2021年2月27日土曜日

ESS ES9018k2m DACボード②

前述のESS9018k2mボードの改造ネタです。

  1. 両電源化
  2. オペアンプ交換
  3. オペアンプの電源を定電圧化
  4. 5Vおよび3.3Vに繋がる電解コンデンサ交換

両電源化

については、基本的に0Ωジャンパを一つ隣にずらすだけで大丈夫でした。

J1のPower selecrionのジャンパーをDualに動かすだけです。

オペアンプの交換

は、当初有名な5532がついています。音は好みがわかれるので何とも言えませんが、中低音域が太く聴こえるオペアンプで有名ですね。
自分は、繊細なほうが良いので、LPFを兼ねているオペアンプにはTL072を使うことが多いです。FET入力のお安いものですが、、、音はなかなかだと思っています。LPF部に使うのにはちょうど良いと思っています。

オペアンプの定電圧化

については、以前に使った手法で、元々電解コンデンサがついていたところに、定電圧基板を押し込みます。
ソケット化しておきます。コンデンサの空き地の所は、単電源中間電位のためにあるもので、両電源では使わないので外してしまいます。

出力カップリングコンデンサの所はジャンパします。オフセットがでなければ、必要のないコンデンサですから・・・・・

ソケット化したところに

定電圧化のボードを押し込みました。ボードは電解コンデンサ不使用のアレです(笑)
そうそう、プラス電源からオペアンプ8番ピンへのパターンはカットしておかなくてはなりませんね。

わたしは、ここをカットしました。ちょうどコンデンサの足に繋がる部分です。

電解コンデンサの交換

この基板、設計は気に入っているのですが、電源部に使われているコンデンサのESRが高いのが難点です。

220μF25V品がついていました。ESRはなんと0.7Ω。。。ひえぇ。。。やぱし交換したほうがよさそうです。
オーディオ品ではないのですが、一応メーカ品のルビコンの470μFのものに交換します。

こちらは、ESR0.18Ω程度でした。
ついでと言ってはなんですが・・・・基板裏で1μFのチップセラコンもパラっておきました。これは、他基板から外した再利用品です。耐圧がわからなかったのでここで消費しておこうという単純な理由からの選択なので容量に意味はありません。。。

と改造は今のところここまでです。

早速バラック状態ですが、電源、ラズパイとヘッドフォンアンプを繋いで音を聴いてみることにします。

一聴した感じでは、クリアで柔らかく、とてもいい感じです。
9038q2mで組んだDACと比べても遜色ありません。
もっとも、解像度という意味では9038q2mのほうがやや上かな。。。。
でも、柔らかさと心地よさは、もしかするとこちらのボードのほうがいいかもしれまん。

以上Aliexpressからお安く手に入れたES9018k2mボードの改造ネタでした。



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