トラップコイルを追加した10MHz,14MHzの2バンドダイポールアンテナ
先日、VCHを調整してSOTA時に14MHzに出ることに成功した。
となると、固定でも出たくなるのは当然といえばそう。
でも、今あるアンテナは100均のアルミワイヤーを使ったとてもチープな7MHzのDPと、バラン部を共用した10MHzDPしかありません。
ここに14MHzのワイヤーを足すことも考えたのだが、アルミ線がワチャしそうなので別の方法を試すことに。
7MHzのダイポールは主力でありフルサイズを張っている。なかなかいい仕事をしていて、これにトラップを入れるのにはためらいがある。
そこで、10MHzのダイポールに14MHzのトラップコイルを入れることにした。
参考にしたのは図書館で借りてきた「手作りアンテナ入門 JH5MNL著」のもの。
2008年に出版された本なのでかれこれ20年近く前の著書になる。
これによると14MHz用のエレメントの長さは522mm,14MHzのトラップコイルは穴あき基盤を組み合わせたもので14MHzで12回巻となっている。組み合わせる同軸コンデンサは21.5pF(215mm)そしてその先に10MHzのエレメントが78mm分となっている。
最初はトラップコイルから作り始めた。
コイルは0.9mm銅線を12回巻の指定だった。ユニバーサル基板の穴の溝に沿って巻いた。被覆がないのでこういったガイドがないと容易に隣とショートしてしまう。
出来上がったものをnanoVNAで測定。
フィルタと同じように通過特性を計測しトラップ周波数を確認した。
結果14MHzに同調させるためには同軸で90mmの追加が必要だった。これ、誤差が多すぎるような気がするが、しょうがない。(-_-;)
ワイヤエレメントにはダイソーで手に入る1.5mmのアルミ線を使った。6mで100円である。これを2つ買ってくれば事足りるはずだった。
しかし、実際に共振周波数を計測しながらダイポールを張ってみると、全然長さがたりないのである。最終的に14MHzでは片側71mmの追加が必要だった。
これも、誤差が大きすぎるような気がする。
調整して10MHzのエレメントは30mmの追加が必要だった。
調整後、最終的には使える範囲に収まった。
これで7MHz,21MHz(3倍高調波),10MHz,14MHz(トラップ式2バンド)となった。
試しに電波を出してみたが、フルサイズと比べても特に損失があるようには感じていない。
電灯線よりも低い位置にあるダイポールアンテナ。。。。
並行しているのは7MHzフルサイズダイポールアンテナ。
凧みたいにみえるのがトラップコイル。。。。
前より少し目立ってしまった。これ以上は増設できなさそうだなぁ。
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