前回は緑基板を使って実験しました。
LPFを兼ねるオペアンプによる差動合成回路に使われていたチップコンデンサ100pFと390pFをフィルムコンデンサに交換して音の傾向を探っていました。
緑基板はバラック状態でRaspberryPi4の4GBバージョンからのI2S接続でroonbrigeとして試聴してみました。
緑基板で試したコンデンサはマルツで手に入れたメタライズドフィルムコンデンサです。
https://www.marutsu.co.jp/pc/i/953397/
単電源用のバイアス回路を削除して、オペアンプの±電源の処の47μFも470μFに増量しました。
先にケーシングした無改造黄色基板+アナログ電源と比べてみると高音域のシャリシャリ音が落ち着いた気がします。ただし低音域に関しては黄色基板のほうがアナログ電源を使っているためか豊かに聴こえます。
出力のオフセットはL,Rともに1mV以内に留まっていました。これならカップリングの電解コンデンサをバイパスしても大丈夫そうですが、この後にDCアンプがつながることもあるのでそのまま残してあります。
しばらく、このまま黄色基板と比較試聴していこうかと思っていたのですが。。。。
秋月でこんなものを見つけてしまいました。
スチロールコンデンサ
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-14428/
そうです、昔よく使われていた宇宙人!?みたいな容貌のコンデンサです。なんとなくこのコンデンサをみると宇宙からきた使者のような気がするのは私だけでしょうか。。。
さっそく手に入れてしまうと、これを使ってみたくなります。スチロールコンデンサは音響にとても良いコンデンサというふれこみですし。。。。
ケーシングした黄色基板を取り外します。
セラミックコンデンサと思われるチップコンデンサをどんどん外していきます。
それにしても、中華基板はリード部品の外しにくいこと。。。。電解コンデンサのランドを一か所剥がしてしまいました。電解コンデンサは100μFがついていました。これを470μFに増量しておきます。はんだした後テスタを当ててみたら一応導通はあったのですが、接触不良になるのがいやなので、オペアンプの4番ピンとの間にジャンパを飛ばしました。
さて、いよいよスチロールコンデンサを実装していきます。帰還コンデンサは100pF,差動入力間のコンデンサには470pFを使いました。
すべて、実装して・・・・・
ケースに戻しました。
さて、さっそく音を聴いてみます。
音源はいつも聴いている、大好きなSalyuさんのMaiden voyageから”稲妻”です。
エージングはこれからですが、期待通りの音になっているようです。
このDAC、RaspberryPiでRoonbridge、それに光入力、COX入力の切り替えスイッチ付きです。Roonで使う、AmazonHDで使うなど使い勝手も良いです。
しかし、、以前に作ったPCM2704のDAC。ハイハットのシャリシャリ感がまったくなく、いい音させていたんだな、、と改めて思いました。
さすがに空間表現はES9038Q2Mにはおよびませんが。。。。。
中華基板ES9038Q2M。。メインのDACに昇格です。
現在はこれにミニワッターPart5,15Vバージョンで音楽を楽しんでいます。