2024年2月4日日曜日

VFOの実験 3

コンデンサの温度特性

ちょっと時間をかけて周波数の安定度をみてみました。


10:40時に暖房を止めました。
温度による変化だと思います。温度変化はおそらく10℃前後(20℃→12℃程度?)でした。

前述の回路のこの部分の220pFコンデンサは
を使っています。いわゆるPET
のサイトによると、温度係数は正で温度が上がるほど周波数は下がるとのこと。。。

原著ではスチロールコンデンサの指定がありました。
ということでスチロールコンデンサの温度係数を調べてみると。。。
によるとどうやらスチロールコンデンサ(たぶんPP)は負の温度係数を持っているようです。つまり温度が上がると周波数が上がることになります。

ということは、ここをスチロールに変更すれば、温度が上がったときに周波数が下がる。下がったときに周波数が上がる現象を相殺できるのでは?と安直に考えてしまいます。

とりあえず手持ちのコンデンサで組んだものですから、220pFのスチロールコンデンサはありません。

が、、、100pFならスチロールがあります。
なので、温度変化による変化の少ないC0Gコンデンサをスチロールコンデンサに変えて様子を見てみることにします。

うまくいくのかなぁこれ(笑)

参考

交換後の変動

電源投入後数時間してからのデータ

赤い線がスチロールに変更したもの。
基本的に変わらないかなぁ

3時間で200Hzの変動、それも低いほうへ。
部屋の温度と相関ありまくりです。
こんなに鋭敏だとは思いませんでした。

しかし、トリマコンデンサを動かした直後のひどいこと・・・・
QRHの原因はもしかしてトリマかも・・・・

コールドスタートでのデータ

ちなみに、電源投入してからのデータも計測してみました。


2回測定してみました。


目標の200Hz枠を外れてしまっていますね。。。

それにしても、コンデンサを交換した後は、半田の熱で暴れます。落ち着くまでに余裕で一晩かかりますな。これは大変だわ
アナログVFOは難しいことを思い知りました。

今更知ったのですが、温度補償コンデンサというのは、温度係数がきちんと決められているコンデンサのことで、色分けがされている。しかも、現在は入手困難。。。。

温度補償を、きちんとやるためには、このページのようにデータどりをして温度補償コンデンサを使って調整しなくてはなりません。

電源を入れて1日後からの計測

温度が上がると周波数も上がる傾向にあるので、過補償の状態のようです。
電源を入れたままの状態にして1日そのままにしておいた後
部屋の暖房を入れると、12℃7461000Hz,16.5℃に上がると7461422Hzとなり
変化率=+△93.8Hz/1℃でした。

これ、きちんとやるのには、とてつもない時間がかかりそう・・・・・

SI4732-A10ボードの覚書

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