2024年5月27日月曜日

TDA1083ラジオICを使ったシングルスーパーCW受信機の実験 4 ユニバーサル基板に組む

 TDA1083をユニバーサル基板に組む

いままでブレッドボードの上で実験した来たが、なにか接触不良的な事象が続いていてまともに評価できなくなってきている。それで、おおよそ回路も決まってきたようなのでTDA1083と主要な周辺部品をユニバーサル基板に組んでみることにした。

IFTは7mm角のものを使用。FCZコイル代替品も7mm角。交換しつつ実験したいので丸ピンソケットにして交換可能とした。




TDA1803の周りの部品だけなのでC基板に収まった。このほかにVFO,IF世羅多フィルター,BFO基板がある。いずれSi5351を使ったVFOとか、送信機のVFOを流用してトランシーバとしての動作とか、試してみたい。


なるべくアース領域を多くとりたいので、GNDは銅箔テープで補強。

細かい作業なのだけれども、考えながら配線していくのって楽しい。あっという間に一日が終わってしまう。

配線が終わって確認。

案の定途中で変更したところでミス発見。修正して電源をつなぐ前に暫く熟成させることに。


動作検証

テスタでICピンに所定の電圧が来ているか、ICピンからGND,VCCへの抵抗値は妥当かなどを確認した後で、まずはオーディオ出力段がきちんと動くか確かめた。

  • 9ピンにピンセットで触ると、ハムノイズが入る。ここはOK
  • 次は出力IFTだけ装着してIF入力から442kHzを入力してIFToutに出力が出るか確認
    NG。
  • ICに電源が供給されていないためかと思い(黄色IFTはVCCに接続)IFTをつけてみる
    ここでもNG。何か変です。AGC電圧は1.2V(入力のありなしにかかわらず)
ブレッドボードで組んだ時にはこの時点で出力あった。
ちょっと原因がわからないのでとりあえずすべてIFT,RFコイルをいれてから考える。

  • くみ上げ後。IF入力に-57dbmをいれると出力がでた。
    ほっとしたわ(;^_^A

どうやら配線は間違っていなかった。途中のチェックでなぜ出力がなかったのかは謎だが、とりあえずこのまま進めることにする


世羅多フィルターの損失分が気になるが、まずはプレーンな状態で試してみてそれでも利得が足りないようならば追加することを考える。


ベンチ台に載せて実験中・・・・


外部VFOと内部VFOの切替(TDA1083CW受信機)

 外部VFOと内部VFOの切替 をするためにスイッチを設けた。外部VFOの時は内部VFOの電源供給を止める。内部VFOの時は外部からの接続を切るため。 こうすることで、スプリット運用の時も素早くVFOを切り替えられる。実際、運用しているときに500Hzも離れたところから呼んでいる...