作ったQRPアンテナチューナー
1-30 Mhz Manual Antenna Tuner kit for HAM RADIO QRP DIY Kit - AliExpress
かの大国アリで出回っているQRP用と称したアンテナチューナーを作ってみた。
回路は以下の通りである。
これ、ケースにシールを貼ってそこを穴あけするもの。値段も高くはないので、QRP運用にはちょうど良いかなと。。。。
だが、出来上がってみて7MHzで使ってみたけれど、どうにもおかしい。
確かにSWRは下がるのだけれど。7MHZなのにコイルの上から2番目のタップでしか同調できない。なにか変。。。。
NanoVNAで通過特性を測ってみた。
まさに、なんじゃこれ??? である。
-4dbだと??? ありえない。ATTになっとる。。。。
これで、500mW入力したはずなのに200mWに減衰していたのも納得
他の人の作例を検索してみる。と・・・似たように減衰している。トロイダルコアがよくないのかとかの記事をみつけた
QRP用アンテナチューナーキット その後 | かみゅ (wordpress.com)
どうやら、これは自分の所だけの問題ではないようだ。。。。
ちなみに、200pF程度のバリコンを使った作例をみてみると
皆空の中で... 25. 7MHz~28MHz アンテナチューナーの自作 (fc2.com)
どうやら空芯10turnで7MHzに同調できているみたい。
ということでちょっと計算してみる
T106-2の12turnでのインダクタンスはAL値 13.5nH/N2
よって、
13.5x12x12=1.94uH
空芯コイルで単2電池の大きさで12回巻いた時のインダクタンスは
ソレノイドコイルのインダクタンス - 高精度計算サイト (casio.jp)
のサイトを参考にすると1.67903uH となる。
ということは、自分が作ったT106-2を使うキットでは上から2番目のタップ(12turn)ですでに7MHz帯に同調するようだ。
どうも、T106-2を使うとそもそもキットの巻き数では計算があわない。あきらかにおかしい。これ、もしかして、T型のチューナ用に作られたものではない可能性がある。
中華製品だからねぇ。。。。
ということで、空芯コイルで試してみることにした。単2電池と同じサイズのものを使って(単3を単2にするかぶせもの)12回巻いて特性を測ってみた。
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