差させるので・・・

こんな風にRCAジャックをはんだします。
そして、

引き出しのほうは、
トロイダルコアに8回巻をふたつ作ってマッチングトランスとしました。

BN-73-302はメガネコアで透磁率が高いものらしいのですが、ググってもAL値を見つけることができませんでした。
なので、FT-50-75に何回巻けばよいのかわからなかったのですが・・・・
とりあえず倍くらいにしとくかのノリで決めた回数なので超適当です。ちなみにこのコアに0.55mmのULを巻こうとしたら最高で24回巻ぐらいなので、合計16回ならば、重ならずに巻けます。
これで直径約1mのNCPLができます。

MLPと繋ぎ変えつつ比べてですが・・・

なかなか良いっすねこれ!!
MLPよりノイズが少ない。。。。

使用感
ループアンテナ<MLP<NCPL!!




ですね、すばらしい。試しているのは現在昼の時間帯なので、夜どうなるのかが楽しみ!!

0 件のコメント: