ちょっときになることがありました。
最高周波数に近い、65kHzでの方形波をオシロで確認してみると。
ファンクションジェネレータのアナログ出力には、LM358Pが使われています。スルーレート0.3V/μs GB積が0.7MHzしかありません。なのでちょっと残念な波形になっています。
そこで、波形改善を見込んでオペアンプを高速なものに変更することにしました。
そこいらに転がってるNJM5532DDが使えれば良いかなと安直に考えて交換してみました。
ちゃんと方形波らしい形になりました。
5532DDはスルーレートが8V/μsでGB積が10M㎐です。
なので速度は十分なのですが,大きなオーバーシュートが出ています。まぁ、三角になってしまうよりは良いのですが、なんとかしたいものです。
ネットを徘徊していたら、こんなページがみつかりました。
オペアンプのあれこれ http://cba.sakura.ne.jp/sub04/test11.htm
ここの最後の方に対策として68pFのキャパシタを使う方法が載っていましたので追試して見ました。
波形をみてみると、
だいぶ綺麗になりました。
しかし、これで終わりではありませんでした。ファンクションジェネレータの波形出力をオフにして基線をみてみました。
やや、これやもしや、発振しているのでは。。。。。ちょっと残念、これでは使えない。。。
他のものを探して、手持ちでスルーレートがあってGB積が低いものといえば。。。。
TL072CPくらいでしょうか。。
スルーレート:13V/μs GB積 3MHzです。
TL072CP:上がオペアンプ出力、下はR2RDAC出力部からの波形です。なおプローブはDAC出力のみx10のものを使用。
出力を止めて基線をみると
大丈夫のようです。
参考までに先ほどとは条件が異なっているので(出力電圧を5VPPに等)もう一度、5532に変えて波形をみてみます。
まず、出力オフの状態です。
2V/divの感度ではみえません。もしかしたら先ほどのは、ノイズだったのでしょうか?
出力をオンにします
どうやらリンギング?らしいです。
発振はしていないようですが、手前?の状態でしょうか??
やはり、波形が落ち着いていて綺麗なTL072で行くことにしました。
TL0072CPは最近のお気に入りです。安いし、結構いい仕事をしてくれます。
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