2024年6月1日土曜日

TDA1083ラジオICを使ったシングルスーパーCW受信機の実験 10 強信号での歪

 入力dbmとAGC電圧

S9+10dBのような大きな信号が入ったときにCWトーンが歪む。

AGCが追い付いていない感じがするのでデータとして残しておくことにする。

上部2kΩ(50Ω)が世羅多フィルターの負荷抵抗となる

普通にラジオを作る場合、ここには455kHzのセラミックフィルタが入る。そうるすと負荷抵抗は2kΩのことが多いのでその値になっている。世羅多フィルターは50Ωで設計されているのでここを50Ω程度にする必要がある!?

負荷REGは世羅多フィルターの負荷とした抵抗値
歪は歪始めたときのRF入力dbm値

2kΩに62Ωをパラで接続して合成抵抗60ΩにしてRF入力値とAGC電圧の変化、歪の具合をみた。歪はじめは-63dbmとS9+10dBあたりになったが、AGC電圧の変化量もS1ーS9+10dB=0.74から0.654と減った。

根本的には解決していない。IFTの1次側巻き数が1-2:118T,2-3:48Tと中点からではないためAGC回路へ十分なIF電圧が供給されないためではないかと想像している。

いずれ7mm角のIFTをひとつ壊して巻きなおしてみようかとも思っている。



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