2021年7月11日日曜日

AK4490EQ 基板kitのアナログ電源 2

アナログ部の電源は仮の実験用基板を使っていたので、ちゃんと!?ユニバーサル基板で作ることにした。トランスに2巻線のものを準備したので、レギュレータは正側のものだけで済む。それで、前に間違って買ったLM317Mを使って組むことにしてみた。


回路はLM317Mデータシート


回路図


データシートの回路を2段重ねにして正負電圧をとれるようにした。この後にTL431を使用した定電圧回路を追加できるように片側に寄せた基板レイアウトにしてみたが・・・・実際に組むかどうかは不確実

今回の回路ではブリッジ整流の後にフェライトビーズ(BLM21PG331SN1)を入れてみた100MHzで330Ωのインピーダンスを持つもので、ダイオードのスイッチングノイズ除去の効果を狙ってみたがどうなんでしょうか??気休め程度ではあると思いますが・・・・

他は、データシート通りで特記すべきことなし・・・・


PaSs基板イメージ

空き地スペースには気が向いたらもう一段定電圧回路を組むかもしれない。。。


制作基板

出来上がりはこんな感じになった。LM317Mは表面実装部品なので銅シートを貼ってそこに出力端子をはんだした。これにより放熱も兼ねているのでいい感じに。。。

LM317M放熱設計

参考ページ
https://fscdn.rohm.com/jp/products/databook/applinote/ic/power/linear_regulator/three_terminal_heatsink_appli-j.pdf



アナログ部使用トランス:TOYOZUMI HTW-1502

実測値

小型トランスなので実測値をメモっておくことにした。
数値はAK4490EQ基板に入力した後の電源部の電圧
  • 整流前:トランス出力AC電圧
    100Vタップ:17.71~17.92V
    110Vタップ:16.18~16.39V
  • 整流後:Bridgeダイオード後DC電圧
    100Vタップ:22.2V~22.8V
    110Vタップ:20.4~20.9V
  • 負荷:+側47.7mA~ー側24.6mA
AC入力を110Vタップで使用、LM317Mでの損失が5V程度に抑えられ発熱が減る。


デジタル部使用トランス:TOYOZUMI HTW-9005

AK4490EQの駆動用にAC9Vの入力が必要。実際の消費電流を計測してみたところ
27mA程度の消費電流であったためこのトランスでも問題ない。

バラック


1kHz入力時歪率、フロアノイズ

オペアンプは好みの問題で、標準のJRC5534からFET入力のTL071に交換してある。
PCとの接続はUSBで特段アイソレートはしていないが、フロアノイズはー120dB程度なので特に必要はなさそう。

音出し

最初の音出しは悲惨でした・・・・やってしまった感満載(笑)
低音部がボワボワ。
これはTL071のエージング不足?!だろうということで、音を流しっぱなしにしといた。
翌日にはだいぶ良くなって低音部が締まってきて中音部は透き通ってきた。
これなら良いかな。。。
オペアンプ変えてしまったので電源の聴き比べできないですね。だめだね我慢できないって・・・だけど、そもそも実験用電源ではNJM7812,7912の3端子レギュレータ、今回はLM317Mだったので3端子レギュレータ電源には変わりない。だから、変わらないだろうと。。。の思いでした。
なので、主に音の変化はオペアンプ変更による変化だな。
まぁ、このボード、AK4490EQの傾向かもしれないが共通して感じることは、重心が下がった感じがする。気のせいかなぁ??

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