トランシーバとしてケーシング
使うケースはタカチの200x150mmサイズである。
あらかじめ、同サイズのアルミシートの上に各ブロックを仮止めして実験していたのでそれをケースに移し替えるだけだのだが・・・・
いつものようにバラックでしばらくの間眺めていた。実際にケーシングしようと思ったときに一番悩んだのが、じつはスピーカーをどこに配置するかである。
丸型の50mmスピーカーでセリア100円の例のスピーカーを左前あたりに入れようと思っていた。しかし実際に配置してみたら、入らないのである。セリアのスピーカーはCWトーンを聞くには音圧感度がちょうどその辺が盛り上がっているのかとても都合が良かったので好んで使っていた。
これが使えないとなると・・・・内蔵はあきらめるかとも思ったがとりあえず手持ちにあった30x50mmの長方形スピーカを配置してみた。すると何とか右下あたりに収まりそうだ。
トランシーバの顔であるフロントパネルは
にした。電源スイッチはトグルが加工が簡単で良いのだが、今回は見た目を重視してロッカスイッチにした。その上にパイロット用のLEDを配置。電源の隣はキーヤーのスピードボリュームと3.5mmジャック。その隣はパイル時に周波数をずらして呼ぶためのRit。真ん中はVFO、そしてTune&StepのエンコーダとRFATT、右端がAFGainである。
リアパネルは
真ん中に電源入力、ANT端子はいつものBNC、そして外部SP端子(主にイヤホンを繋ぐことになると思う)のみというシンプルな配置である。
これらの位置決めは、パワーポイント互換のWPSオフィスでおこない、印刷した紙をケースに貼り付けて穴あけを行うスタイルだ。
この方法はなかなか良い。
フロント
リア
パネルに一通り穴を開けた。
各ユニット用を固定するための穴は、まず底面の位置決めシートにドリル位置をマーキングして、そこを穴あけする。半固定状態で、ケーブルをなるべくきちんと配置して結線していく。
バラックの時よりかはだいぶすっきり配線できた。実験用電源の電流制限を500mAにして、まずは受信機能から行う。
電流値は12Vで約75mAである。各基板への結線が間違っているとここで異常な電流が流れたりするので消費電流のチェックは必須である。ANT端子からS9(-73dBm)をいれて確認する。AFボリュームやアッテネッタ、エンコーダの挙動などひととおりチェックをする。
無事に機能している。配線違いは無いようだ。珍しい(笑)
ここまできたら、送信チェックにはいる。ANT端子に終端型電力計を繋いでチェックする。キーヤーの挙動や送信Ritの挙動も確認し異常がなかった。