openmediavault ver5 をインストール
さて、バックアップも終わったので、D2700dcなマシンにopenmediavault ver5 Usul をインストールして本運用といきます。まずは、こいつに担わせる仕事をもう一度おさらいしておきます。
- zfsシステム:HDD3台によるRAIDZ1を構築、4TB×3にします
- テレビ録画(regza2000)の保存
- 音楽ファイルやその他もろもろの保存
- dnsmasqによるDHCPサーバ
- Webサーバ
openmediavault のHPから最新版のisoイメージをダウンロードしてCDに焼きます。
D2700dcなマシンにはCDドライブを搭載していないので、USB接続のCDドライブを用意してそこから起動させます。特にBIOSを弄らなくてもデフォルトでCDからの起動を優先してあるのが普通なので、ここは苦労なくインストールが進みます。
インストールが終わったら
システムのアップデート
- rootでログインする
- #ip addr show でipアドレスを確認する。
- 他のマシンでhttp://192.168.0.xxx(先ほどのアドレス)
- webUIでユーザを作っておく。
- ユーザ追加 ex:hoge パスワードを設定
- groupにsshを追加しておく←ここ大事
- groupにsudorsを追加しておく
- Puttyなどからsshでユーザログイン
- $sudo apt update ; sudo apt upgrade しておく
- $sudo reboot で再起動
extraプラグインの追加
- extraのHPからVer5のプラグインをダウンロード
- webUIからアップロードとインストール
- webUIからopenmediavault-zfsプラグインをインストール
- 残念だけどエラーになります。なのでアンインストール
- 万全を期して再起動
- もう一度webUIからインストールします。
- 不思議と2回目は成功します
REGZA Z2000で録画するためのsambaの設定
これが、結構ドツボにはまりました。普通に設定していくと、PCからはちゃんとみえるのですが、REGZAからは全く見えません。。。
REGZAがもうとっても古い機種なので、sambaのプロトコルが古くて新しいVer5なopenmediavaultでは繋がらないのか。。と思ってしまいました。
ちなみに、REGZA Z2000では
Ver5なopenmediavaultから#smbstatus -b すると6137 hoge users 192.168.0.xx (ipv4:192.168.0.xx:49116) NT1
と表示されました。今は推奨されないNT1で接続されています。
結果的にはopenmediavault ver5なsambaからの接続ができて表示されました
- webUIから共有フォルダをつくるのですが
- 共有フォルダのパーミッションが標準で作るときは選択枝に、
- Administrator:読み書き
- Users:読み書き
- その他:読み込みのみ
- が選ばれています。これを選択肢のいちばん下にある
- みんな読み書き
- にするだけでした。
この表示は共有フォルダを新規に作るときしかでません。 - あとは、sambaの共有でゲストオンリーにすること(guestを許可する設定にする)
さらっと書きましたが、きちんと稼働するまでに何回インストールをやり直したことか。LinuxはWindowsと違って、ダメなものはだめ、うまくいくものはうまくいくはずなので、本来こんなにやり直すことはないのですが、ここにWebUIでの操作が絡んでくるとややこしいことになってきます。できれば全部をapt insatll で済ませて、あとはコンソールで設定しまいたいものです。(素のdebianにひとつづつ必要なものをインストールすればできるかもしれませんが、それも面倒なので)
Webサーバの設定
Ver3にはWebサーバのプラグインがありました。それを使ってなんちゃってWebサーバを運用して無料のDNSサービスを利用していました。
しかしVer4からはプラグインが消えています。
サーバはnginxというものでどうやらWebUIを動かしているのもこいつらしいです。
プラグインがないなら、自分でなんとかしなくちゃいけません。
そして、そんなに難しくはありません。
- /etc/nginx/site-avaival/ に設定ファイルをいれる
今回はver3で使っていた設定ファイルを流用 raijin.ddo.jp 用の設定 - cd ../site-enable/
- #ln -s ../site-avaibal/zzz-omv-nginx zzz-omv-nginx
設定ファイルは、Ver3で使っていた設定ファイルをそのまま使いました。
DHCPサーバ・内部DNS名前解決(dnsmasq)の設定
これは、もともとプラグインで用意されていないので、
#apt install dnsmasq
でさくっとインストールして使おうと思っていたのですが、
sudo lsof -i -P -n | grep LISTENsystemd 1 root 70u IPv4 14199 0t0 TCP *:111 (LISTEN)systemd 1 root 76u IPv6 838 0t0 TCP *:111 (LISTEN)rpcbind 468 _rpc 4u IPv4 14199 0t0 TCP *:111 (LISTEN)rpcbind 468 _rpc 6u IPv6 838 0t0 TCP *:111 (LISTEN)systemd-r 494 systemd-resolve 12u IPv4 16271 0t0 TCP *:5355 (LISTEN)systemd-r 494 systemd-resolve 14u IPv6 16274 0t0 TCP *:5355 (LISTEN)systemd-r 494 systemd-resolve 17u IPv4 16277 0t0 TCP 127.0.0.53:53 (LISTEN) ←
なにやらポート53が使用中で起動できない模様。
色々調べた結果、標準でmDNSが有効になっていて名前解決をしてくれているので、dnsmasqは使わないほうがよさそうな感じです。新しく入った子は
systemd-resolved
っていう名前の子でした。良しなにDNS名前解決をしてくれているようです。
そうすると、DHCPはどうするの?っていうことになりますが。
それは、ルーターに任せることにしました。
ちなみにsystemd-resolvedの設定ファイルをみてみると
cat /etc/systemd/resolved.conf | grep DNS#DNS=#FallbackDNS=#MulticastDNS=yes#DNSSEC=allow-downgrade#DNSOverTLS=no#DNSStubListener=yes
この中で、MulticastDNSというのがいわゆるmDNSの項目です。デフォルトでyesになっていますね。これで、MacやWindowsとの間でローカルでの名前解決が行われるようになります。ex. ssh ホスト名.local のうように xxx.local でアクセスできるので便利です。
と思ったのですが。。。。
# /etc/nsswitch.conf## Example configuration of GNU Name Service Switch functionality.# If you have the `glibc-doc-reference' and `info' packages installed, try:# `info libc "Name Service Switch"' for information about this file.passwd: filesgroup: filesshadow: filesgshadow: fileshosts: files mdns4_minimal [NOTFOUND=return] dns myhostnamenetworks: filesprotocols: db filesservices: db filesethers: db filesrpc: db filesnetgroup: nis
だそうです。
hosts: files mdns4_minimal [NOTFOUND=return] dns myhostname
ですので、mDNSは入っていないようです。よくわかりませんね(-_-;)
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