2021年12月20日月曜日

いまさら~中波ラジオをつくる~ 4.AFアンプ部分

AFアンプ

さてRF部分がブレッドボード上に載りました。クリスタルイヤホンから聴こえてくる音声にはなにか惹かれるものがありますが、、
やっぱりスピーカーで鳴らしたくなります。
そこで、何か使えるものはないかと・・・・みてみたのですが。
どうにも思いつかず・・・
ディスクリートで簡単に組んでみようかと思いました。

ということで、参考にしたのはこちら・・・・
トランジスタ3石でスピーカーを鳴らそうというもので、いわゆるSEPPですね。これをブレッドボードに組んでみました。
一応音は出ましたが、どうにも歪が・・・・
(私の実装に問題がありました)
部品を外していて気が付いたのですが、SEPPのPNPのところにNPNがささっている・・2SA1020だと思っていたトランジスタが2SC2120だったわけです。それはだめだ(笑)

もう全部外してしまったし・・・・どうしよう

そうだ。試しにPAM8403ボードの片チャンだけ使ってみよう、でもD級だからたぶんだめだろうなぁ、そうしたら8406に載せ替えてAB級動作にすれば・・・・

ということでやってみました。


案の定、8403だとプギャーっていう感じで、発振しまくりです。あたりまえですね。D級の搬送波がRF部にもどってぐるぐるですね。

ということで、ICを8406に載せ替えました。8403と8406はピンコンパチで、8403がついていた基板に載せるとAB級動作になります。

こちらはうまくいきました(と、この時は思った)




NJM386を使った回路に落ち着く・・・

NJM386・・・そういえば、部品箱にひとつだけあったなぁ

結局NJM386を使ったオーソドックスなものになりました。先のPAM8406でも良かったのですが、時々盛大に発振したり、HBCラジオの周波数あたりで微小な発振を起こしていたりと、使っているうちに不具合が発覚してきたためです。

微小な発振になぜ気がついたかというと・・・・HBCラジオにチューニングを合わせるとなぜだかビート音が聞こえるのです。1287kHzでちょうどゼロビートになる。
それで気がついたのです。LowPassFilterをいれるなど、いろいろいじってみましたが・・・・効果なし。試しに電圧を5Vから3.3Vにしてみると・・・止まりました。これでよいかとも思ったのですが、電源を入れたときのタイミングで、盛大に発振して起動しないことがあります。で、やっぱりだめということになりました。

PAM8406はうまくいったと思ったのになぁ・・・・


データシートの回路を参考にして、ブレッドボードに組み込みました。思ったより外付け部品が少なくて簡単です。それに異常発振も皆無。低い電圧でも使えて扱いやすいICですね。
一応、入力カップリングとZobelフィルタにはフィルムコンデンサを使いました。緑色のガムっぽいやつです。



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