2024年6月3日月曜日

TDA1083ラジオICを使ったシングルスーパーCW受信機の実験 11 ケースに入れる

 ケーシング

まだまだ改善の余地は残されているが、バラックのままだといずればらしてしまうので、ここいらでなにかしらのケースにいれる。

ケースは買っておいたYM200、これお気に入りだったCBL200と全く同じ大きさ。200x150x40mm



パワポで作図したように穴あけしていく


このパワポを使った方式、だいぶ慣れてきた。


うまいこと、できた。最近角穴よりも丸穴がうまく開けられない。どうしても中心からずれる。やすりで修正することが多い。

内部配置は、こんな感じ

生基盤はたまごラグを半田してねじ止め
途中、世羅多フィルタが入らなくなり縦に変更


ほぼ出来上がり。



これで動作チェックするが・・・・・


信号が極端に弱い・・・・S9がS1に・・・・

あせりました。これ、まぁ何かしらおきるのが自作の醍醐味ともいわれているが、最初はへこみマス。なにせベンチ台では動いていたのだから・・・・

ベンチ台から移すにあたって変更したのは、過入力保護用ダイオードをユニバーサル基板の空き地に移したぐらい。あとは配線をやり直した。基板をケースにねじ止めした。ぐらい。

まず、変えたところ保護用ダイオード。ショートしてるかもと思い。テスタで導通を計る。ぴーっという音が聞こえる。これテスタの導通試験。あ、やっぱりここだ!見つけた。と思ったのもつかの間。FCZコイルの2次側に直接つながっていることを思い出す。導通があって当たり前。

次はジャンパ配線のチェック。グランド側がきちんとグランド側になるようにピンにさしてあるか。これも間違えると困るのでマーキングをしておいたおかげで大丈夫。

途方に暮れていると、世羅多フィルターのHOT側をケースにねじ止めしてあることに気が付く。あれま。これだわ、感度が出ないの当たり前だよね。(;^_^A
ケースに止めるのはグランド側だけにして再チェック。ふぅ良かった。ちゃんとtinySAからの信号を受け取って増幅している。テストはー73db(S9)で行っている。ベンチ台で調整したときに、ラジケータのレッドゾーンすこし超えぐらいのところがS9ラインとしていた。


S9の表示位置がベンチ台の時より低い

ベンチ台の時はー73dbを入力するとレッドラインを超えたところに針があった。でもケーシングしたら、レッドの少し手前に落ちている。

IFTコアを再調整、FCZコアも再調整。

治らない。というかかえって低くなった(;^_^A

切削屑がどこかをショートさせていないか、全部外して掃除して組みなおす。

治った。と思ったらしばらくしてまた同じ症状。なにげにケースをたたくと回復する。ということは接触不良。あちこち触ってみたが特に変化なし・・・

とするとあるいはVFOが不安定?
一番いやなパターンだわ。VFOの周りに金属が増えたので負荷が増えているのも事実なので。でもその割にはカウンタの表示は正常。

一応。シールドケースを外して様子をみてみた。しばらくすると再発。やっぱりここじゃないみたい。(シールドケースを外すと上蓋を開け示しただけで5kHz以上動く、しかもケースの上に手をおくと数十HzのQRHがある)

もとにもどして、もういちど基板上のあちこちを触ってみる。おっICを触るとSが変わる?!ここか、と思い抜き差しをしてみたが変わらない。

ふとRF増幅2SK241の負荷となっているFCZコイルをこじると、感度が戻った。

おぉ、ここだよここ。コイル類はプラグイン形式にしていたので、受けはピンソケットにしてある。どうやらFCZコイルの足が微妙にコンタクトしない場所があるようだ。

とりあえず、半田メッキして気持ち足を太くしてみた。差し込むのに力がいるようになった。が、今のところ感度低下は再発していない。

VFOのシールドとケースのおかげでアナログVFOだがQRHは十分実用レベルに収まっている。これで交信を楽しんでみることにする。

チューニング用のダイアルをぎりぎりの40mmとしたため、選局操作がやりやすくなった。

そのあおりを受けてRF,AFボリュームにアクセスしずらくなった(;^_^A




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