2024年5月27日月曜日

TDA1083ラジオICを使ったシングルスーパーCW受信機の実験 6 TDA1083の455kHzIF出力トランス2

 TDA1083の455kHzIF出力トランス

IFT出力に中波ラジオ用のIFTを流用している。オリジナルは一時側の中点からVCCを供給する仕様


TDA1083のデータシートを確認すると


該当のIFはL16となっており巻き数は72+72の指定。同調コンデンサは330//330pF。
浮遊容量を10pFとすると340pF//340pFとなる。


340pFで442kHzに同調させるインダクタンスは380uH。これをIFキットで作る場合の巻き数は約110回程度なので全体としては220回、となると0.08mmのUEWでは巻ききれない。


いや、まてよ、IFT1次側全体で共振させるとすると??
もし220pFを同調コンデンサとした場合。必要な巻き数は130回程度と現実的な回数になるよね。それの中点だと65回で中点なのでデータシートの70回/70回巻きとの乖離も少ない。
よくわからない。

しかし、ですよ。そもそも、IFTキットは10mm角のものでした。ユニバーサル基板で使っているのは7mm角のもの、コイルを巻いても取り付けられません。この実験はブレボですべきでした。


TDA1083受信機のVFOとして送信機から局発信号をもらう

 送信機のDDSを受信機のVFOに供する 送信機のVFOはAD9850のDDS。プログラムで送信時以外は443kHz高い周波数を出力させている。それをTDA1083の局発として注入 DDSの出力は-6dbm(50Ω負荷で計測)、TDA1083にのアナログVFOの出力は-11.5d...