I2S ES9038q2mにIVC
LANケーブルを使ってraspberryPiとES9038q2mをI2S接続しているDACがあります。ES9038q2mから電流出力を取り出します
極性がわからないのですが、差動合成につながるパターンをみてあたりをつけます。レギュレータにつながる電解コンデンサを交換
もともとの差動合成の部分に二階建てでIVCボードを設置したいので、レギュレータの電解コンデンサをチップセラミックの47μF16Vに交換して高さを低くしました。ただ、電源部が555を使ったチャージポンプ方式なのでグランドがIVCとES9038q2mとで分離できません。なので、I/V変換後の出力にオフセットがでることになります。
その後の差動合成でオフセット分はキャンセルされるので最終的にはオフセットは出ないはずなのですが・・・・・
RCA出力部オフセット
Rチャンネル:+4.7mV
Lチャンネル:-9.0mV
となってしまいました。10mV以下なので、まぁ許せる範囲とは思いますが気持ち悪いのでLチャンネルのオフセットを少なくします。
それには
I/V変換抵抗である820Ωを選別します。実測して同じ抵抗値のものを使います。
”実際に外して測ってみると、抵抗値が約4Ω程度異なっていました(Lチャンネル)”
これを選別して値をあわせることによりオフセットがなくなるはずです。
最終的なオフセット
チャージポンプの最適化
レイアウト
出力特性
さてさて、先のES9018k2mではIVCにトランス電源を使いDAC部とグランドは分離でした。それに対して今回はチャージポンプを使ったスイッチング電源でDAC部とのグランドも共通です。かなり不利な状態だと思いますが・・・・・