2021年4月18日日曜日

TDA7297アンプを作る Part3:ノイズフィルタ作成

スイッチング電源のノイズフィルタ

LCフィルタの定数
  • インダクタ:1.5mH程度
  • コンデンサ:22uF

で計算すると


となります。スイッチングノイズが60kHz付近にまとまってありましたので、その部分をみると約ー70dbの減衰量となっており十分と思われます。

前段にフェライトビーズを入れてEMCの除去を期待しますが、手持ちのものの最大電流容量が1500mAと少ないので2個並列で使うことにします。

回路図

フェライトビーズとLCで2段構成としましょうか。


使用部品

フェライトビーズ

参考・定格表

電流容量が1500mAがMaxですので、今回はふたつを並列にして3A対応とします。

インダクタ

アミドンFT50-75に0.55mmのUAEを25回巻

インダクタンス

1.73mH(0.6Ω)となった

と、いきなり完成基板です。部品はチップ部品を主に使ったので見た目はスカスカですねぇ。(笑)

この基板に、アルミ電解コンデンサも載せられそうですが、680uF,25V品なら6ケ!
今後どうなるかまだ未計画なので実装しないでおくことにします。

特性の実測

フィルタがちゃんと機能しているか確かめます。
まずは、フィルタを通さない素のままの・・・

60kHz付近のノイズが目立ちます。約6mV近くまでノイズがあるようにみえます。

ノイズフィルタを通すと・・・・・・
効いているようです。
スパイク状の出っ張りがかなり小さくなっています。





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