中間波増幅部
FETのソース電圧は
- 2SK544(E) 680Ω 0.376-0.237V
- J211 1kΩ 2.00-0.81V
- 2SK439(F) 2kΩ 0.80-0.38V
計測値はソース抵抗両端電圧です。
※数値は無受信で高く、強い放送局で低い電圧になりますので両方を記載
J211が聴感上で一番感度が高く感じました。しかし、半固定抵抗10kΩの値を変えてもAGCの効き具合が変わらないです。ソース電圧が高すぎるため次段のトランジスタのベース電流がベース抵抗の47kΩで供給している分を超えてしまっているのだと思います。
結果的に、強い局では飽和してひずみが出てしまいます。
やはりここでも、オリジナルの設計に近い値の2SK439(F)が感度とAGCの効きともに適正であるようでした。
次段トランジスタは2SC1815(Y)
これも実はディスコンになっているようですが、サードパーティ生産も含めると、まだまだ容易に入手できます。
ちなみに前段のFETの種類によってトランジスタのエミッタ電圧が異なります。
- 2SK544(E) 680Ω 0.258-0.06V
- J211 1kΩ 1.655-0.632V
- 2SK439(F) 1kΩ 0.601-0.265V
計測値は可変抵抗10kΩが4.7kでの数値です。
ここの抵抗値はAGCの効きを調節していますので抵抗値を少なくするとAGCが強くかかりコレクタ電流が減り利得が下がる方向になります。
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