2025年7月3日木曜日

(tr)uSDX 感度6 受信感度を測定してみた

 S/N10dBでの受信感度


(tr)uSDXにて-116dBの信号が聞こえることはわかっていたが、さて実際の感度はどのくらいなのだろうと思い測定してみた。

測定結果


40mBand
dBm(μV)
30mBand
dBm(μV)
(tr)uSDX-116(0.35)-110(0.70)
QCX-mini-115(0.40)-111(0.63)
※40mBand:7010kHz,30mBand:10.12MHz

使用機材

  • SG:nanoVNA
  • ATT:52dB
  • SoundIN:SoundBlastar
  • 解析:WaveSpectra

条件

  • WaveSpectra input 22050s/s 32bit(約10kHzまでの帯域)
  • Noise LevelはRMSにて測定
  • Signal Levelは700Hz信号のPeakを測定

対象に同じQRPトランシーバであるQCX-miniも測定してみたところ、ほとんど変わらない結果となった。

(tr)uSDX なかなかよくできてるじゃないか。。。。


2025年7月1日火曜日

SOTA 大将旗山 JA/FS-065 JCC#0703

 2025/7/1(火)




SOTA(JCC[G]):JA/FS-065(#0703) WX(TEMP):Fine(23C) Rig(PWR):QCX-mini(3W) ANT(No):VCH(#6) QSO(S-E):22QSO(6:50-7:24)

駐車ポイント 御霊櫃峠



強風なことで有名な場所。覚悟していたのだが、幸い今日は風が弱いようだ。
この季節でも風があると寒く感じる程度の気温。天気が良くなければ防寒が必要かもしれない。今日は薄手の長袖1枚でも歩くと暑くなった。
登山道はかなり狭い。そして浮砂、砂利で以外と滑る。注意が必要。
ひとつ目のピークを過ぎたあたりから、低木の木々が左右、上から迫り出しどうしてもかがみがちで歩きにくかった。
小さな小虫が目の前をたくさん飛び交う。この季節で特に早朝は虫除けは必須。追加で買っておこう。そして、バランスを崩して手をついたりするので暑くない手袋も欲しい。 大将旗山降りてきたところで、見た目80歳近いご夫婦とすれ違う。はやいですねと言われた。 確かに早い時間だ。いつも駐車場に一番乗り💦 SOTA的にはHF帯のコンディションが良い時間帯に山頂に居たいのでどうしても出発が早くなる。
山頂は狭くはないのだが、EFHWを展開するのにちょうどよい立木がなくVCHにした。
今日も気持ちよく帰ってこれた。いい登山ができた。
ありがとう。。。。

2025年6月28日土曜日

SOTA あけら山 JA/MG-026 JCG#06003A

 2025/6/28(土)


SOTA(JCC[G]):JA/MG-026(G#06003A) WX(TEMP):Fine(21C) Rig(PWR):QCX-mini(3W) ANT(No):EFHW(#10) QSO(S-E):21QSO(8:04-8:45)

駐車ポイント 北原尾駐車場




薄手の長袖からの半袖。ウインドブレーカーは車の中に置いたまま。 駐車場に着いた途端に、細かい虫が襲ってきた。虫よけ必須!! アップダウンあり。途中に展望ポイントあるが、あけら山頂上は、展望はない。 立ち木が多く引っ掛けるところがあり、誰もいないので長さ20mのEFHWを展開。このアンテナ、なかなか良い。たくさん呼ばれるのでなかなか交信が途切れない。

2025年6月26日木曜日

(tr)uSDX 調整5 80mBand LPF

 (tr)uSDX 調整5 80mBand LPF



80mBandはL51とL52となる。電源を入れて80mBandを選んだあと


GndとRFからnanoVNAのPort0,RFボードANT出力のSMAからPort1に接続

調整前はこんな特性。以前示したLTSpiceのシミュレーションとよく近似していた。

1の共振点の調整はL51。第2高調波のディップ点はL52で調整する。いずれも高いほうにずれているのでインダクタンスを増やすほうに調整する。巻き数を増やすか巻線を詰めるかだが、簡単にできる詰める方向で動かしてみた。

L52のほうは結構クリティカル。L51はあまり動かない印象。

L51を目いっぱい詰めて、L52は巻線を動かしつつ調整した。


組みなおしてから再測定。

左が調整後、右が調整前

2倍高調波は明らかに減っている。3倍高調波はあまりかわらない。。。。
さて、結果は・・・・



基本波:36.22dBm
スプリアス:-16.53dBm
dBc:52.75
出力はやや減少したが50dBcクリアのマージンが増えた。まあこれなら問題ないだろう。



2025年6月25日水曜日

(tr)uSDX 測定4送信・受信

 (tr)uSDX 測定4


送信出力

OLED表示と実出力を測定してみた

12V供給

Band OLED 実測(dbm)
80m 6.42W 6.93W(38.41)    840mA
40m 3.36W 3.93W(35.94)
30m 3.38W 3.90W(35.91)
20m 4.06W 4.59W(36.62)

80mBandでは7W近くの出力があり、電流も840mA流れている。終段のBS170にヒートシンクがないので飛ばないかちょっと心配。


USBから5V供給

Band OLED 実測(dbm)
80m 1.09W 1.081W(30.34)
40m 0.46W 0.476W(26.78)
30m 0.46W 0.473W(26.75)
20m 0.54W 0.571W(27.62)

USBからの5V供給でも出力されるのは面白い。
40mBand以上ではQRPpとなって/QRPPをつけてCQできる。。。。


受信部に関して

Sメータを測定値と比較してみた

S9 -73dBm




S3 -91dBm


レベルが低くなると乖離してくるが、実用にはまぁまぁな精度か。。。。

感度

-116dBm以下でも信号は聞こえる。
実用に関しては問題ないように思う。

(tr)uSDX 測定3 スプリアス測定

 (tr)uSDX 測定3 スプリアス測定

uSDXについては、先人たちの記録からスプリアスについては日本の基準を満たしておらず、なにかしらの対策が必要なことを知っていた。

どれだけダメダメなのか、軽く測定してみることにしたのだが・・・・・・

40m


基本波:34.66dBm
スプリアス:-19.28dBm
dBc:54.94
おや、予想に反して50dBcをクリアしている。


30m


基本波:34.38dBm
スプリアス:-18.59dBm
dBc:52.97
OK!!


20m


基本波:35.06dBm
スプリアス:-19.44dBm
dBc:54.5
OK!!

80m


基本波:36.84dBm
スプリアス:-13.91dBm
dBc:50.75
ギリギリセーフ

予想に反して

コイルの調整なしで作りっぱなしの状態でも、余裕は少ないものの一応基準はクリアできていることがわかった。

これは、うれしい誤算!!


80mBandで特に余裕が少なかったので、LTSPiceでLPFの特性を確認してみた。


第2高調波のディップ点は7.203MHz付近。3.520MHzの高調波7.04MHz付近はディップの-64dBより外れてー45dB程度となっている。調整すればもう少しdBcを稼げるような気がする。

この辺りは実際にNanoVNAで測定してから決めることとする。

少なくともCWに関しては現状でも保障認定を取れそうではある。


※6/25追記

2倍高調波よりも3倍高調波が問題となる。LPFの直列共振を調整することになりそう。いずれにしても調整はシビアになると思われる。

どうすっかな・・・・・




(tr)uSDX 組立2 RFボード

 (tr)uSDX 組立2 RFボード

RFボードは前述の通り3種類存在する。

開発者からはLoBandはもっともベーシックでパフォーマンスを得やすいボードとされている。

コイルデータ

トロイダル    番号    必要UEW    インダクタンス
10T/T37-2 L11,L32 22cm/pcs 0.40uH
7T/T37-2 L12 17cm 0.20uH
12T/T37-2 L21,L42 23cm/pcs 0.58uH
8T/T37-2 L22 17cm 0.26uH
15T/T37-2 L31 29cm 0.90uH
17T/T37-2 L41 33cm 1.16uH
19T/T37-2 L51 36cm 1.44uH
14T/T37-2 L52 28cm 0.78uH

T1/FT37-43 1:7T 18cm
T2/FT37-43 3:21T 36cm

LoBandのRFボードでのコイルデータである。

T2についてはオリジナルでは1:7となっていたが、3:21が推奨されるとのこと。これはキットに同封されていた1枚の紙にも記載されていた。

すべて組み込んだ後の写真である。60mBandは日本では使えないのでトロイダルは組み込んでいない。

代わりにダミーロードとしてL41の所に0.1μを介して1Wの56Ω抵抗をダミーロードとして設置した。ただしこれはあくまでも間違って60mBandを選んだとしてもPAを飛ばさず保護し、出力もださないためのもので、ほんの短時間持てばよいという考えのもと。



2025年6月24日火曜日

(tr)uSDX 組立1メインボード

 (tr)uSDX 組立1メインボード

参考ページ

(tr)uSDXキットの組み立て

组装 | (tr)uSDX Guide

(tr)uSDX 5-Band RF Board with SWR and Current measurement BOM

(tr)uSDX RF Board

(tr)uSDX #2 - complete assembly Instructions


メーンボード組み立て

uSDXのビルドを検索すると日本語のページではAdventure QRPから購入してそこのマニュアルを参照しながら作った、的な書き込みが多く、自分も参考にしようとアクセスしてみたが、どうにも繋がらない。

uSDXで検索をかけると、よく目にするのがディスプレイボードの改造の話。どうやら基板のチャージポンプはノイズの源となっているらしい。改造はチャージポンプを動かなくして直接12Vを供給するという改造だ。

C4,C5を取り去り、レギュレータ出力をC6に飛ばすといった手順になる。

その後、マイクをつけたり、オーディオジャックをつけたり、ピンヘッダをつけたり、、、
とその程度の作業でメインボードは出来上がってしまう。


マイクは極性に注意。そしてディスプレイはオーディオジャックと同じ高さにすることが注意点


本当に拍子抜けするほど作業量は少ない。

スピーカーを装着すれば終了。ケースをどうするか決めていないので未装着。

(RFボードは次の記事で・・・・)

唯一面倒なのはトロイダルへの巻き巻きぐらいだろう。

自分はなにも予備知識がなかったので、Aliexpressでのおすすめのお店からKitを購入した。
後から知ったのだが、RFボードには。。。
LowBand
HighBand
ClassicBand
の3種類があるようだ。

そして、日本では60mBandは許可されていないので、皆さんClassicBandを選んでいるようだ。

失敗した(笑)

2025年6月11日水曜日

SOTA JA/FS-171 徳ヶ森 JCC#07019

 2025年6月8日 日曜日

徳ヶ森
薄曇,22℃
JCC#07019
伊達市

交信実績

7MHz
QCX-mini
VCH
fine,22°C
8:46ー8:59
12QSO
※nanoVNAの電源切り忘れで電池切れ使えず。アンテナ調整はしていない。

アプローチ

国道115号線から霊山運動広場を抜けて向かう。徳ヶ森登り口手前にとても大きな駐車場がある。徳ヶ森は個人の山らしい。


活動

登山道の入り口はあるが、依然来た時に藪で登りづらかった、他に作業道と思われる林道のような道がありそちらのほうが歩きやすい。
ここから登ることにする。
低山なのでほどなく頂上に
草が生い茂っているが、ベンチやアマチュア無線のアンテナがある。UHF用のグランドプレーンのようだ。

頂上はある程度広さはあり、EFHWを展開しようともかんがえたのだが、下草が多い茂っていてワイヤーを張るにも苦労しそうだったので、安直にVCHとした。
nanoVNAを取り出しSWRを確認しようとしたら、なんと電池切れ、そう。昨日から電源を入れっぱなしだったようだ。ポータブルのバッテリを持ってきていたのでつなごうとしたら、今度は持ってきたケーブルが両方ともTypeCのものでバッテリはmicroUSBだったり・・・・つかえない。

アンテナ調整なしでいきなり使うことに。。。。

そして、時間帯もミスった。よく考えたらSOTAはUTC基準である。そう午前9時で日にちが変わるのである。時計をみると8時45分。なんとか15分で12QSOをこなしactivateした。

12QSOと10QSO以上を確保したことがみそとなる。

ここは、2回目そして近場なのでダメージは少なかった(今日でよかった)




帰りは来た道をそのままたどる。低山、しかも短時間のコース。




2025年6月10日火曜日

SOTA JA/FS-084 高幡山 JCC#0703

2025年6月7日土曜日

高幡山
Fine,25°C
JCC#0703
郡山市

交信実績

  • 7MHz
  • QCX-mini
  • VCH
  • Fine,25°C
  • 10:54ー11:20
  • 11QSO

アプローチ

源田温泉から林道で10分程度、駐車スペース5台ほど

林道は、未舗装と舗装が半分ずつ程度で交互に現れる。

駐車場から50mほど先に登山口。ここからは約45分程度で頂上までいける。

途中の登山道は斜面を斜めにあるので、平衡感覚注意(笑)。

それほど急な登りはなく、楽勝な感じではある。

活動

自分にしては遅い時間の登りはじめ。ついたときに車が1台停まっていた。
登り口
途中一か所だけロープがある登りだが、使うほどの急坂でもない。
坂を登ると分岐がある。笹に覆われているがそちらのほうが高低差が少ないとのこと。ただし駐車するところがないらしい。
ここを過ぎるとほどなく頂上
頂上からはなかなかの展望。今日は久しぶりの青空で気持ちが良い。
午後から用事があるのでさくっと済ませようとアンテナはVCHとすることに。どうも共振点が低く調整に手間取ってしまった。結局チューナーを使ってごまかして運用。

帰りは登りと同じルート。

用事を済ませる前に源田温泉に。

700円だった。
ここを出たのが午後1時。



2025年5月26日月曜日

SOTA JA/FS-160 女神山

 2025年5月26日月曜日

AM8:04,Cloudy,13°C

7MHz CW 20局
QCX-mini
EFHW



月曜日であるが、町内会の仕事があるので本業は休みをとった。ここのところ4時にはもう、明るくなっているので出かけようと思えばできるのだが、5時半まで我慢して出かけた。

出がけに、服装で迷ったが暑くても寒いよりよいかと思い、いつもの薄手のダウンを着込んだが正解だった。13℃ぐらいでも風があり、じっとしていると寒く感じるぐらい。

女神山は前にも2度登っている。今回は別の登山口で最短で頂上に行ける月舘口から登ることにした。

ここは駐車場は用意されていないので近くのPと書いてあるすれ違い場所!?に停めさせてもらった。


ここから登山口までは50mほど


登り始めはうっそうとした林の中を通るが、よく整備されている。近くに女神山を守る会的な看板のある集落があり愛されている山であることがわかる。


分岐点に到着、頂上まではあと15分ぐらい。


あだたらのみえる展望箇所を過ぎるともう頂上。


朝も早く誰も来ないと思うので、ここにEFHWを展開することに。


立木にひもをひっかけて、ワイヤを持ち上げ

SWR OK!!
ワイヤエンドはこんな感じに
ここで、SPOTしてQSOを開始。

最初はHam2KのSPOTにUPしたのだけれど、あまり呼ばれず。やっぱりSOTAのページじゃないとダメなのか?と思い。SOTAページからSPOTしたとたんにプチパイル状態に。。。。

一度ではCALLが取れない状態。うれしい悲鳴である。


途切れたところで、朝ごはんのおにぎりを食べて周りを見渡す。


曇ってはいるが、展望はすばらしい。

カウンターポイズ不使用

RIGはQCX-mini 40m Band リチウム電池3本だと12Vそこそこで出力は3W程度。

今回、自作のEFHWトランスを使った。SWRはきちんと下がり、VCH(自作)と比べて飛びもよいようだ。

満足!! また来よう。女神山。いい山だ。