まずは回路図から
INPUT :-6dbm, OUTPUT :30dbm
電源電圧9Vで約1W出力である。もう少し出力を下げれば500mW運用のQRPpということでちょっと魅力的!?な香りがしますが、まぁ実験ということなので、出力と安定度のバランスの取れた構成としてみました。
ちなみに、終段のトランジスタはオーディオ用に買っておいたもの
TTC015Bという品種です。これ、fTがなんと150Mhzなんですよ。なので使えるんじゃないかと踏んでいましたが、案の定いい感じに働いてくれています。安いですしね。
2SC2655(Pc900mW,IC2A)でも試してみました。こちらもオーディオ用に買ってあったもので安価でいい感じだったのですが、TO-92という普通のトランジスタの形状のため、放熱が難しくこちらはQRPpまでなら使えます。
ということでTTC015Bを使いました。このトランジスタ、板状の形状で(TO-126N)Pcは放熱板をつけないと1.5Wまでです。そうすると、放熱板をつけない状態で運用できるのは、せいぜい500mW程度の出力までですかね。かなりあちちになります。
ブレッドボードで、終段のトランジスタには小型放熱板をつけて実験しています。それでも出力が1Wを越えたあたりから、熱だれ現象のような感じになりました。最初はそれなりに出力があがるのですが、その後だんだん少なくなるという・・・・・
9V電源(途中にダイオードが入っているので実質8.3V程度)で出力1051mW時消費電流は約540mA。
コレクタ損失は
P=1.051(W)-0.6(効率)*1.051(W)/0.6(効率)=0.70W
出力抵抗は
Po=(E-VCEsat)2/2*Zl
Zl=(E-VCEsat)^2/2*Po=(8.3-0.3)^2/2*1.051=30.4ohm
50Ωと比べると、ちょっとだけ低いけど、うーん。どうしたものか
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