2024年6月11日火曜日

TDA1083ラジオICを使ったシングルスーパーCW受信機の実験 今後の予定など

 TDA1083ラジオIC、CW受信機の実験

このICを使おうと思ったきっかけになった書籍


p92~

記事の中に中間周波数の信号を取り出せ、SSBとかに応用可能との記載を見つけて。記事は中波ラジオとしてだが、なかなか面白そうなICだと思い実験してみることにした。

ふと、気が付いたらデータシートにこんな回路が載ってました。おそらく市民バンドの受信機のようです。27Mhzでも十分使えるんだね。

データシートより

本機の回路図




実際の交信に使ってみて



受信時、FT891Mとアンテナ分配をして同時に聞き比べているが、感度的には問題ないレベル。フィルターの切れはさすがに891のデジタルフィルターには遠く及ばない。体感的には~1kHzフィルタを使った時と同等な感じ。比較的頑張ってる。ただし、近くに強力な局(+20dbを超えるような)が出てくるとAGCで信号が抑圧されてしまう。信号がとぎれとぎれに。。。これはいただけない。符号が取れなくなってしまう。

シングルスーパーなのでイメージ混信や通り抜けが懸念されるが、RF段を設けて入出力のコイルのQを高く保ち、バンドバスの機能をもたせ、RFゲインを抑える事で安定化したのが良かったのか、夜などでも今のところ放送局等のイメージ混信はないようだ。

※注 インピーダンスが高い分RF段のゲインは、欲張ると7MHz基本波で発振する(;^_^A


今後必要と思われる機能リスト

とりあえず、外部VFOから1.5D2Vを使いTDA1083まで繋げた。それに伴い7MhzRFが乗る配線を1.5D2Vにした。(発振までのマージンが少し増した。RF使うところはシールドがあたりまえなのだと思うがやってなかったので)


切り替え時はどうするかは思案中

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