2020年7月1日水曜日

openmediavault ver5をインストール その2

openmediavault ver5 をインストール

さて、バックアップも終わったので、D2700dcなマシンにopenmediavault ver5 Usul をインストールして本運用といきます。
まずは、こいつに担わせる仕事をもう一度おさらいしておきます。
  1. zfsシステム:HDD3台によるRAIDZ1を構築、4TB×3にします
    • テレビ録画(regza2000)の保存
    • 音楽ファイルやその他もろもろの保存
  2. dnsmasqによるDHCPサーバ
  3. Webサーバ
openmediavault のHPから最新版のisoイメージをダウンロードしてCDに焼きます。
D2700dcなマシンにはCDドライブを搭載していないので、USB接続のCDドライブを用意してそこから起動させます。特にBIOSを弄らなくてもデフォルトでCDからの起動を優先してあるのが普通なので、ここは苦労なくインストールが進みます。
インストールが終わったら

システムのアップデート

  1. rootでログインする
  2. #ip addr show でipアドレスを確認する。
  3. 他のマシンでhttp://192.168.0.xxx(先ほどのアドレス)
  4. webUIでユーザを作っておく。
    1. ユーザ追加 ex:hoge パスワードを設定
    2. groupにsshを追加しておく←ここ大事
    3. groupにsudorsを追加しておく
  5. Puttyなどからsshでユーザログイン
  6. $sudo apt update ; sudo apt upgrade しておく
  7. $sudo reboot で再起動

extraプラグインの追加

  1. extraのHPからVer5のプラグインをダウンロード
  2. webUIからアップロードとインストール
  3. webUIからopenmediavault-zfsプラグインをインストール
  4. 残念だけどエラーになります。なのでアンインストール
  5. 万全を期して再起動
  6. もう一度webUIからインストールします。
  7. 不思議と2回目は成功します

REGZA Z2000で録画するためのsambaの設定

これが、結構ドツボにはまりました。普通に設定していくと、PCからはちゃんとみえるのですが、REGZAからは全く見えません。。。
REGZAがもうとっても古い機種なので、sambaのプロトコルが古くて新しいVer5なopenmediavaultでは繋がらないのか。。と思ってしまいました。
ちなみに、REGZA Z2000では
Ver5なopenmediavaultから#smbstatus -b すると
6137  hoge  users    192.168.0.xx (ipv4:192.168.0.xx:49116)    NT1
と表示されました。今は推奨されないNT1で接続されています。

結果的にはopenmediavault ver5なsambaからの接続ができて表示されました

  • webUIから共有フォルダをつくるのですが
  • 共有フォルダのパーミッションが標準で作るときは選択枝に、
    • Administrator:読み書き
    • Users:読み書き
    • その他:読み込みのみ
  • が選ばれています。これを選択肢のいちばん下にある
    • みんな読み書き
  • にするだけでした。
    この表示は共有フォルダを新規に作るときしかでません。
  • あとは、sambaの共有でゲストオンリーにすること(guestを許可する設定にする)
さらっと書きましたが、きちんと稼働するまでに何回インストールをやり直したことか。LinuxはWindowsと違って、ダメなものはだめ、うまくいくものはうまくいくはずなので、本来こんなにやり直すことはないのですが、ここにWebUIでの操作が絡んでくるとややこしいことになってきます。できれば全部をapt insatll で済ませて、あとはコンソールで設定しまいたいものです。(素のdebianにひとつづつ必要なものをインストールすればできるかもしれませんが、それも面倒なので)

Webサーバの設定

Ver3にはWebサーバのプラグインがありました。それを使ってなんちゃってWebサーバを運用して無料のDNSサービスを利用していました。
しかしVer4からはプラグインが消えています。
サーバはnginxというものでどうやらWebUIを動かしているのもこいつらしいです。
プラグインがないなら、自分でなんとかしなくちゃいけません。
そして、そんなに難しくはありません。
  1. /etc/nginx/site-avaival/ に設定ファイルをいれる
    今回はver3で使っていた設定ファイルを流用 raijin.ddo.jp 用の設定
  2. cd ../site-enable/
  3. #ln -s ../site-avaibal/zzz-omv-nginx  zzz-omv-nginx
 設定ファイルは、Ver3で使っていた設定ファイルをそのまま使いました。

DHCPサーバ・内部DNS名前解決(dnsmasq)の設定

これは、もともとプラグインで用意されていないので、
#apt install dnsmasq
でさくっとインストールして使おうと思っていたのですが、
sudo lsof -i -P -n | grep LISTEN
systemd       1            root   70u  IPv4   14199      0t0  TCP *:111 (LISTEN)
systemd       1            root   76u  IPv6     838      0t0  TCP *:111 (LISTEN)
rpcbind     468            _rpc    4u  IPv4   14199      0t0  TCP *:111 (LISTEN)
rpcbind     468            _rpc    6u  IPv6     838      0t0  TCP *:111 (LISTEN)
systemd-r   494 systemd-resolve   12u  IPv4   16271      0t0  TCP *:5355 (LISTEN)
systemd-r   494 systemd-resolve   14u  IPv6   16274      0t0  TCP *:5355 (LISTEN)
systemd-r   494 systemd-resolve   17u  IPv4   16277      0t0  TCP 127.0.0.53:53 (LISTEN) ←
なにやらポート53が使用中で起動できない模様。
色々調べた結果、標準でmDNSが有効になっていて名前解決をしてくれているので、dnsmasqは使わないほうがよさそうな感じです。新しく入った子は
systemd-resolved
っていう名前の子でした。良しなにDNS名前解決をしてくれているようです。
そうすると、DHCPはどうするの?っていうことになりますが。
それは、ルーターに任せることにしました。

ちなみにsystemd-resolvedの設定ファイルをみてみると
cat /etc/systemd/resolved.conf | grep DNS
#DNS=
#FallbackDNS=
#MulticastDNS=yes
#DNSSEC=allow-downgrade
#DNSOverTLS=no
#DNSStubListener=yes
この中で、MulticastDNSというのがいわゆるmDNSの項目です。デフォルトでyesになっていますね。これで、MacやWindowsとの間でローカルでの名前解決が行われるようになります。ex. ssh ホスト名.local のうように xxx.local でアクセスできるので便利です。

と思ったのですが。。。。
# /etc/nsswitch.conf
#
# Example configuration of GNU Name Service Switch functionality.
# If you have the `glibc-doc-reference' and `info' packages installed, try:
# `info libc "Name Service Switch"' for information about this file.

passwd:         files
group:          files
shadow:         files
gshadow:        files

hosts:          files mdns4_minimal [NOTFOUND=return] dns myhostname
networks:       files

protocols:      db files
services:       db files
ethers:         db files
rpc:            db files

netgroup:       nis
だそうです。
hosts:          files mdns4_minimal [NOTFOUND=return] dns myhostname
ですので、mDNSは入っていないようです。よくわかりませんね(-_-;) 

AppleTV A1469でAirPlayが使えずハマったのでメモ

ハー○オフでAppleTV第3世代を手に入れた 破格の1650円だったので迷わず購入 ボードの上にあるのが第2世代、そして、アンプの隣にあるのが今回のターゲット。 今まで第2世代のAirPlayを使ってRoonのレシーバとしていた。 特に問題なく動いていたのだが、なにぶん設計が古...