2021年9月23日木曜日

CSPPという選択肢 ⑪ 小出力パワーアンプ

パワーアンプ・・小出力CSPPアンプ その2

前回は1つのチャンネルだけ作ってみてきちんと動作するか等を確認しました。

電源ONからトランジスタが安定するまでにアイドル電流が200mA程度増えますが、オフセットはおおむね±10mA以内で収まっています。電源電圧が10V程度のACアダプタでの結果なのでもしかしたら電圧を上げると不具合が出るかもしれませんが、その時はその時考えることにします。

ということで、もう1つのチャンネルを組み立てました。

前回も使った配線図です。かなりよれよれになってしまっていました。
一応使えるのでそのままこれを見ながら作ります。
今度は、はんだ不良がないように気を付けて作成。

おかげで、一発動作でした。。。
よかった(^▽^)/

周波数特性を調べてみました。
ファンクションジェネレーターそのものの特性が1Mhz程度までを想定して作ったものなので高い周波数のあたりはあてにならないのですが、傾向を知るということで・・・


入力で1.2mAのオフセット電流が必要なので、ブレッドボードに定電流回路を組んで、そこにファンクションジェネレーターの入力を加えました。

赤線が今回作った分、1Mhzあたりは素直に落ちていますね。
青線は最初に作ったほうです。高域であばれているのは当初4Mhz付近のsine波がみられ発振しているとおもたので、2SA1908のベースにチップインダクターを挿入してあります。
これは100Mhzあたりで330Ωくらいのインピーダンスを持つもので上下に暴れているのはたぶんそのせいだと思います。外しておくことにします。

さてさて、動作確認もできたことですし、いよいよ音出しできるくらいには組み上げたいところです。
自分の作るアンプの中では一番の重量級。どうやって音出ししようかな。
楽しみながら悩むことにします。

2021/09/26追記

矩形波応答

1kHz



10kHz



10kHz0.056μF



10kHz0.1μF


容量負荷でリンギングみられるが、発振には至らず特に問題はないようだ。

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