(tr)uSDXのPAを試してみる・IRLML2060編

2026年8月2日日曜日

uSDX

 SOT23



このFETはSOT23というパッケージでとても小さい。
でも、RDが0.5Ω程度とBS170や2N7000の数Ωよりも小さく、流せる電流も1.2Aと大きい。
(tr)uSDXで5WのPAとしても十分持ちこたえてくれるスペックとなっている。


Cissをみると64pFと前述2n7000,4パラ124pFのほぼ半分。ハイバンドでも出力低下なく使えそう。
値段も1個100円しない。小さくて力持ちで特性もよくしかも安い。
まさに、アマチュア向けに嬉しいやつなのである。

心配なのは、その小ささ。
ユニバーサル基盤になんとかはんだ付けしたけれど・・・

左からD,G,Sと・・・・ C成分も94pFと小さい。


電源の電流制限を有効にしながら、7V100mAから恐る恐るPTTを押す。
12Vにした時点でPA Bias maxを少しずつ上げていって電流が増えるが出力が増えなくなるあたりで75という値に設定。→8/4SSBの歪対策で90まであげた。



すると・・・・

07MHz:4.0W
14MHz:3.8W
21MHz:4.2W
28MHz:3.8W

すべてのバンドで4W近くの出力がある。びっくりである。

となると気になってくるのがやはり損失に耐えられ続けるかだ
70℃だと0.8Wで昇天してしまう。
実測でRDが0.7Ωなので、ドレイン電流が1A流れても、0.7x1^2=0.7Wの損失
と大丈夫そうなのではあるが・・・。
その見た目に負けて、一応熱対策をしてみた。


背面パネルにアルミ板を張り付け、IRLML2060部分を盛り上げて接触させる方法。
これで熱対策は万全!?

アルミを張り付けたことでトロイダルコイルに悪影響が出ないか気になったが、使ってみている感覚からは特に問題はなさそう。

成績優秀につきこれでPAのトランジスタ選びは終わってしまいそう。
アリエクからFDT86256がもうすぐ届くのだが、出番なく部品箱いきか・・・


2パラにしました。ハイバンドでも問題なし。

2026/8/16追加


通常運用では問題なかったのだが・・・・・
たまに間違えて18MHzで送信してしまうことがあり。。。

すると。。

あっという間にショートモードで破損。
保護用の47VツエナーをDS間に入れていてもだ(-_-;)

おそらく電流が流れすぎてPD損失を超えているものと思う。
25℃だと1.25Wだが70℃だと0.8Wになってしまう。

Cissが気になるが2パラにしてみた。



ClassicBand
2乗電圧計10dB ATT
消費電流(mA)
PA Bias Max
10050
BandkHzIRML2060x2WIRML2060x2W
3.535607.50648mA7.20
770306.29573mA5.65
14140605.85495mA4.87
21210605.83530mA4.98
2828060O.C.P 730mA7.05714mA4.79

PABiasMaxが100だと電流が流れすぎるので50に抑えて使ってみることにする。
それでも、ハイバンドで5Wに少し届かないくらいの出力があり頑張っている。

運用電圧は12vで。これは、IRLML2060のon抵抗が他よりも低いためか。。。?

これはいい!!
実験でだいぶ壊してしまったので、また仕入れておこうかな。。
FDT86256よりも成績がよさそうな感じ。