2022年3月27日日曜日

CPUのC6ステートとは・・・

MSI FM2-A75IA-E53でハマったところ

Linuxを検証用にインストールしたのですが・・・・
思わぬところでハマりまくりました。

ここのところ、パソコンはずっとシャットダウンしない使い方に慣れてしまっています。
普段はスリープさせておいて、使いたい時だけ復帰させる。
ほっといても自動的にスリープになる。
そんな使い方です。

当然、Linuxでも同じで、スリープさせて使いたいのですが。。。。
スリープ(サスペンド)させると、再起動になってしまう。
これは、まずい・・・・・

ということで、いろいろ弄っていたのですが、一向に解決しない。
そもそも、このマザーボードのBIOS設定の画面が、かなり’アレ’なのである。
わかりずらい、というか、なんでこんな画面構成にした的な(笑)


かなり変態的な設定画面。
あちこち弄ったのだが、まったく改善されず・・・あきらめかけていた時に
ふと、CPUステート’C6’をenable,disnableの項目を見つけた。

ここを、C6ステートを非対応;disnableにすると。。。。
スリープモードに入れた!!

で、C6ステートとはなんぞや・・・いまさらかい と検索すると

Windows10のCPU省電力設定(BIOSとOSの関係は?) | Rue Chris https://ameblo.jp/rue-chris/entry-12377102877.html


ということらしい。。。
こりゃ、メモリとの相性がありまくりそうだ・・・・

とりあえず、うちの環境だと相性が悪いようで・・・
C6ステートをdisnableしてやっと希望通りの動作となったというわけ

PCはわからない・・・・

設定前は、ubuntu20.01 LTE ですらインストール途中で再起動ループに陥ってたので、こりゃなんか設定があるなと思ったわけ。。。


スリープすると電源LEDが点滅になる。


メモリは4GB:12600、2GB:10800の混在
ストレージは当初PCIeにNVMeのSSDにしようとしたのだけれど、認識してくれなかった。
なので、あまりものの2.5インチHDDを起動ドライブにしている。

無線Lanはオンボードなのは良いんだけれども、5GHz帯には非対応なのがちょっと残念
bluetoothもついているので、マウスとキーボードは無線で行けそう。

動作が落ち着いたら職場に持っていく予定。
職場の個人PCはcore2duoなmacminiにkona-linux5 32bit を入れているが、vivaldiも同期に非対応になってしまい使い続けるにはさすがにちと厳しい。
macminiは筐体が小さくて気に入っているので、今後筐体だけ再利用できる道を考える。

覚書:ssh で鍵認証



SSH公開鍵認証で接続するまで - Qiita
https://qiita.com/kazokmr/items/754169cfa996b24fcbf5

これは簡単だ。。。使わせてもらおう!!

2022年3月26日土曜日

miniITXの簡易包装(MDFボード2枚で挟んでケース代わりに)

miniITXケースをでっち上げる(笑)

使うのはこれ・・・・

ダイソーのデザインボードと呼ばれるもの、大きさは30×40cmとなるものを半分に切ってまな板状のボード2枚でマザーボードを挟んで止めてできあがり。

パネルは0.5mmアルミ板を曲げて急ごしらえ(笑)

できあがりはこんな感じ




フロント以外はフルオープン状態ですが・・・・これの良いところは


こんなふうにテーブルの裏側にひっつけるのに好都合です。

使ったマザーボードはMSI製のminiITXが〇〇オフにお安くあったのでつい買ってしまったもの。でも、安く買ったのはいいんだけれど、CPUがAMDのもので、手持ちがない。。。

こちらもヤフオクで手に入れることに・・・・トータルになると安くないかも^^;

それもあって、ケースはお安く使いやすくということで・・・・



FM2-A75IA-E53



AMD A10 6700(AD67000KA44HL)


CPUはTDPを意識して65Wのタイプを選びました。あんまりあちいのは電源もしっかりしないといけないので、この辺がいい塩梅かなと思い。


マザボと現物合わせでネジ穴を空け


メモリは、そのへんに転がっていたものを装着。。。幅はスペーサーの関係とファンの上部の空きを考慮して8cmとした。


それに合わせて、アルミ板を3センチののりしろを作って曲げ加工。0.5mm厚しかないので、カッターで3,4回傷をつけただけで、すっぱりきれいに曲げられます。ここで調整しようとして曲げたり伸ばしたりしないこと・・・千切れてしまいます^^;

スイッチは、これも余っていたモーメントプッシュスイッチ。実は前に間違って買ったもの。



電源が入ると白色に光るLED付き!アンプの電源スイッチはラッチングじゃないとだめだけど、パソコンの電源スイッチはモーメントタイプなのであって良かったって今頃おもた。

そしてとりあえず動作確認のつもりで入れた

Linuxはkona-linux 6


背景画面が美しいのは、昔から・・・

なので、ちょっと不具合があっても、使い続けたくなる。

Kona-Linux

6.0 - Google ドライブ

https://drive.google.com/drive/folders/1SemIGxvRHVhbkKpttzGxgSz_guM8-v_D

なんだか、ダウンロードページがGoogleドライブになっているみたい。

なかなか、ここにたどり着けなかったので覚書

2022年3月22日火曜日

LA1600アナログチューニング中波ラジオ

やっぱり、セグメントLED表示の中波ラジオが忘れられなくて
もう一度ブレッドボードでLA1600の回路を組んでみました。

過去記事はこちら
周波数表示はセグメントLEDをつかったもの
信号強度表示もセグメントLEDの電圧計です。

このバーニアダイヤルを使ってバリコンでの選局って、いいなって思います。
思いっきりアナログですが、チューニングの楽しさがあります。


周波数は810kHz、信号強度は0.83.やぱしこの表示が良い。。。

うしろにちょこっと見えるのはアンテナカプラです。
バーアンテナだけではちょっと感度不足なので、プリアンプを入れています。


プリアンプ出力はカプラを通してLA1600のバーアンテナに結合させています。

なかなか、うまい具合に信号を入力できています。今のところ感度をあげてもラジオ側で飽和しているような感じはありません。

LA1600、アナログIC。。。の前近代的なラジオ・・・
面白いです。製作者の年齢や嗜好がもろでてますなぁ(笑)


プリアンプはaliexpressでてにいれた、あやしいICを使ったものです。
ICの型番をしらべようとして目を凝らしてみましたが、どうにも印刷がみえません。というか印刷されていない!?
というわけで、素性はわかりかねますが、一応ちゃんと仕事はしているようです。
(ゲインを最大にすると発振してしましますが・・・・・)


2022年3月20日日曜日

5Vアナログ電源アダプタ

アナログ回路を使っていると、5vなんだけどスイッチング電源じゃなくてアナログ電源が必要な時が出てくる。

電池でもいいのですが、トランス式のアダプタが転がっているのでそれを活用することにした。

そして、3端子レギュレータも部品箱に転がっている(余っている)LM317Tを使うことにした。
LM317は可変電圧型なので抵抗の組み合わせで電圧を指定する。

LM317 出力電圧設定抵抗の計算 http://www.jg2ivo.com/keisan/lm317/index.html

どうやら出力電圧を5.1Vにするとちょうど手持ちの抵抗値にあった形になった。
なので、R1:220Ω、R2:680Ωで行くことにした。

適当なケースにでも入れればいいんだろうとは思うのだが…
なかなか、小さいケースはない
なので、ヒートシンク(これも使い道がなかったやつ)にUSBメスを固定して、裏側にレギュレータや抵抗、コンデンサを空中配線した。



そして、表側!?は


こんな感じに・・・・
リファレンスでは、保護用のダイオードを入れることになっているけど・・・省略
C2も省略・・・・・
出力コンデンサは22μFとした。

おかげでとてもコンパクトにまとまった。


USBから電源を取るスピーカー用につないでみた。
全く発熱もなくいい感じ。まぁほとんど電流流してないから・・・・

使用目的は、SDRの周波数コンバータの電源もminiUSBでの接続になっているので、それ用の電源として使ってみるつもりで作ったもの。。
ノイズの低減に・・・・
効力を発揮してくれることと思う(^^♪


2022年3月10日木曜日

中波用RFアンプ

RFアンプの利得


利得調整用の500Ω半固定は中心付近(250Ω)
SG出力とRFアンプ入力間に-20dbのアッテネッター挿入

1200kHz付近




アッテネッター:-20db
入力:-68.89dbV
出力:-54.40dbV
利得:20+(68.89-54.40)≒34.5db

2000kHz付近

アッテネッター:-20db
入力:-70.68dbV
出力:-64.30dbV
利得:≒26.4db
1200kHz付近よりも利得が下がっています。2SA1015のfTがIc10mAで300MHz程度ですから、-6db/OctでhFEの減衰が始まっているためと思います。

500kHz付近

アッテネッター:-20db
入力:-68.96dbV
出力:-61.80dbV
利得:≒27.2db
ここも1200kHz付近と比べると利得が少ないですねぇ。たぶん出力トランスのインダクタンスのせいだと思います。FT50-77の8回巻にしましたが、中波用途限定ならばFT50ー75にしても良かったのかもしれません。

これらの測定は、当初入力側と出力側にオシロスコープのCH1、CH2をそれぞれ繋いで一つの画面に同時に描画させようとしました。
ですが、半固定抵抗を利得を上げる方向に回したら、まわし切ったところで、800kHz付近で発振してしまいました。(しかも片チャンネルしか半固定抵抗回しても反応しない・・・・)その時の出力は6V(;´∀`)
考えてみたらオシロスコープのCH1、2のGNDは共通なので・・・・
発振したのはアレですが、片チャンネルしか反応がないのは、GNDが共通でショートされているのであたりまえですねぇ。。。。焦りました。。。


Nul調整

アンテナをつないだまま、放送局を受信しつつ入力をショートして半固定抵抗を回します。信号が一番弱くなる場所が同相信号が相殺されるポイントになります。

Sメータ付きのラジオであればこのポイントは明確にわかりますが、、RSSIを表示させるようなSDRラジオでは、難しいです。なので耳できいていちばん雑音が大きくなるところ(信号が弱いところ)がNulポイントとなるようです。


使用感

利得が30db前後あるのがはっきりわかります。聴感上のS/Nがあがり聞き易くなりました。でも、利得を欲張ると、ラジオの入力側が飽和します。すると全体的にノイジーでとても聞けない状態になりました。
半固定抵抗は中央以下で使うのがよろしいようです。この全体的にノイジーになるのはもしかしたらRFアンプの発振かもしれないと思って今回オシロスコープでみてみたのがきっかけでしたがきちんと期待通りに動いているようで安心しました。

今後

このRFアンプの箱入れはどうしましょうか・・・。当初アンテナの近くにボックスに入れて使うのを想定して作りましたが、低インピーダンス入力ということで特にアンテナの近くにに設置しなければならないこともないようです。
ということは、ラジオの中に組み込んでしまうことも可能なわけで・・・・

さて、どうしましょうか
楽しみが増えました(^^♪

追記2022/03/15

どうも、20~30dbではゲインがありすぎの様です。
ラジオの入力が飽和しているためか、ノイズが混じります。
なので、半固定抵抗はほとんど最大抵抗値(最低Gain)で使っています。
これで、近くに大出力の放送局があったら、全く使い物にならないアンプになっていたかもしれないな。幸いここは1kWの局の地域だから助かっているだけで・・・・

2022年3月5日土曜日

中波受信用アンテナの実験 :NCPL その3 RFアンプ

もう少し利得が欲しい

先のゲート接地の差動アンプではほとんど利得がありませんでした。

なので、それなりに効果はあったのですがなんとなく物足りなかったのでもう少し利得をかさ上げしてみようと思いました。

あちこち参考にしてみると、なかなか部品点数が多くて・・・面倒・・・・

ということで、回路図を眺めていると・・・・

ん、ゲート接地の後にPNPトランジスタ持ってくれば簡単に済むんじゃぁないかと思いつきました。

で、試してみたのがこの回路です。※3/8追記:後にこの回路の欠点に気づきます・・

PNPトランジスタは構造上早いスピードで動作させるのが困難なんだそうです。なのでftはNPNトランジスタほど稼げません。
どうりでRFアンプの作例は2SCばかりでPNPを使ったものは皆無だったわけです。PNPを使えば回路構成が楽なのに、なぜNPNばかり使うんだろうと不思議だったのが納得です。。。。

なので、今回のRFアンプは中波帯までということになります。自分の目的は中波民間放送を聞き易くするために作ったものなので、この回路が使えるということになります。


出力トランスはFT50-77 AL:1100を使ってトリファイラ巻としました。巻き数は8回、本当はここは7回なのですが、中波帯で主に使うことと、なんとなく・・・8回(70μH)にしてしまいました。

抵抗の隣の電圧数値は抵抗両端の電圧実測値です。

初段の2SK544Eのドレイン負荷抵抗2kΩ両端が3.4V程度ですので、IDは1.7mAとなりますね。この値はソースに繋がれた68Ωによって決まります。定電流なので電源電圧が変わっても変わりません。なので、この3.4Vを次段の2SA1015Yのバイアス電圧にします。

2SA1015のVBEは約0.7Vでした。なのでエミッタに繋がれた390Ω両端には3.4-0.7=2.7V程度と決まります。するとICは約6.9mAとなります。

利得の調整と同相(ノイズ)キャンセルは500Ωの半固定抵抗の値で調整します。0Ωに近づければ交流的にはREの負帰還が減り、利得が増すわけですね。。。

ベースに入れてある10Ωは発振防止用です。他には高周波で発振対策を特に入れていません。なので、2SA1015Y以外のもっと特性のよいトランジスタを使ったりすると発振してしまうかもしれません。自分は主に中波用としてこのアンプを使うのであまりftの高いトランジスタを選びませんでした。しかもYランクですからhfeも控えめです。

なにかのページで見かけたのですが、常用周波数はft/hfe程度までにしておくとよいらしいです。本回路ではIC≒7mAなのでft≒300Mhzといったところ、するとft/hfeは1.5となり常用周波数は1500kHz程度までとなりますね。まぁ中波帯ならギリギリOkってとこでしょうか!?

いつものユニバーサル基板に組み立てます。なるばく小さめに作りたかったのでチップ部品を多用しました。なので秋月のC基板の1/3程度の大きさに収めることができました。


チップ部品は裏側に・・・

全消費電流は(LEDの分も含めて)約18mAでした。

初段がゲート接地アンプですので、入力抵抗は低く非同調形のループアンテナ用です。
MLA(マグネチックループアンテナ)やNCPL(いわゆるYouLoopアンテナ)は電流出力なのでインピーダンスが非常に低い。。。。それに対応するために初段でインピーダンス変換を行います。その後トランジスタで利得を稼いでいます。

ΔLoop7のような形式のアンテナシステムではループアンテナを同調させて使うので、同調した周波数ではインピーダンス高くなり電圧出力形式となります。なので、FET入力など入力抵抗の高い差動アンプを使うことになります。これは、アンテナとアンテナアンプはごく近いところに設置しないといけない・・・ことを意味します。

・・・ということを今回の工作を通して、なんとなくわかりました。。。

まだまだ、全然わかっていないので勉強しなくてはいけませんねぇ


LA1600を使ったアナログラジオのSメーターで確認すると・・・・

写真は日中のYBS山形放送です。。かなり効いているようです(^▽^)/

耳で聴いても、あきらかにノイズレベルが下がってシグナルレベルが上がり、聞き易くなりました。。。


アンテナはこんなものも試してみました。

約2.5mの2線ワイヤ(電源ケーブルともいう)を2回巻にしたものを使っています。2.5x4なので総長10mですか・・・

このように単純にLoopしただけのものでも、アンプの同相信号キャンセルによって十分に低ノイズに使えるようです。

そうそう、最近、こんなものを手に入れました。


アンテナの特性をちゃんと計測して確認したいものですが・・・・・

ネットワークアナライザ・・・なかなか、理解が難しそう・・・・。

しばらく放置かな(-_-;)