2024年5月14日火曜日

RTL-SDRダイレクトサンプリング トランスの違いによる感度差

トランスの違いによる感度差

以前改造しダイレクトサンプリングとしたRTLーSDRのトランスについて

RTL-SDRダイレクトサンプリングのマッチングトランス1

RTL-SDRダイレクトサンプリングのマッチングトランス2 

体感上は差がなかったのですが・・・・今回、TinySAもあることですしちょっと計測してみました。


感度を相対的にみるのにHDSDRのSメータを使って比較してみた。

発振器はTinySAを使い外付けATTは-50db

999kHzで無変調

その時のHDSDRのメーター読みで2つ分、1つあたり6dbなので12db分増えるのに必要な出力dbmを比較した。


999kHz HDSDR S Mater 2目盛:12dbでの必要dbm

使ったのは
  1. 比較対象:RTL-SDR.COM V3        -96dbm

  2. FB801-43 10turnトリファイラ -90dbm

    0.2mmのUEWをトリファイラ巻で10回,巻数比で10:20、インピーダンス比1:4

  3. FB801-43 10turn バイファイラ:一次側3turn    -93dbm
    0.1mmのUEWをバイファイラ巻で10回,これを2次側として一次側はバイファイラ巻の上に3回重ね巻とした。巻数比は3:20、インピーダンス比としては9:400(≒1:44)

結果は
  1. -96dbm
  2. -90dbm
  3. -93dbm
となった。
トランスの違いで感度が違う結果になった。以前試したときはよくわからなかったが、こうやって比較してみるとわかりやすい。

トランスの巻き方で3dbmの違いがでました。

3dbmだと電力で2倍の違いがあります。

ダイレクトサンプリングがはじめから備わっているRTL-SDR V3ドングルは、-96dbmと一番感度が良かったのですが、内部にLNAを持っているので、今回のDVB-Tドングルを改造したLNAなしのトランス直接入力のものがなかなか検討していることが印象的です。


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