周波数変換部
ちょっと変わった回路を見つけたので追試です
いわゆる6石スーパーの構成なのですが、周波数変換と中間波増幅にMOSFETを使ったものです。普通の6石スーパーはすべてトランジスタの構成でどれもあまり変わり映えのしない定石な回路なのですが、これはちょっと変わってました。
なので、作ってみたくなりました。
元回路では、使用したFETが2SK241(GR)でしたが、手持ちになかったので他の石で試してみました。
2SK241はdepression+enhancedモードで動作するMOSFETです。
回路的にはソース抵抗が入っておりゼロバイアスで使うわけではないので接合型のFETも動きそうに思えます。
オリジナルで使っていた石
2SK241(GR) Idss 6-14mA
試してみた石
2SK544(E) Idss 2.5-6.0mA 入手先:ヤフオク
2SK439(F) Idss 8-12mA 入手先:aitendo
J211 Idss 7-22mA 入手先:秋月
BF256 Idss 6-13mA 入手先:秋月
周波数変換部の実験回路
- 2SK544(E)を使った時はソース抵抗が390Ω程度で動作しました。
- 1kΩ:△局発周波数1000+455kHz以下で発振が止まる
- 680Ω:△同様
- 390Ω:〇
- 330Ω:〇0.45V 1.3mA
- 220Ω:〇
- 180Ω:×
- 2SK439(F)
- 1kΩ:〇0.918V 0.918mA
- 2kΩ:〇0.839V mA
- J211
- ソース抵抗を調整すれば発振はするが感度が低い
- BF259
- ソース抵抗を調整すれば発振はするが感度が低い
※抵抗値はソース抵抗、電圧は抵抗の両端電圧、電流はドレイン電流
接合型J-FETでは残念ながら実用にはなりませんでした。
安定して動作してきちんと仕えたのは〇の組み合わせでした。
特に緑マーキングの組み合わせは元の設計値に近いようです。
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