2024年1月6日土曜日

8002aを使ってみる。ラジオ等に使うLM386の代わりに

 8002aというアンプチップ

1個45円なのかなと思って4つ購入しました。
実は1個はロットで1ロット10ケだったのです。合計40ケ(笑)
とても使いきれません。。。

そこで、、ラジオなどの作例での定番はLM386だったりしますが、このチップを使ってみることにします。
さて、LM386ですが・・・・

電圧4Vから12V、利得は20倍

対して8002a

電源2Vから5.5V、利得は可変で反転増幅のR値で決めるようです。


※CB:バイパスコンデンサ 0.1uF-1uFあるいはそれ以上 値が大きくなるとPop音は小さくなるが起動までに遅延があるという記載がありました

この例だと、Rf/Ri,20kと20kなので1倍。そしてBTLなのでトータル2倍
LM386と同じ20倍にするには
Riはそのまま入力インピーダンスになるのであまり小さくはしたくありません。
となると・・・
Rf:47k
Ri:4.7k
あたりにするのが良いのでしょうか。試してみることにします。

変換基板に6ピンと2ピンに1uFのチップコンデンサをあらかじめはんだ付けしておきます。

2ピンと3ピンをワイヤで接続します


そして、シャットダウンピンをGNDに繋ぎます。1番ピンを7番ピンに接続

これで、アンプを形成するのに必要な外付け部品は抵抗2本と入力カップリングコンデンサのみとなりました。

ブレッドボードにてまずは20倍の設定(4.7k&47k)で組んでみます。
電源は充電池2本の2.4Vにしてみます。


NFのR(Rf)が47kで入力のR(Ri)が4.7kの20倍設定だと不安定でした。
入力をGNDに落とすとモーターボーディングのような状態になりました。
入力Rを10kとし増幅率を下げる(10倍程度)とすると安定して動作します。

0.1V入力で出力1V:負荷6Ω ぴったし10倍 1V×1V/6Ω≒166mW出力


あと、ちなみに1番ピンはShutDown用のPinとなっています。
GNDに接続で、動作状態、100kでVCCにプルアップでスタンバイ状態となります。

入力インピーダンスが下がるのを覚悟してRf22k,Ri2kの20倍設定でも同じように不安定でしたので、LM386と同じように20倍設定で使うには安定動作が難しいようです。



0 件のコメント: