前回ダイレクトサンプリングの入力部にLPFを入れたという記事を書きました。
それは、それで効果があったのですが・・・・
ちょっと見直してみることにしました。
というのも・・・・
ltspiceで390pF,78nFのLPFをシミュレーションしてみたら・・・
なんじゃこりゃっていうぐらいなだらかな肩特性・・・・
しかも10Mhzをこえたあたりから結構な損失が・・・・・
なんだか、短波の感度が今一つだったのはこれのせいなのかなぁ・・・・
と思うようになり。。。
ちょっと見直してみることにしました。
USBドングルに載るようにするのには、Lは1つが限度かなぁ、とすると3素子のLPFとなる。Qをもう少し高くとって肩特性を見直してみよう・・・
Maximally Flat LPF (Butterworth) Calculator https://www.wenshing.com.tw/Design_tools/Maximally-Flat-LPF-Butterworth-Calculator_e.html?utm_source=pocket_mylist
便利なページでLPFの値を決める。どうやらCは100pFでいけそうなので、以前DAC中華ボードから外したやつを使えば追加で買わなくてもすむ。Lは5mm軸のドライバに空芯コイルとして巻けばよいし。。。
LTSpiceでシミュレーションすると・・・・80Mhzでー30dbはとれるみたい。
20Mhzを超えるあたりまで損失は少なそうだし。これでよいんじゃない?
さっそくやってみた。
結果的に12mmくらいの幅で13回巻程度で約500nF越え程度に落ち着きました。
ちなみに、もともとついていたLを測ってみたら・・・78nFで作ったつもりだったのに、260nFもありました。これだと短波帯ではすでに減衰がかなり始まっていたことになります。
短波の低感度はこれのせいだったのかな・・・・
さて、
肝心のFMのお化けが出る件は。1100kHz付近をみてみると・・・・
下が以前のLPF、上が今回のLPFです。
お化けがでなくなってますね。。。やった(^▽^)/
ーーーと思ったのですが、、どうやらLNAのGainにも関係するようですーーー
ドングルには、こんな感じで実装されています。
いやぁ、3216サイズのコンデンサがめっちゃおおきくみえますねぇ(笑)
短波帯の感度はどうなったかというと・・・・・
感度があがっているような気がしますが、はっきりしません。
アンテナとの兼ね合いもあるようです。
YouLoopでは中波帯が感度よく、マグネチックループでは短波帯の感度が良く
といった具合で・・・・・
もう少し聞きこんでみないとはっきりはわかりませんが・・・・・
なかなか奥が深いですね。。。
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