2022年2月2日水曜日

KT0915 arduino制御DSPラジオ 3

KT0915 を使ったarduino制御DSPラジオ

回路図


とまぁ、こんな感じの回路図になりましたが・・・・

※2022/03/15追記
NJM386の入力にLowPassフィルターを追加しました。1kΩ:0.01μFのものでカットオフは15kHzほどになります。ラジオ出力からRFが漏れて増幅・・・バーアンテナに戻るという経路を断ち切ります。もっとも今回の作例ではバーアンテナはケース外なので影響はありませんでしたが・・・・気休めです。

これを載せてもあんまり意味がないような気がしますねぇ。
むしろスケッチを載せるべきかな。。。

※テキストファイルにしてあります。

音量調整はタクトスイッチで、ロータリーエンコーダの押しボタンは短押しで周波数飛ばし、AM:90kHz,FM:1Mhz として、長押しでMW、FM切替になっています。

RSSI表示は周波数を切り替えた時、またはタクトスイッチを押したときに読み出しを行います。定期的に読みださせればよかったのかもしれませんが、あまり負荷を重くしたくなかったのと、読み出し時にノイズが載る可能性も考えてやめておきました。

あとこのKT0915はそのまま使うと中波帯の受信で音声がえげつなく歪ます。どうやらレジスタの初期設定がうまくないみたいです。

歪を解消するのに、スケッチ内に
r.setRegister(0x22,0xA284);
の記述をしています。前述のKT0915ライブラリをインクルードしているため簡単な記述で済んでいますが、実際にやっていることは
アドレス0x22
上位ビット10100010,下位ビット10000100
を設定
これで歪は解消されます。デフォルトのままでは聴けたもんじゃありません(-_-;)

回路図そのものはデータシート通りで特に工夫した部分はありません。。。

しいて言えば3.7Vのリポ電池を直列にして使っていて、ダイオードをスイッチにして外部電源と自動切換え!?にしていることぐらいでしょうか。。。
切替といってもそれぞれの順電圧、約0.7Vと0.3Vを利用しただけなのですが・・・・

これで、外部電源から電圧が来ているときは電池から回路に電流は流れません。

ちなみに、実測で・・・
外部入力 9.26V
電池フル充電で 8.11V
この状態で
1N5819後の電圧が8.89V
1N4007後の電圧が7.27V

となっています。このぐらいの電圧差があれば(約1.5V)一応きちんとスイッチされているようです。当初はMOSFETを使って外部電源が来ているときは電池の出力を遮断する回路を考えていたのですが・・・どうにも面倒で簡単に済ませてしまいました。

使用部品

バーアンテナ:aitendoのBT550DA




インダクタンスは300μHから500μHのものが適応だそうです。これのT1のみを使えば330μHでしたので丁度使えそうです。

チップインダクタ

BK2125HS601-TA:秋月



電源部分からのノイズ軽減を期待してKT0915への電源入力部に入れました。



追記:


バーアンテナを自分でリッツ線を巻いて作ってみました。



実測:T1=510μH T2:60μH



aitendoで手に入るフェライトバーの一番長いものを使ってBT550DAと同じT1:65T,T2:20Tでリッツ線を巻いてみました。


リッツ線


フェライトバー


これをKT0915で使ってみました。

感度的にはあまり市販品と変わらないような・・・印象

秋田放送受信中




まぁ一応自己満足ということで!!

追記2:2022/2/7

外部アンテナとの接続は



当初バーアンテナのT2(20T)とつないでいましたが・・・・それよりも
写真のように0.9mmの銅線を10回程度巻いたものを被せたほうが全然良かったです。
ちな、写真の巻き線は006Pの乾電池に紙を巻き、その上から銅線を巻きました。なので断面が四角形になっています。これで丸型のフェライトと平型のフェライトどちらでも結合させることができます。


アンテナは

部屋のすみにある本棚!?に引っ掛けたループアンテナ・・・・・
こんなんでも、結構効果あります。

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