2022年3月10日木曜日

中波用RFアンプ

RFアンプの利得


利得調整用の500Ω半固定は中心付近(250Ω)
SG出力とRFアンプ入力間に-20dbのアッテネッター挿入

1200kHz付近




アッテネッター:-20db
入力:-68.89dbV
出力:-54.40dbV
利得:20+(68.89-54.40)≒34.5db

2000kHz付近

アッテネッター:-20db
入力:-70.68dbV
出力:-64.30dbV
利得:≒26.4db
1200kHz付近よりも利得が下がっています。2SA1015のfTがIc10mAで300MHz程度ですから、-6db/OctでhFEの減衰が始まっているためと思います。

500kHz付近

アッテネッター:-20db
入力:-68.96dbV
出力:-61.80dbV
利得:≒27.2db
ここも1200kHz付近と比べると利得が少ないですねぇ。たぶん出力トランスのインダクタンスのせいだと思います。FT50-77の8回巻にしましたが、中波用途限定ならばFT50ー75にしても良かったのかもしれません。

これらの測定は、当初入力側と出力側にオシロスコープのCH1、CH2をそれぞれ繋いで一つの画面に同時に描画させようとしました。
ですが、半固定抵抗を利得を上げる方向に回したら、まわし切ったところで、800kHz付近で発振してしまいました。(しかも片チャンネルしか半固定抵抗回しても反応しない・・・・)その時の出力は6V(;´∀`)
考えてみたらオシロスコープのCH1、2のGNDは共通なので・・・・
発振したのはアレですが、片チャンネルしか反応がないのは、GNDが共通でショートされているのであたりまえですねぇ。。。。焦りました。。。


Nul調整

アンテナをつないだまま、放送局を受信しつつ入力をショートして半固定抵抗を回します。信号が一番弱くなる場所が同相信号が相殺されるポイントになります。

Sメータ付きのラジオであればこのポイントは明確にわかりますが、、RSSIを表示させるようなSDRラジオでは、難しいです。なので耳できいていちばん雑音が大きくなるところ(信号が弱いところ)がNulポイントとなるようです。


使用感

利得が30db前後あるのがはっきりわかります。聴感上のS/Nがあがり聞き易くなりました。でも、利得を欲張ると、ラジオの入力側が飽和します。すると全体的にノイジーでとても聞けない状態になりました。
半固定抵抗は中央以下で使うのがよろしいようです。この全体的にノイジーになるのはもしかしたらRFアンプの発振かもしれないと思って今回オシロスコープでみてみたのがきっかけでしたがきちんと期待通りに動いているようで安心しました。

今後

このRFアンプの箱入れはどうしましょうか・・・。当初アンテナの近くにボックスに入れて使うのを想定して作りましたが、低インピーダンス入力ということで特にアンテナの近くにに設置しなければならないこともないようです。
ということは、ラジオの中に組み込んでしまうことも可能なわけで・・・・

さて、どうしましょうか
楽しみが増えました(^^♪

追記2022/03/15

どうも、20~30dbではゲインがありすぎの様です。
ラジオの入力が飽和しているためか、ノイズが混じります。
なので、半固定抵抗はほとんど最大抵抗値(最低Gain)で使っています。
これで、近くに大出力の放送局があったら、全く使い物にならないアンプになっていたかもしれないな。幸いここは1kWの局の地域だから助かっているだけで・・・・

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