2023年12月5日火曜日

FET MW radio を常用できるようにする1

自作派にとってはあまり喜べないことがあります。

どうやら中波放送が寂しくなるらしいのです。来年から試験停波がおこなわれ実証実験のあと本格的に放送がFM帯に移行になります。残るはNHKと秋田放送、北海道の2社のみとか・・・

中波ラジオは自作で遊べる面白い代表的な題材です。今のうちに実験して楽しんでおかないとですね。

さて、

ブレッドボードに組んでいたFET使用の中波ラジオ

が結構使えるやつで、面白いのです。
(この回路のアイディアを世の中に出してくれた丹羽 一夫 さんに敬意を表します)

なのでブレッドボードに組んだプロトタイプから、残しておくためにユニバーサル基板に載せ、ケーシングすることにしました。

3.3Vに安定化された電圧をシグナル表示と、周波数変換部、周波数カウンタ用のバッファ部分に供給するように変更しています。


これにより電池が少なくなってきたときでも周波数の変動が抑えられます。



IFTはユニバーサル基板に載りやすいように、サトー電気にあった7mmのIFTを使うことにしました。

OSCの仕様書 7mm_osc.pdf (dti.ne.jp)

IFTの仕様書  7mm_455_a.pdf (dti.ne.jp)


こっちはおそらくTopView。。。


ここで、はまったのですが、図をみると2-3にくらべ1-2の間で巻き数が少なく書いてあります。先に使っていた10mm角のIFTでは


でしたので、すっかり配置が違うのだろうと思いましたが、だまされました。

実際にインダクタメータで実測したところ、上記二つは同じ巻線仕様でした。つまり7mm角IFTはTopViewで、10mmIFTはBotomViewで表記してあったということ、紛らわしいですねこれ・・・

電圧計のところにはAmazonで安く手に入るデジタル表示の電圧計を3V以下も表示できるように3線式に改造して取り付けるか、100均などで売っている電池チェッカのメータを流用しようと思います。(シリーズに470Ωの抵抗をつなぎ2.5V印加でおおよそ80%スケールになります。)

シグナル表示は0から約2.5Vの範囲で表示されます。もっとも、表示は適当で同調が合えば高い数字が表示されるだけの目安です。

ということで、作り始めました。まず最初は、局発部分がきちんと動作することを確認するために、電源部分と局発そしてバッファを組み立てます。


実は、ここで問題発生です。3.3Vの電源ラインでショートがあります。電源をつなぐ前にテスタで一応確認するのですが、みごとに導通していました。
確認してよかったのです。
しかし、、、配線に間違いがないか何度も見直したのですが・・・、どこにも間違いがありません。さて、困った。。。。

と、ここで、OSCのIFTのケース部分を+側に落としているので、そことどこかがショートしているのではという思いに至り。。。。外してみました。

みごとショートが解除されました。ビンゴです。

とうことで、気を取り直し、金属ケースが基板から浮くように浅めに刺して半田をし直しました。

TinySAで局発レベルを確認

およそー20dbm(0.01mW)程度の出力となりました。

  • 985.4kHz -21.6dbm
  • 2102.8kHz -16.6dbm
  • 1460.6kHz -19.1dbm

きちんと動いているようです。安心しました。局発がきちんと動いていれば、あとは、そうそう失敗はしないでしょう。ということで、ユニバーサル基板に残りを一気に配線していきました。


こんな感じに出来上がりました。


バラックでとりあえず鳴らしてみる


調整してないので感度は低いのですが、ローカル局が聞こえてきました。

回路は間違っていないようです。安心しました。

次はケーシングです。。。

が悩ましいくて楽しい!?時間はまだまだ続きます。(笑)

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