電源・ブレークイン回路とアンテナ切替
アンテナ切り替えはリレーを使うと簡単にできるのだが、高周波リレーがあれば使うのだが手持ちにはDCリレーしかない。フルブレークインにするとカチャカチャうるさい。
そこで、QCX回路を真似てMOSFETを使ってみることにする。
MOSFETによるスイッチングは受信機が送信時に切り離されて、非送信時につながる。
受信時は送信終段のRFCと並列になるので調べてみた。
送信機最終段のRFCは50Ωの10倍程度とする。≒500Ω
無線機の設計と製作入門,95ページ,187ページ
ということなのでRF入力は9割程度になる見込み
ちなみに、RFCは7MHzでは500Ωのインピーダンスを確保すると11.4μH必要ということになる。AL値から巻き数を計算すると
FT50-61 ≒13Turn
FT50-43 ≒5Turn
必要ということになる
アンテナ切替にはBSS123を使う。Cossが約7pFと小さい。
他にBS170や2N7000などのMOSFETもあるがCossが大きくVDSSも低い。
サイズも小さい。チップ部品の取り付けも大部慣れてきたけど、老眼に優しくない(・・;)
RED:12Vinput,8Vout,5Vout 黄:KEY制御12Vx2,5Vx1 緑:KEY 白:ANT切替
電源入力は12V、これをKEYDown時(送信時)にON,12VとOFF,5V(TA7358RX)用とした。
もう一つの制御12Vはサイドトーン用回路とLM386入力のミュート制御に使う。
2025/2/13 追記
各基板を繋いでテストしているときに発覚しただが・・・・
先の回路では、うまくいかない。
RX,TXの切替時に大きなクリックノイズがはいる。
符号の後に余計な音が入るのでとても打ちづらい。
原因を探り試行錯誤した。
送信時符号を出すとに大きな電流が入切りされるのでその影響を疑い電源を別にしてみたが変わらず。
TXからRXに変わるときに特に大きなクリックノイズが入っていたので、ソフトウエアでセミブレークイン動作にしてみたが符号を打つたびに発生して、変わらず。
ブレークインボードを切り離したところ(送信はLPF、受信はBPFのみ)送信にダミーロード、受信側はアンテナに繋いだところクリック音はしない。
ということでブレークインボードを疑い、RXにつながるところに電力計を繋いだら・・・・
符号を送ると入切りしたところで0.6mW程度の出力がある。
そう。10uHに1mA程度の電流がON、OFFされる。そこで起電力が・・・・
これが主な原因だとおもう。
もう一つは、TX時にも2SC1815のバイアス抵抗を通じてエミッタ側に電圧が出ているので、BSS123のゲートスレッショルドの電圧以上(2V)かかる危険性がある。TX時にもRXボードに0.7V程度電圧が出ていたことを思い出す。エミッタ出力なのでOFF時もバイアス電流分は流れることを忘れてた。
本当は回路を変更してコレクタ出力にするのが正しいのだけれど、とりあえず68kを1kとしTX時にBSS123がONにならないように対策した。
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