TA7358 IFコイル仕様の検討
IFの周波数は10.7MHzとしている。
前投稿ではFCZは9MHzのコイルの仕様を参考にして巻き数を14tと決めた。
資料:FCZ諸元
巻き方だが、追加の分は14tは以前と同様に3x5溝にし3,3,3,2としたが、リンクコイルは最上部溝に3t巻いた。(前回は中央部に5t,4tと巻いていた)
TA7358の6pin出力インピーダンスは100kΩとされているので出力インピーダンスはほぼコイルのインピーダンスとなる。
クリスタルフィルターの入力インピーダンスは40Ω程度
コイル仕様としてインピーダンス比は
14t:5t (14/5)^2=8
14t:4t (14/4)^2=12
14t:3t (14/3)^2=22
となる
手持ちのコイルで試してみた。手法はTP1電圧(AGC電圧)を測る方法。その結果、この中では14t:3tがいちばんよかった。
さて、
検証してみよう
順番が逆(;'∀')
普通は設計のために計算してからのはずだが・・・・
クリスタルフィルターの入力インピーダンスは40Ω程度
Q値を仮に50とするとコイルの負荷インピーダンスは
より7.4kΩとなった。
巻線比からクリスタルフィルターにつながる側のインピーダンスを求めると
IMP比 | IMP | ||
14t:5t(14/5)^2= | 8 | 943.88 | Ω |
14t:4t(14/4)^2= | 12 | 604.08 | Ω |
14t:3t(14/3)^2= | 22 | 339.80 | Ω |
14t:2t(14/2)^2= | 49 | 151.02 | Ω |
14t:1t(14/1)^2= | 196 | 37.76 | Ω |
5t,4t,3tと試し、一番良かったのが3tだったが計算でのインピーダンスは339Ωであった。
まだまだ不整合である。
14t:1tで37Ωなのでそっちのほうがよいかもしれない。ということになる。
試してみたい気持ちがウズウズ。
まさにコイル沼だ(;'∀')
結局
2tのコイルも作成。
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