2024年1月22日月曜日

TA7792Pを使ったラジオの実験 2.3

2.3 Sメーターはつけられるか

TA7792P、このICのAGC電圧を使ってSメーターを振らしたい。

TA7792PのAGCの記載のあるPinは6です。ここの電圧を計測してみると
Gndを基準として1.002Vの電圧が出ています。ローカル局を受信すると1.021Vと約20mVの変化でしかありません。

とりあえず+側に変化することがわかりましたので、LA1600に試した回路が使えるかなと思い試してみました。

結果としては、うまくいきませんでした。LA1600の時はAGC電圧が500mV単位で変化していたのですが、TA7792Pでは20mVです。回路そのものに10倍程度の利得を持たせなければなりません。

仕方がないので、先人の知恵を借りることにしました。

これをみると、AGC電圧は14番Pinからとっているようです。計測してみましたが電圧の変化そのものは6番Pinと大差ないようでした。原著では10k:47kですので約5倍の利得を持たせています。自分は10倍程度に設定したかったので4.7k:47kとしました。

単電源オペアンプを使っているようです。部品箱をみてみると、手持ちにはNJU7043がありました。1.8Vから動作するフルスイングC-MOSオペアンプです。

これを使うことにしました。

これで、Sメーターにつながるところの電圧は~0.4V程度となりました。

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