TDA1083ラジオIC、CW受信機の実験
このICを使おうと思ったきっかけになった書籍
記事の中に中間周波数の信号を取り出せ、SSBとかに応用可能との記載を見つけて。記事は中波ラジオとしてだが、なかなか面白そうなICだと思い実験してみることにした。
- TDA1083ラジオICを使ったシングルスーパーCW受信機の実験 1
- TDA1083ラジオICを使ったシングルスーパーCW受信機の実験 2 リング検波
- TDA1083ラジオICを使ったシングルスーパーCW受信機の実験 3 世羅多フィルター分の損失補填
- TDA1083ラジオICを使ったシングルスーパーCW受信機の実験 4 ユニバーサル基板に組む
- TDA1083ラジオICを使ったシングルスーパーCW受信機の実験 5 TDA1083の455kHzIF出力トランス
- TDA1083ラジオICを使ったシングルスーパーCW受信機の実験 6 TDA1083の455kHzIF出力トランス2
- TDA1083ラジオICを使ったシングルスーパーCW受信機の実験 7 現在の回路図
- TDA1083ラジオICを使ったシングルスーパーCW受信機の実験 8 Sメータ回路
- TDA1083ラジオICを使ったシングルスーパーCW受信機の実験 9 回路決定
- TDA1083ラジオICを使ったシングルスーパーCW受信機の実験 10 強信号での歪
- TDA1083ラジオICを使ったシングルスーパーCW受信機の実験 11 ケースに入れる
- TDA1083ラジオICを使ったシングルスーパーCW受信機の実験 12 異常発振解決!?
ふと、気が付いたらデータシートにこんな回路が載ってました。おそらく市民バンドの受信機のようです。27Mhzでも十分使えるんだね。
データシートより
本機の回路図
実際の交信に使ってみて
受信時、FT891Mとアンテナ分配をして同時に聞き比べているが、感度的には問題ないレベル。フィルターの切れはさすがに891のデジタルフィルターには遠く及ばない。体感的には~1kHzフィルタを使った時と同等な感じ。比較的頑張ってる。ただし、近くに強力な局(+20dbを超えるような)が出てくるとAGCで信号が抑圧されてしまう。信号がとぎれとぎれに。。。これはいただけない。符号が取れなくなってしまう。
シングルスーパーなのでイメージ混信や通り抜けが懸念されるが、RF段を設けて入出力のコイルのQを高く保ち、バンドバスの機能をもたせ、RFゲインを抑える事で安定化したのが良かったのか、夜などでも今のところ放送局等のイメージ混信はないようだ。
※注 インピーダンスが高い分RF段のゲインは、欲張ると7MHz基本波で発振する(;^_^A
今後必要と思われる機能リスト
- 外部VFO入力端子、切り替えスイッチ
- 自作TXと組み合わせて使うときにTXのDDSからVFOをもらう
- 700Hzオーディオピークフィルタ設置
混信対策、ON,OFFができること - 16850バッテリ充電機能
ケースの蓋がねじ止めなので外部から内蔵電池に充電できると便利 - 電池交換時期お知らせ
電圧が6.5V(実測6.43V)程度を下回ると先に周波数カウンタのLEDが暗くなるのでまぁわかるっちゃそうなんだけど・・・
とりあえず、外部VFOから1.5D2Vを使いTDA1083まで繋げた。それに伴い7MhzRFが乗る配線を1.5D2Vにした。(発振までのマージンが少し増した。RF使うところはシールドがあたりまえなのだと思うがやってなかったので)
切り替え時はどうするかは思案中
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