中波帯で感度のよかったループアンテナ
いままで、部屋の中で使える受信アンテナをいくつか作ってきました。
その中で、たまたま中波帯(のみ)で感度のよかった組み合わせをメモしておきます。
仕様
このアンテナ、中波帯では感度が良いものの短波帯ではダメダメなのである
ということで、なぜだかわからないのもちょっと気持ち悪いのでNanoVNAにて計測してみることにします。
中波帯でいい感じだったNCLP
計測1
それで、範囲をまず40Mhz~50MHzにして測定してみました。
共振周波数=スミスチャートで基線に交わるところの周波数は43MHzとなっています。
その時のインピーダンスは55.6+j2.15Ωとなっていました。
これは、自己共振周波数はおよそ43Mhzでインピーダンスが、ほぼ50Ωということだと思うのですけれど、勉強不足で正しいかどうかは不安です。
計測2
さてスイープする周波数を中波帯に近い100kHz~2MHzに限定してみます。
しかしこの場合ラジオ側でも同じくらいのインピーダンスでないと整合がとれません。
ということで、ラジオ側も計測してみます。
ラジオ入力部の計測
計測3
同調点でのプロットがないのでインピーダンスは不明ですが、正規化5.0の円よりも右側なので、250Ωよりかなり高いと思われます。インピーダンス(高)
そこで、短波では使えるけど、中波ではさっぱりのFraYouLoopでも計測してみました。
FraYouLoopの計測
計測4
どうやら1.05MHzでのインピーダンスは2.73+j9.74Ωとなっており13Ω程度なのでラジオの入力インピーダンス(高)とはかなり離れています。
計測3(ラジオ)>>計測2(中波帯でいい感じだったNCLP)>計測4(FraYouLoop)
となり、マッチングはとれていないものの、それでもまだ「中波帯でいい感じだったNCLP」のほうがマシという結果でした。
もしかしたらそんなところに感度の差が出ているのかもしれません。
ほぼ同じ大きさのループなのにこういった差が出るのは、なぜなのでしょう?
トランスのコア材質(#75材とメガネコア(おそらく#43))?エレメントの材質?(3C2Vとアルミホイル,銅ワイヤ)
なんだかやってみないとわからない的なやっつけ仕事ばかりです。
これでは技術者(アマ無線技術者)とはいえませんなぁ^^; まぁ趣味だからいいんですけど。。。。
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