LA1600
SANYOのラジオICだそうだ。とっくの昔にディスコンになっているらしいが、現在でも入手はそんなに難しくない。
aitendoにひとつ100円でありました。
ネットで検索すると作例がみつかります。そして、なかなか性能もあなどれないようです。もっと感度がよいものにLA1260というICもありますが、
こちらはAM,FMの複合ICだそうで、その中のAM部分を抜き出したのがLA1600だということらしいです。
LA1260はサトー電気さんにあるみたいですが通販方法がちょっと面倒なので、今回はaitendoのLA1600を使うことにしました。
回路図
※OSC接続正しくは4→6,6→4です 逆でした
9番ピンからAF出力があります。データシートでは0.015uFのコンデンサのみでしたが、回路図にはLowPassFilterを追加してあります。この辺はAFアンプをつけた時に回り込みなどが起きて微小発振が起きていたのでつけたものですが、AF部が安定動作すればいりません。
電源電圧は3Vとしてあります。ICそのものは5Vでも大丈夫です。
・最大電圧は9V、動作電圧は1.8~6.0Vとデータシートにあります。
IFTは黄、白、黒のうち白のものをつかいました。黄よりも白のほうが感度が良かった(コア無調整で)。ネットの作例をみると、黄を使っている人や白といろいろなので、黒以外ならどちらでもよいのかもしれません。
後につながるのが455kHzのセラミックフィルタ
でデータシートはSFU455Bとなります。
これにより帯域が決まります。10khzなので、もう少し帯域が狭いものを使ったほうがよいのかもしれません。(混信対策として)
ただ、ここをSFU455Bの2連にすると混信はそれなりに改善になりました。
ブレッドボードに組んで動作を確認してみました。
出力はクリスタルイヤホンを使っています。なんだかなつかしい音がします。そう昔ゲルマニウムラジオつくって聞いた時のような・・・・
1つ発見がありました。赤OSCコイルの1次側の抵抗の値を変えると、感度が変わります。
最初は100kΩを使っていましたが、ここの値を51k→22kと低くしていくと感度が上がります。同時にノイズレベルも上がるので、そこそこの47kΩとしてみました。
抵抗によって局発のレベルを調整すると感度が変わるからなのかもしれませんが、この辺のロジックは謎です(笑)
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